Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

ジャケ買い3種

2007年12月29日 | ジャケ買い盤
1,Songs and Sound/Pat Dinizio (Velvet) 1LP 100円
スミザリーンズのパット・ディニジオ97年のファースト・ソロです。レニー・トリスターノのAtlantic盤をパクったジャケで以前から目をつけていたもの。そのLPには始めて遭遇、それも100円箱で。勿論、即小脇に抱えました。
50年~60年代のジャズLPからのパクリ・ジャケはご承知の通り数あって見つけるとついつい手がでます、本盤はジャケ裏の構成も当時のLPを模した作り。

スミザリーンズを彷彿とさせる親しみやすくクセになりそうなメロディ満載。コステロとかニック・ロウを思い浮かべます。サックスとフルートで70年代にはマイルス・ディヴィス・バンドにも在籍したソニー・フォーチュンの参加が面白いところ。基本的には隠し味的な参加ですが、2曲、本領発揮の吹っ切れないヘロヘロ・サックスが聴ける曲があります。

こちらがレニー・トリスターノの56年Atlantic盤
Tristano



2,Think like a Hero/Alias Ron Kavana (Chiswick) 1LP 100円
70年代から活動するアイリッシュ・フォークの人だというロン・カヴァナ氏。私はまったく知らなかった人。完璧なジャケ買い。

聴いてびっくり、1曲目こそアイリッシュ・フォークのインストですが、現コンゴ民主共和国(旧ザイール)のリンガラっぽい曲とかカントリー・ワルツとかその守備範囲の広さには目を見張りました。氏の塩辛いボーカル(声で瞬間思い浮かべたのはスプリングスティーン)も私好み。
ロンドンのパブで活動を続ける人とのことでその音楽性にも納得。裏パブ・ロックとでも云えそう。今後要チェックの人となりました。

Ron Kavana


3,ベイエリアの風/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース (Toshiba EMI) 1LP 100円
敢えて邦題を記したのは日本のみ付属の鈴木英人イラストのオーヴァー・カバーが付いていたから。82年のセカンドです、当時をご存知の方には懐かしいカバーですよね。
ヒューイが在籍していたクローバーが大好きだったのでそのリード・ボーカル(もう一人のボーカル、アレックス・コールはどうしているのでしょう?)のバンドということで注目したのを思い出します。

その後の「スポーツ」、85年の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主題歌「パワー・オブ・ラブ」で大ブレークしたのはご存知の通りですが、その頃には余りベタさ加減に付いていけなくなって行ったというのが正直なところでした。
ということで、懐かしさの余り手が出た一枚でした。

Huey2 Hhuey1

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