Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

British Rocks

2011年11月10日 | 60's,70's Rock
1,same/Sharks (MCA/Island) 1LP 300円
アンディ・フレイザーが2度目のフリー脱退後の72年にクリス・スペディング、ドラムスのマーティ・サイモンそしてボーカルのスニップス(スティーヴ・パーソンズ)と組んだバンド。その73年のファースト・アルバムがこれ。
ソロを殆んど聞かせない渋いギターに粘るベース、シャガレのど声のボーカル、泥臭くてブルージーで引きずるようなサウンド、当時はあまりの地味さに殆んど聴かないまま手放しましたが、今聴けばその渋さに惹かれまくり。再度買って正解でした。

Sharks

SHARKS - World Park Junkies


Sharks First Water







2,same/Benny Gallagher&Graham Lyle (Capitol) 1LP 100円
少し前にギャラガー&ライルの3rdをこちらで取上げましたが、これは72年のファースト・アルバム。
後年のメロウな優しいポップさはここにはまだ無くマクギネス・フリントに通ずる硬派なアルバムに仕上がっている気がします。

G&L






3,Diary of a Band/John Mayall (London) 1LP 100円
状態も良いこれがなんでワンコイン? それはねぇーだろうとダブリ買い承知ですかさず救済。
かつてこちらこちらで取上げております。
John Mayall(g,org,harp,vo)
Mick Taylor(g)
Dick Heckstall-Smith(sax)
Chris Mercer (sax)
Paul Williams (b)
Keith Tilman(b)
Keef Hartley(ds)
1967年10月19日のニューキャッスルの「カフェ・オ・ゴーゴー」(そう、あのアニマルズがその初期に拠点としていたクラブですね)での公演から、同年12月7日のコルチェスターのエセックス大学での公演までのツアーをドキュメント形式で収めたものです。本来は2枚組、米盤は2枚がジャケットを変えて別売、これはそのVol.1。

Mayall






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2 コメント

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Sharks and John Mayall (Gravenites)
2011-11-12 01:38:26
Sharksはその顔ぶれからして派手なブルーズ・ロックやスペディングのかっこいい長めのギター・ソロを期待するとあてが外れる内容ですが、曲そのものやバンド全体の音を楽しむつもりだとけっこうイケます。スペディングはその後、また再結成の際もアンディ・フレザーとずっとやって行きたかったらしいですが、この後のアルバム"Jab It In Your Eyes"からは黒人のアメリカ人がベースとなります。ただ個人的にはその二枚目の方がこのバンドとスペディンのギターの粘っこさがより醸造されていると思っています。

ジョン・メイオールですが、彼のアルバムの中古レコード市場での今の位置がわかるような価格ですが、内容とか思い入れはそれとは無関係という気がします。やや録音に難があるにせよ延々と続くギターやサックス・ソロはまったく飽きることはありません。当時はその演奏の長さは必然性から来るものだったのでしょう。
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Re:Sharks and John Mayall (Jahking@管理人)
2011-11-12 20:29:41
思えばこのシャークスのサウンドは典型的な70'sブリティッシュロック。このあたりが英国ロック好きの分水嶺かなとふっと思ったりします。2枚目は私は聴いていませんがより渋くなっているような気がしますね。

メイオールは歌も含めて自身のプレイはともかくもサウンド・クリエイターとしての力量は並ぶ人がいないほどですね。そのサウンドはデビュー当初からどんどん変貌はしていきますがその芯にブレは無いように思います。「Diary of a Band」に収められたような当時のクラブでのなんの気取りもないライヴを体験できた人は何と幸せなことか。67年の秋といえば日本ではGSブーム真っ只中ですか、海の向こうでは凄い事になっていたのですね。そんなことを妄想するとため息がつい。
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