Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

British Drummers

2007年01月02日 | 60's,70's Rock
1,Lancashire Hustler/Keef Hartey(Deram) 1LP 800円
古くはリンゴ・スターが在籍していたローリー・ストーム&ハリケーンズ、ジョン・ロードもいたアート・ウッズ、メイオール・バンドを経て69年に自身のバンド、キーフ・ハートリー・バンドを結成。その自身のバンドでの73年の7枚目のアルバムが本盤。ギターのミラー・アンダーソン等それまでのレギュラー・メンバーが抜けたためか個人名義になっています。

ボーカルはあのジェス・ローデン、バンドの要はキーボードのミック・ウィーバーA.K.A Wynder K. Frog 。初期はブラスを入れたブルース、R&Bバンドでしたが、本盤ではよりファンキーに。パワフルでヘヴィーなドラムスは勿論相変わらず、バンドを締めているのはやっぱりこの人です。

詳細なバイオグラフィーはこちらで。


2,Remains to be Heard/Aynsley Dunbar Retaliation(Walhalla) 1CD 1,480円
ジョン・メイオールのブルース・ブレイカーズでのキーフ・ハートリーの前任ドラマーがこのエインズレイ・ダンバー。69年に自身のバンドRetaliationを結成、本盤は英国ではLiberty、米国ではBlue Thumbからリリースした70年の4枚目のアルバムの再発CD。

やたら緊張感の無いギタリストが入っていたり、気張るばっかりのボーカリストがいたりでこれまでの3枚のアルバムは正直すべて良いとは云い難かったのですが、本盤の前半3曲はブルース・ブレイカーズ風のブルースで相当聴かせます。が、困ったのは後半Annette Broxなる女性ボーカルが登場してくると突然色が変化、おまけにこれらの5曲はエインズレイのドラムスは入っていないらしい、というなんじゃこれというもの。
で 最後に入っているボーナス2曲(1曲はブラック・サバスがファーストで演っていた"Warning")で溜飲を下げるといったよく判らないアルバムでした。

しかし、この人のドラムは素晴らしい。その後、現在までザッパ・バンド、スター・シップ、ジャーニー、UFO等々有名バンドを渡りあるくのは伊達ではないです。90年代後半には愛しのエリック・バードンのニュー・アニマルズにも参加しています。

内容充実のオフィシャル・サイトはこちら

Aynsley Remains


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2 コメント

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Unknown (Gravenites)
2007-01-03 21:54:53
エンズリー・ダンバーから直接聞いた話ですが、彼は自分のアルバムから何も支払ってもらってないそうです。会ったとき、こちらから何か聞こうとしたら、まず自分のアルバムはOne Wayレコードから出ているとは言っていました。

この人、ジェフ・ベック・グループの初期のメンバーでもあったんですね。

ジョン・メイオールとでは「ハード・ロード」が有名ですが、「スルー・ザ・イァーズ」ではもっと本領を発揮した演奏をピーター・グリーンとしています。メィオールのポール・バタフィールドとの競演EPでも彼がドラムズを担当しています。
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Re:Aynsley Dunbar (Jahking@管理人)
2007-01-04 22:40:01
えっ、お会いになられたのですか、それは凄い。
One Way(確かもう存在しないのでは)以外からも怪しげな2in1CDとか出ていますものね。

メイオール~リタリエイション~ブルー・ホウェール時代のブルースは大好きですが、氏のプレイ自体で印象に残っているのはやはりザッパ・バンドの頃でしょうか。フィルモアのライブとかチャンガの復讐とかあの複雑な構成の曲を楽々といとも簡単そうに叩くあのドラムには驚嘆しました。

メイオールとバターフィールドの共演EP、私も持っています。あれも氏でしたか、久し振りにひっぱり出して聴いてみましょう。
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