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Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Fourth Way - Steve Marcus - Mike Mainieri

2021年06月25日 | Jazz
1,same/The Fourth Way (Capitol) 1LP 550円
60年代末期、当時新進気鋭の4人が組んでCapitolから大々的に売り出されたザ・フォース・ウェイ。ジョン・ハンディのグループにいたマイク・ノック (kbd)、マイケル・ホワイト (violin)、チャールス・ロイドのグループにいたロン・マクルーア (b)にエディー・マーシャル (ds)を加えた4人組。出身グループからも分かるのですが、ここで一発新しい方向性をもったジャズを追及すべく結成されたグループ。そのファーストアルバムがこれです。

入手盤は東芝からの日本盤、懐かしの赤盤です。邦題は「ジャズの新しい方向」。
この後2枚のライヴアルバムを出して解散してしまう短命なグループでしたが、メディアでの取り上げ方といい、わたしが丁度ジャズに興味を持ちだした頃ということも相俟って実に鮮烈なグループだったという印象が残っています。60年代から70年代へ、ジャズとかロックは云うに及ばずあらゆる音楽が変革を遂げていく中でゲイリー・バートンと同じようにその波の真っただ中にいたグループですね。あの頃の皮膚感覚を記憶する者にはかけがいのない音楽ですが、その後のクロスオーバーとかフュージョンと云われるような音楽に慣れ親しんだ人には、はて、どう映るのでしょうか。

Side A
A1 Everyman's Your Brother
A2 Clouds
A3 Sparky
A4 Bucklehuggin
Side B
B1 Openings
B2 Gemini Trajectory
B3 Dance Of The Mechanical Man
B4 The Sybil

fourthway


The Fourth Way - Everyman's Your Brother (1969)




Clouds








2,The Lord's Player/Steve Marcus (Voltex) 1LP 880円
上掲盤とほぼ同じ頃、ニューシングを追い求めて時代の寵児となった一人がこのスティーヴ・マーカス。この直後に上掲フォース・ウェイを結成するマイク・ノックや天才ラリー・コリエルも参加した「Count's Rock Band」は当時のジャズ界に風穴を開けた傑出盤。

本盤はその「Count's Rock Band」に次ぐ1969年リリース通算3枚目のリーダー作。
いくつかのセッションが入っていて実験的な試みやお遊びもあったりボーカル入りのポップ曲や真っ当なジャズっぽい演奏もあったりでまとまりのない印象の一枚ではありますが、これもあの時代ならではと思わせます。純ジャズファン的にはハービー・ハンコック、ミロスラフ・ヴィトウス、ボブ・モーゼスとのカルテット演奏2曲が聴き応えあります。

今回の入手盤盤はオリジナルのVoltex盤ですが、リアルタイムで日本グラモフォンからリリースされた日本盤を10年前にこちらで取り上げております。この日本盤は見開きジャケットに貴重な来日時の写真が載っています。

Side A
A1 Hey Jude (Part 1&2)
A2 Amy
A3 Just Like Tom Thumb's Blues
A4 T. With Strings
Side B
B1 Wild Thing
B2 Hope
B3 America
B4 The Lord's Prayer


lordsplyer


Hey Jude (Pts. 1 & 2)




Hope




Amy






3,Love Play/Mike Mainieri (Arista) 1LP 110円
ということで、こちらはそのフュージョン真っただ中1979年にリリースされた典型的なフュージョン・アルバム。
デヴィッド・サンボーン、マイケル・ブレッカー、ジョン・トロペイ、デヴィッド・スピノザ、ウィル・リーにスティヴ・ガッドと絵に描いたようなオキマリのメンバー。リーダーのヴァイヴも冴えますが心地良過ぎて時にイージー・リスニングにも。

Side A
A1 High Life
A2 Magic Carpet
A3 Latin Lover
A4 I'm Sorry
Side B
B1 Silkworm
B2 Easy To Please
B3 Sara Smile
B4 Love Play


loveplay


Silkworm




Love Play





Sara Smile - Mike Mainieri


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