Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

リズム・アンド・ブルース・スターパレード Vol.1

2018年02月14日 | Soul, Funk
1,Solid Gold Soul Vol.1/V.A. (Atlantic) 1LP 300円
邦題「リズム・アンド・ブルース・スターパレード Vol.1」、1967年7月に日本グラモフォンからリリースされた日本盤です。
桜井ユタカさんのライナーの冒頭に「このレコードは、日本で最初の本格的なR&Bの曲ばかりを集めた大変意義のあるものです」とあります。ということは大袈裟に云えば本盤のリリースを持って日本のR&B/ソウル・ミュージックの夜が明けたと云えるのかもしれません。もちろんそれまでにシングルのリリースはあってピケットの「ダンス天国」あたりはヒットしていたようですが。

ということで、中身を現在の眼で見てみると意外の渋さ、それもそのはず米Atlanticが前年の66年にリリースした「Solid Gold Soul Vol.1」そのままの発売なのですね。この後日本グラモフォンはAtlantic/Stax原盤を使って独自にこの手のメンフィス・ソウルを続々と出していきオーティスの「ドック・オブ・ザ・ベイ」の大ヒットでついにはそのブームも頂点を迎えるのはご承知の通り。この時期日本のGSもこぞってそんなR&Bナンバーを取り上げていましたね。

まぁ、こんなアルバムが昭和42年には出ていたということで。尚、ジャケットは米Atlantic盤からシンガーのイラストをそのまままにタイトル周りのデザインを変更した日本意匠となっています。

Side A
A1. Solomon Burke - Got To Get You Off My Mind
A2. Wilson Pickett - Don't Fight It
A3. Joe Tex - I Want To (Do Everything For You)
A4. Don Covay - See-Saw
A5. Ben E. King - Don't Play That Song
A6. Otis Redding - Mr. Pitiful
Side A
B1. Wilson Pickett - In The Midnight Hour
B2. Joe Tex - Hold What You've Got
B3. Don Covay - Mercy, Mercy
B4. Otis Redding - I've Been Loving You Too Long
B5. Solomon Burke - Just Out Of Reach
B6. Ben E. King - Stand By Me



SOLOMON BURKE - GOT TO GET YOU OFF MY MIND




Wilson Pickett "Don't Fight It"




Mr. Pitiful - Otis Redding



コメント (9)    この記事についてブログを書く
« トレイシーお姉さまとマイケ... | トップ | 決定盤 シルヴィ・バルタン »

9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (uni)
2018-02-14 10:15:49
ウイルソン・ピケット ミッドナイトアワー良いねぇ
ワクワクします。
白人版はCCR?(笑)
返信する
Re:Unknown (jahking)
2018-02-14 12:33:52
白人版だとミッチライダー、ラスカルズ、ロキシーにジャム、ライヴでスプリングスティーンも演ってましたね。あっ、ジョニーリヴァースにライチャスも。
いい曲は皆が歌いたがる典型でしょうか。
返信する
Unknown (しみへん)
2018-02-14 13:04:49
サム&デイヴやアレサは入っていませんね。
男性ソロということでVOL2に入っているとか・・・
返信する
Re:Solid Gold Soul (Jahking@管理人)
2018-02-14 19:00:21
>しみへんさん
本盤の元になった米盤のリリースは1966年、思うに、サム&ディヴは最大のヒットソウル・マンは67年のヒット(ホールド・オンは66年に出ていましたが)で、まだ格じゃなかった、アリサはColumbiaからAtlanticへの移籍が67年、ということで入らなかったのかなぁと。
因みにVol.2にも両者は入っていません。Vol.3(ここから日本編集かも)でやっと登場します。米盤は不明ですが日本では少なくともVol.5まで出ていました。
返信する
Unknown (しみへん)
2018-02-14 19:30:51
成程。67年に騙されました。
元は前の年だったのですね。
良く考えれば、当時、オリジナルと日本盤が同時に出る事なんてないでしょうしね。
返信する
Unknown (しみへん)
2018-02-14 20:02:48
桜井ユタカさんの名前が続けて出てきたので
例の「ソウル大辞典」ですが、発売当初、余りの値段の高さに購入を見送っていました。数年後(?かな)思い余って購入を決めたのですが、桜井氏からすでに在庫はないとのこと。しかし、個人用の予備をもう一冊持っているから、譲ってもいいとの事(購入です)、で入手出来ました。ただ、余りの内容の濃さに続編を探す気力も出ず、最初の一巻のみです。桜井氏の手紙は今も持っているので、名前が出る度にその事を思い出します。
返信する
Re:ソウル大辞典 (Jahking@管理人)
2018-02-14 20:40:15
お手紙付きだともう家宝ですね。

私はA~Oまでの3冊を10年くらいまえだったか中古で買いました。買った当初はこんなのもあるんだとため息をつきながらツラツラとよく見ていました。
返信する
Unknown (funkytop)
2018-02-15 13:10:25
ダンス天国は日本ではウォーカーブラザーズが1965年にヒットさせていたと思いました。覚えているのはウォーカーブラザーズ盤が先にヒットし、元歌として後からウイルソンピケット盤がラジオで流れていました。このLPジャケットも覚えています。
返信する
Re:ダンス天国 (jahking)
2018-02-15 19:54:19
ウォーカーズが先だったのですか、私は逆だと思っていました。オリジナルのクリスケナーのヴァージョンには例の♪ラ~ララララ~は無かったのてすね。
それを初めてやったのがこのバンドらしいてす。
http://blog.goo.ne.jp/jahking/e/9720487ec8df9e0a5fdd4de927c6aa44
返信する

コメントを投稿