Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Procol Harum

2009年02月08日 | 60's,70's Rock
1,same/Procol Harum (West Side) 1CD 840円
何を今更のプロコル・ハルムのファースト・アルバム、ですが、本CDを入手して「あっ、そーだったの」と無知を恥じることが。

このアルバム、私は長らく米Deram盤で親しんできました。すると当然一曲目は"A Whiter Shade of Pale~青い影"ですし、大好きな"A Christmas Camel" "Conquisterdorl"はB面の1曲目、2曲目なわけです。

このCDは英Regal Zonophoneから出たオリジナル・アルバム収録の10曲にシングル・ヴァージョンとか別ヴァージョン曲を10曲加えたものなのですが、何とオリジナル・アルバムには"青い影"は入っていなかったのですね、更に1曲目が"Conquisterdorl"。いや、知りませんでした。

更に知らなかったことが。オリジナル・メンバーはその米Deramにあるように
Gary Brooker (vo,p)
Matthew Fischer (org)
Robin Trower (g)
David Nights (b)
B.J.Wilson (ds)
だと思っていましたが、ファースト・シングルである(つまり、ファースト・アルバムには未収録の)"A Whiter Shade of Pale b/w Lime Street Blues"にはギターとドラムスには後にFreedomを結成するRay Royer(g) Bobby Harrison(ds)が在籍していてこれが本来のオリジナル・メンバーだそう(正確には"青い影"のドラムスはスタジオ・ミュージシャンらしいですが)。これも知りませんでした。

とまぁ、このCD入手で今更ながら色々と知ってしまったわけですが、やっぱりいいですね、このアルバム。捨て曲なし。ピアノとオルガンのクラシカルで斬新な絡みにゲイリー・ブルッカーの実に味のあるボーカル。時折現れるブルース・ロック系のギターに時代を感じますが重いドラムスと相俟ってこれはこれでいい味。最後に入ってる"ヴァルプルギスの後悔"がこれまた圧巻。ボーナスで入っているシングルのみで出た"Homburg"も昔から大好きです。


A Whiter Shade Of Pale - Procol Harum


Procol Harum - Bilzen 1967 Christmas Camel



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3 コメント

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オルガン (uni)
2009-02-09 07:52:42
優しいオルガンで始まる曲が多かった時代

オールドファッションラブソング
ユーキープミーハンギングオン

何故か長い名前が多い(笑)
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Bill Eyden (Gravenites)
2009-02-09 12:12:13
そのドラムのスタジオ・ミュージシャンですが、ビル・イーデンというジャズ・ドラマーで一昨年亡くなりました。

ピアノのスタン・トレーシーとか、ビッグ・バンドでよく叩いていましたが、ジョージィ・フェイムのブルー・フレームズの初期のメンバーでもありました。

やはりジャズ・ミュージシャンの方が何でもこなせるのでしょうか?
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Procol Harum (Jahking@管理人)
2009-02-09 18:51:29
>uniさん
曲名は短いですが"Light My Fire"も混ぜてください(笑)

>Gravenitesさん
http://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Eyden
この人ですね、なかなか凄いキャリアの人なんですね。思えばこの頃までのイギリスではジャズとロックの垣根は非常に低かったように思います。
ご教授有難うございます。
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