
1,same/Goldebriars (Epic) 1CD 1,890円
2,Crimbling Stars/Goldebriars (Epic) 1CD 1,890円
云うまでもなくカート・ベッチャーが参加していたフォーク・グループがゴールドブライアーズ。
ボール・ルーム、サジタリアス、ミレニアムのコーラス・アレンジ「命」の人ではない私は63~64年の録音と聞いて所謂モダン・フォークに類するアルバムだろうと勝手に解釈し、昨年半ばに出ていたののパスしておりました。
興味を覚えたキッカケはレココレ2月号に載った2006年リイシュー・アルバム・ベスト10に「実はブリル・ビル系ポップスのロスト・トレジャーが詰まっていた」とあったからといういささか情けないもの。
で 無くならないうちにと買ったのがファーストと当時はお蔵入りしたというサード。
先ずはファーストを聴いてみた。あららら、生ギター・バックのまるでモダン・フォーク、コーラスは確かに凝ってはいるものの何処がブリル系ロストトレジャー? 正直がっくり、危惧していたサウンドがそのまま出てきました。
でサード。いきなりジミー・リードのカバーでロックン・リフが。バック・サウンド&アレンジもかなり凝ってきてフォーク・ロック路線、聴き進めると出ました! 正にブリル系ポップスの"Tell it to the Wind"。そうか、これかとうなづくことしきり。ゲイリー・アッシャー制作のサーフィンもので出てくる断片がちらっと出てきてニンマリとか、ガール・ポップ然の"June Bride Baby"があったり、ファースト風のファーク曲があってもメロディが格段にポップだったりとか。
ということで全曲が期待通りとは行かないまでも聴き込むと面白さも倍増しそうな作品集でした。その意味でミレニアムなんかと通ずるものがあるかなと。
さて、セカンドの入手はどうしましょうかね、悩むところです。

3,New Arrangement/Jackie Deshannon (CBS) 1,890円
プラケCDで出たときはパスしていたので始めて聴いたジャッキー嬢の75年盤、通算15枚目のアルバムだそう。AOR風の作品なんて評を見たことがありますが、75年の録音ですからまだまだ職人の人力で制作された後年の様式化されたAORサウンドとは明らかに一線を引くものでした。その意味では香気漂うアメリカン・ポップスの最後期の作品といえるかも。

4,Kooper Session/Al Kooper (CBS) 950円
03年に出た紙ジャケCD、中古で売れ残ってこのお値段だったのでLP時代から散々きいたアルバムで今更ながらではあったのですが買っておきました。
レイ・チャールズが歌った(アルのオリジナルとあるが初期アニマルズがレパートリーにしていました)の"Bury My Body"、MG'sの"Double or Nothing"、リトル・バスター・フォアハンドのサザンソウル"Lookin' for a Home"と続くアナログでいうA面はもうまったくあの時代のアル・クーパーの世界。「Super Session」お歌物が大好きな私はもう昔からどっぷり。
で B面はこのアルバムのもう一人の主人公シュギー・オーティス(シャギーがホントでしょうが、シュギー名に慣れている昔の人なのでこう書きます)のショーケース・サイド。類型的なソロではあるもののこの堂々さはさすがに親父譲りでしょう(ドブロでのスライドはご愛嬌ですが)。"Slow Goonbash Blues" "Shuggie's Shuffle"で聴けるアルのオルガン、これが好きで。

話は飛びますが、アルのオルガンといえば凄いプレイが聴ける客演ものがあります。バターフィールド・ブルース・バンドの68年の4枚目「In My Own Dream」に入っている"Just to be with you"。派手なソロがあるわけではないのですがセンス溢れる「青い炎を吹くような」凄いバッキング聴けます。このアルバム、ホーン入りバター・バンドの間違いなく最高作。最初期のデヴィット・サンボーンの才気溢れるソロが聴けたり、エルヴィン・ビショップの感覚一発でキメまくる如何にものプレイが聴けたりもする30年間聴き続けても聴き飽きない稀有なアルバム。
まるで蛇足でしたね、失礼しました。

2,Crimbling Stars/Goldebriars (Epic) 1CD 1,890円
云うまでもなくカート・ベッチャーが参加していたフォーク・グループがゴールドブライアーズ。
ボール・ルーム、サジタリアス、ミレニアムのコーラス・アレンジ「命」の人ではない私は63~64年の録音と聞いて所謂モダン・フォークに類するアルバムだろうと勝手に解釈し、昨年半ばに出ていたののパスしておりました。
興味を覚えたキッカケはレココレ2月号に載った2006年リイシュー・アルバム・ベスト10に「実はブリル・ビル系ポップスのロスト・トレジャーが詰まっていた」とあったからといういささか情けないもの。
で 無くならないうちにと買ったのがファーストと当時はお蔵入りしたというサード。
先ずはファーストを聴いてみた。あららら、生ギター・バックのまるでモダン・フォーク、コーラスは確かに凝ってはいるものの何処がブリル系ロストトレジャー? 正直がっくり、危惧していたサウンドがそのまま出てきました。
でサード。いきなりジミー・リードのカバーでロックン・リフが。バック・サウンド&アレンジもかなり凝ってきてフォーク・ロック路線、聴き進めると出ました! 正にブリル系ポップスの"Tell it to the Wind"。そうか、これかとうなづくことしきり。ゲイリー・アッシャー制作のサーフィンもので出てくる断片がちらっと出てきてニンマリとか、ガール・ポップ然の"June Bride Baby"があったり、ファースト風のファーク曲があってもメロディが格段にポップだったりとか。
ということで全曲が期待通りとは行かないまでも聴き込むと面白さも倍増しそうな作品集でした。その意味でミレニアムなんかと通ずるものがあるかなと。
さて、セカンドの入手はどうしましょうかね、悩むところです。

3,New Arrangement/Jackie Deshannon (CBS) 1,890円
プラケCDで出たときはパスしていたので始めて聴いたジャッキー嬢の75年盤、通算15枚目のアルバムだそう。AOR風の作品なんて評を見たことがありますが、75年の録音ですからまだまだ職人の人力で制作された後年の様式化されたAORサウンドとは明らかに一線を引くものでした。その意味では香気漂うアメリカン・ポップスの最後期の作品といえるかも。

4,Kooper Session/Al Kooper (CBS) 950円
03年に出た紙ジャケCD、中古で売れ残ってこのお値段だったのでLP時代から散々きいたアルバムで今更ながらではあったのですが買っておきました。
レイ・チャールズが歌った(アルのオリジナルとあるが初期アニマルズがレパートリーにしていました)の"Bury My Body"、MG'sの"Double or Nothing"、リトル・バスター・フォアハンドのサザンソウル"Lookin' for a Home"と続くアナログでいうA面はもうまったくあの時代のアル・クーパーの世界。「Super Session」お歌物が大好きな私はもう昔からどっぷり。
で B面はこのアルバムのもう一人の主人公シュギー・オーティス(シャギーがホントでしょうが、シュギー名に慣れている昔の人なのでこう書きます)のショーケース・サイド。類型的なソロではあるもののこの堂々さはさすがに親父譲りでしょう(ドブロでのスライドはご愛嬌ですが)。"Slow Goonbash Blues" "Shuggie's Shuffle"で聴けるアルのオルガン、これが好きで。

話は飛びますが、アルのオルガンといえば凄いプレイが聴ける客演ものがあります。バターフィールド・ブルース・バンドの68年の4枚目「In My Own Dream」に入っている"Just to be with you"。派手なソロがあるわけではないのですがセンス溢れる「青い炎を吹くような」凄いバッキング聴けます。このアルバム、ホーン入りバター・バンドの間違いなく最高作。最初期のデヴィット・サンボーンの才気溢れるソロが聴けたり、エルヴィン・ビショップの感覚一発でキメまくる如何にものプレイが聴けたりもする30年間聴き続けても聴き飽きない稀有なアルバム。
まるで蛇足でしたね、失礼しました。

1st で「がっくり」されたのなら、
2nd も、「がっくり」される可能性大かと...
私は好きですが...
> New Arrangement/Jackie Deshannon
その昔、Kim Carnes の「ベティ・デイビスの瞳」がはやった頃、
某デパートのレコード売り場で、元歌を探していたら、
これが出てきたと、紹介されたのがイギリス盤 (CBS 80878) でした。
Kim Carnes の歌が流行ったのが 1981 年ですから、
遅れること 6 年目にして、遭遇したわけです。
そうそう、Boat To Sail に Brian Wilson が参加していました。
そうですか、どうも私にはあのコーラス綺麗過ぎるというか整いすぎているというか....。
>Boat To Sail に Brian Wilson が参加していました。
そうですね、良く聴くと確かにコーラスが聴こえてきました。歌詞にも「ブライアン・ウィルソンの歌はけっしてすたれることがない」なんてでてきますね、カーペンターズもカバーして「There's a Kind of Hush (All Over the World)」にはいっているらしいので今度聴いてみようと思っております(段ボールの奥深くに多分あるはずなので)。
カート・ベッチャー絡みではゴールドブライアーズno
1stが1番好きな私には耳が痛いです(笑)。
単にフォーク好きなだけなんですが。
>1stが1番好きな私には
いや、正にひとの好みは百人十色って思います。