Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Sir Charles Hughes

2007年09月19日 | Soul, Funk
1,From Sir Charles Hughes with Everlasting Love (Je-Ena) 1LP 1,890円
1年くらい前だったでしょうか、某レコ屋でこのレコードと始めて遭遇。ギターを抱いたまるでチャック・ベリーを思わせるジャケットにおおいにそそられました、が、その4,000円近い価格に断念。そしてつい先日、その半額で再び遭遇、即抱え込みました。

クレジットは1976年、かっこいいレア・グルーヴものを期待して早速針を落とすと甘いメロディに乗って艶かしい女性と絡む渋い語りが。その手の好き者(私もそうです)がゾクっとするまるでスイート・ソウル。しかーし、その後に出てくるヒューズ氏のボーカルが妙にソウルっぽくない。2曲目がモーリス・アルバート作、あのハイファイセットのヒットで知られた私の大の苦手な「愛のフィーリングス」。3曲目でやっとファンキー・ソウルっぽい曲が。7分に及ぶ大作でヒューズ氏のジャズっぽいギター・ソロもチラッと。でもボーカルはやたら大仰でポピュラーっぽいとでも云うのでしょうか、所謂ソウル・シンギングではまるで無いもの。B面に入ると2曲目が10分近くに及ぶ有名なスタンダード曲"Polka Dots & Moonbeams"。これがあちこちに出てくる得意の語りから入るギターのインスト・ナンバー。上手くはないが朴訥なギターはそれなりに聴かせてくれます。ここでハタと思い当たりました、そうジョージ・ベンソン。ベンソンのようなフュージョンっぽさはありませんし、まるで垢抜けていないのですがこの人の狙いはそのラインではないかと思います。

ということで、まぁなんともレア・グルーヴとはチト違う見掛け倒し(勝手にこっちが想像しただけですけど)の一枚だったわけですが、落ち着いて聴いてみるとそれなりに面白い一枚ではありました。

本盤を出しているのはN.Y.のJe-Ena Records Corp.なるレーベル。ジャケの作りからしてこのサー・チャールズ・ヒューズ氏の自己のレーベルではないでしょうか。

Sir Charles

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2 コメント

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全然知りません (sugarfoot)
2007-09-24 11:39:47
そそるジャケですねぇ。色調はブルースのアルバムみたい。
語りがあるならもうそれだけで、ワタシなら合格です。
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Re:Sir Charles (Jahking@管理人)
2007-09-24 19:17:52
>色調はブルースのアルバムみたい。
ですよねぇ、誰が見たって。

>語り
その手の好き者なら1曲目の冒頭だけで損をしたとは思わないかも。それほどこの曲だけはSweetです。でもそのボーカルにはねぇ......。

お願いですからもし本盤と遭遇しても新品CD1枚分以上の価格だったら買わないでくださいね、責任とれませんから(笑)
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