また明日

睡魔が
もう

意識すら
途切れ／＼


また明日…

城の夕べ －２－

なにげに
ぼんやり見てると

水面に波紋が
突如現れる


不思議だと思えば
不思議なのだが

魚であろうと考えるのが
普通だろう

じっと
覗きこむ


濁る水に 動くものが見え隠れする
尾のようにも
見える

水を切るなかに
少しぬめっとした
気味悪い感覚だ


やがて深く底に

落ちていったようだ


こうして
ひと気の無くなった
夜でも

彼は堀底で
目を光らせてるんだろう

城の夕べ －１－

…足腰に響く

…膝がくがく

背後から学生が
猛スピードで駆け抜けていく

…目がとろん

……燃やすものは
全て燃焼した

後は
燻るのみ…



●注釈

一昨日「大阪城」の題名と
同じ延長線上で撮影

少し距離を置いてみました

おはようございます！

天に通じる…

洒落てるじゃ無いですか


造られた当初は
この通天閣から
正にゴンドラのようなロープウェイが 繋がってたらしいです

今じゃ
とても 許可下りないような代物ですがね

当時は
最先端のテーマパークだったんでしょう

ぽた ぽた ぽた

階下で
いま気づいた

降りるのが
面倒だが

閉めが悪い
蛇口から落つリズムは
気づくと放置できない


ぽたぽたと
催促する

手探りで闇の中
台所の明かりをつけた

必要以上に
閉めてやる

ぎゅっと腕(かいな)が 盛り上がる位


一つ
大きな欠伸をして

階段一段 踏み外した…