Coquettish hip

いやぁああん

だめよぅ…そっちは





もうすぐ
私も５２…



なにか？

acid liquor

酸味はいいと信じ

久しく
クエン酸を溶かし


こんなに
酸っぱいかと喜んで


何を法楽かと
涙があふれてきた


錆を落とそう

隅々まで 刮げ落とせ

秋日

俗にいう
ゆとり世代



いい面もあり

それはと
悩んでしまう


モーレツなんて
いまはむかし

effect 2

わんわんと

泣かれた顔が
過ぎっては

打ち消し


どうも
女子は 最終兵器に
涙を武器にする


卑怯だと思うが
男は泣かれては

もう
諦めしかないようだ

代理和音

鼠が
うちん中を 暴れまくる

ちゅうと
騒ぎ立て

ばたばたと埃を巻き上げる


近隣の瓦斯か何かの付け替えに
うろたえ

逃げ場が無いようだ

spooking

感覚で ちょいと
つまみ食いで 切り取るほうが
面白い味も出てくる


質感が失せた感じも
写実さから 遠退く事を恐れない


でも
やはり難しいなあ
写真て


結局
うまい へたは
感性か

恋はいつでも 命懸け

真正面から
ぶつからなきゃ 相手には
伝わらぬ


勇気を ほら出して…


悩んでも
悩まなくても

白駒の隙を過ぐるが如し…

annoyance yolk

色濃く 残像が
消え去らず


口から出る言葉が
疎ましい


また…

じゃあと 繰り返し

ennui thumb

どうだろう

自分に嘘つくのも
辛いものだ


薄暗く なんとも
陰気な一日だ

Worry lump

ちょっと
変な 感じだよね

見えないもの

階調再現にも
ケータイカメラ故 無理がある

写し切れないから
そこに 広がりが出るようだ

視野の霞み

底翳の気があれ

まだ 大丈夫だと
高括くくり


薄ぼんやりと
少し以前から冴えぬのも

コイツの仕業だ


朧月も
雨と融けて失えば

何を
灯火で 迷いみち

stage direction

今ごろ
着信に気づく愚かしさ

酒を飲むと
すぐに 気力が尽きて
ダメだよ

こちらから
電話いいと？ 打診しときながら

申し訳ない

それにしても
うすら寒い


布団に
包まっても がたがたと
震える

裏町

すっかり
酔っ払いだ

ぐうと
背もたれに しな垂れかかる


ちびりちびりと
温くなった ビールを

舐めている


あっというまだと
独り呟いて


高笑い

秋分の日

すっかり
空気が 替わってしまった


日も どうも
弱くなってきた