ジャッキーのつれづれ日記

きれいな世界

昔の日本て、きれいだったと思うんだよねー。
深い緑とか、青い空とか、空気とか。
あってないような道だとか、世界の音だとか。
「蟲師」って漫画の世界みたいな。
そういう原風景みたいなのが、見たくなった。

せつない話が読みたいなー。
恋愛ではなく、人についてせつない話。
「蟲師」みたいな。
ま、要するに漫画にどっぷりはまってるわけですが。

京極夏彦の「巷説百物語」もそんな感じなんだけどね。
人って浅はかで、欲深くて、それでも生きていくんだよね。
哀しみも苦しさも、全部全部背負ってさ。

昨日「メゾン・ド・ヒミコ」を見た。
これはけっこうせつない感じだった。
人って、せつないなあ。

おかまのお父さんに娘役の柴咲コウが、今までの苦労について
涙目になりながら罵声を浴びせるのだけど、
それを全部聞いたお父さんが「私にも言わせて」
「私はあんたが好きよ」って言ったシーン。
すごく好きだと思った。

そういうのが見たいんだよー。
なんかこう、心にぐっ!てくるような。
人ってさ、なんでこうも不器用で、ちっぽけで、醜くて。
自分のことばっかで、弱くって。

けれども、相手を想うという美しさは人にしかないんだなあ、と。

そういうようなのが好き。
それでも生きなさい、と。そういう映画や本が好き。
恋だの愛だのいうよりも、そっちの方がいい。
説得力と現実味があるよね。

と、なんだかそんなことを考えて、頭を休めてみたりして。
学会、来週だぁ。
がんばるら。
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