Maintenance of IC-2KL

　ヤッパ，来ましたよ．

　IC-AT500 のトラブルの次は IC-2KL ですわ．
　と言うか，昨年の冬あたりから送受信の切替時，受信信号が時折弱くなる現象が発生していました．
　最初は，屋外の同軸切替リレーの接点がやられたかと思ったので，アンテナアナライザでＳＷＲを確認すると問題ない．

　となると，ヤッベー，虎の子 FT-1000MP の送受信切替リレーが痛んだか．．．
　ＰＴＴをカチャカチャすると直るので，リレー接点の酸化と言ったメカニカルトラブルである事に間違いはなさそうでした．

　最近は発生頻度が多いから，サービス送りしようかと考えていたのですが，ひょっとしたら．．．で IC-2KL から同軸を外し FT-1000MP と IC-AT500 を直付けしたところ，全く症状は発生しない事を発見．

　アララ．．．となると，IC-2KL の送受信切替リレーが痛んでいる様子．
　良く考えれば，所有する無線機器類の中で一番古いのだから，最初に疑うべきでした．
　それに気付いたのは，３連休の最終日．

　回路図を見ると，信号の入力側と出力側にそれぞれ切替リレーがセットしてあります．
　ケースを開けてみたら，参ったなぁ．．．コンパクトなリニアなので，パワーリレーも小さいタイプじゃないと取付出来そうにない．

　入力側なら簡単に交換出来るのだけど，出力側は LPF ユニットの中に入っているので，リレーの大きさが問題．
　とっくの昔に廃番品だろうし，メーカ在庫も無いでしょうし，それより，アイコムはこの時代の無線機器は修理不可ですからね．

　出力側のリレーとなると，リレーの大きさが違うので LPF ユニットの中に納まめるには一工夫が必要かと．
　出来れば，入力側のトラブルであってほしい．．．

　まずは，テストする事にして IC-2KL の入力側リレーの信号ケーブルをショートさせます．
　変化が無ければ，アララ．．．出力側って事になります．

　次に，FT-1000MP に火を入れたところ，受信音が元気．
　ＳＳＢモードのままマイクラインを外して，パワーコントロールＶＲもミニマム．
　ＰＴＴで送受信を数回切替えても，問題なく元気な受信音が聞こえます．

　　　　　

　そんなわけで，助かりました，ラッキー！っす．
　入力側リレーのトラブルなので，多少は作業が楽です．

　そこまでで，連休のタイムアウトだったわけ．
　基盤用パワーリレーをインターネットで購入．
　自宅へ帰ったら，届いてました．

　ってわけで，本日，パワーリレーの交換が終了しました．
　結果は後ほど．