J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

あたりきしゃりきのこんこんちき

2004年08月12日 | Weblog
「あばよっ」と去ってゆく姿は、どんなだろう。
寅さんみたい?

塩梅(あんばい)よく。

うめのしおづけのほどよさ。

別れたあとの相手への気遣いと、優しさに溢れた言葉。

「さようなら」

武家階級が使った言葉。

左様ならば、これにて失礼仕りて候。

下命を承って、自分のやるべきことを果たしに出かける言葉。


言葉は生活。言葉は伝言ゲーム。


あけおめ ことよろ

江戸時代、既に庶民はせっかちに使っていた。
粋でいなせな、勢いのいい言葉。

「あたぼうよ、こちとら江戸っ子でぃっ」 

「あたりまえよ、べらぼうめえ」まで略して
「あたぼう」になるんだそうな。

噺家さんから教わった。

昨日の人体の話を書いてから、思い出した。
大道で,しゃれこうべを売る男。
「ちょっと待てよ。義経のしゃれこうべにしちゃ小さいじゃねえか」
「何いいやがんでぇ、これはな、義経8歳の時のしゃれこうべよっ」

久しぶりに、寄席に行こうか。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あばよっ (guonb)
2004-08-12 15:41:05
今から白馬に出発します。では塩梅よう!
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お達者で (本人)
2004-08-12 16:05:44
気をつけて、行ってらっしゃあい!あんばいよう。
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あばよ、といえば (persempre)
2004-08-12 23:41:17
研 なおこ。



♪....だまーて、あばよと、わらーてみせる。

なかないで、なかないで...♪



作詞家さんたちは、たいしたものです。
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ことばって (albeor4)
2004-08-12 23:50:16


さよならというのもなぜかシラケタ感じだし♪



ジュリー
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Unknown (take)
2004-08-13 02:11:26
>久しぶりに、寄席に行こうか



談志師匠は静岡に行きませんかね・・・。
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あら・・・ (あきこ)
2004-08-13 05:01:54
言葉をはしょっちゃうのは、

今に始まったことぢゃーなかったのですねぇ。

ある意味、日本の文化なのかしら?w

あややとか、セカチューとか。

始めて聴いたとき、

こちらで生活してると、まるでちんぷんかんぷんでした。
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ふ~ん (phase2)
2004-08-13 06:38:57
さようならは知らなかったなぁ…
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口の気持ちのいい言葉 (本人)
2004-08-13 11:08:35
しゃべっていて、発音して気持ちいい言葉って結構あったり。リズムがよかったり。韻を踏んでたり。

味わい深いものも、また。



persempreさん、情緒を唄うものが受け入れられてたんだろうか。その時代の歌謡曲って,作詞家がすごかったらしいね。



albero4さん,神様の唄はどうです?



takeさん、確か、談志さんとこの弟子に、静岡出身者がいたような気が。元気ですか。師匠は。



あきこさん、そうなのね。はしょったり、長くしたり、言い換えたり、色んなことして言葉を楽しんでる感じもするの。



phase2さん。とはいえ、死語に近いものが増えてるよね。勿体無いので、時々エンターテインメントとして仕事で使います。



日本のラッパーは、リズムのために、発掘してるよね。言葉で遊べるゆとりも文化かな。お遊び遊ばせ。また、遊んでね。
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文化 (ねこ)
2004-08-13 17:53:00
時代とともに変貌してゆくのですね。不思議です。

高校生が使っている崩し文字も文化になるのですね。

一度見せてもらったけど、まったくわからなかった。象形文字のような…これも言葉の幅なのかな。
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書き言葉、話し言葉 (本人)
2004-08-13 19:31:00
同じ言葉なのに、世界が違いますね。明治時代に、文言一致運動があって、書き言葉はなるべく話し言葉にあわせて平易に、となった。今また、話し言葉と書き言葉は、世代にも阻まれ、新たな関係を迫られているのかも。暗号化していったりして。変化は止まりませんね。
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