ＴＢ パラダイムシフト

暑い。
・・日になったらしい。

低血圧、赤血球少な目、しかし１個は大きめ、平熱高め、
じわじわ汗が出て、夏は気持ちがいい。

暑いと聞いただけで、不機嫌になってゲル化している母。
ふんふん鼻歌交じりに剣道に出かける父。

あっちの血か。

買い物から帰るなり、早速がさごそ。
あれ？なにこれ、どうなってんの？

ですから、母上、使用方法を読んでからにしましょうね。

買い物から帰るなり、早速座り込んで静か。
納得して何かを始めた。

しかし、父上、奥方に一言相談なさっては？

腹が立つと、お互いの連れ添いに似ていて、
気に入ると、自分似、の娘らしい。
が、えてして「どこの子」の扱い。

私の友人は、性格が母に似ている。
お互いに認めている。
私の上司は、父とよく似ていた。
血の繋がりは、ない。


総合的には、両者からできたはずが、
両者とは似て非なるものができた。
この実験は、成功やら失敗やら。

血は汚い、という。
身内を思う強い本能を表している。

東京では出生率が１を切った。
血の実験からの切り替えを余儀なくされた、ということか。

Ｒ.ドーキンスもたじたじの未来が待っているかもしれない。
せっかくの実験成果のこの体で、遠い先まで生き抜いて見たい。

やはり、暑いのだな。
踊り好きの血が騒いだ。　

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