1年後れの音楽界

昨年に比べ、夏休みの渡航者が多いという報道があった。
景気が上向き？　それは結構な話。
が、多分、昨年は、新型インフルエンザの流行が危ぶまれての見送りが多かったのじゃなかったか。
幸いにして、パンデミックはまぬかれ、その上、新型インフルエンザは発症しても、通常は大事に至らないとなった。
季節性インフルエンザのほうが、よほど重症になるという数字が出ていた。
また感染しても発症しない人も多かったらしい。

新型インフル騒ぎで、一年遅れとなったコンサートが、今度の日曜日に開催される。

ＮＰＯ法人としての10年を記念した、節目の活動になるはずだった。

例年開催していた「みんなが主役の音楽祭」、そこに向かって、主催者のNPO法人タートルエイトのノリベエが思いを込めた。
10年目の年に、来られない人にも歌を届けようと思った。
誰かが歌を聞きたいと願えば、そこに行って歌おう。
聞いてくれる人がいるならば、出向いていって、きいてもらおう。
そうやって、歌詞にそのヒトの名を織り込んだ歌を出前した。
デイサービスのＮＰＯ法人「亀八茶屋・タートルエイト」の活動も、もちろん続けながら。
その最終ゴールとして、昨年の「みんなが主役の音楽祭」が開かれる予定だった。
今年はきっと、昨年の分も、たっぷりと楽しめる時間になるのだろう。

タートルエイトの8の日、ちょうど今年の開催日は8月8日になった。
なるべくしてなったのかもしれない、なんて思えてしまう。

　　♥8月8日（日）午後1時半から
　　♥グランシップ中ホール
　　♥入場無料
◎みんなが主役の音楽祭
http://www.geocities.jp/kame_hati55/ongakusai.html
◎ＮＰＯ法人タートルエイト公式サイト
http://www.geocities.jp/kame_hati55/
◎特定営利法人タートルエイト　アットエス
http://www.at-s.com/bin/yell/yell0020.asp?id=A174475367





さて、ほかにも延期になったり中止になったイベントも多かった昨夏。
インフルエンザは、もう心配要らないのだろうか。
いや、ちゃんと気にしておかなければならない理由が、また増えた。

致死率が高い鳥インフルエンザと、人に移りやすい新型インフルエンザ、
両方の嫌な所を併せ持つ新しいインフルエンザを生む可能性があるというのだ。
まったく、油断ならない。



　鳥から人に感染しアジアなどで死者も出ている鳥インフルエンザのウイルス（Ｈ５Ｎ１）と、新型インフルエンザのウイルス（Ｈ１Ｎ１）は、交雑して高い増殖力を持つものができやすいとの研究結果を、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らが、米専門誌電子版に５日発表した。

　新型ウイルスは豚や鳥、人由来のウイルスの遺伝子が混ざり合っており、豚の中で交雑したと考えられている。河岡教授は「Ｈ５Ｎ１が新型と交雑し、病原性が高く人に感染しやすいウイルスが出現する可能性がある」と話している。

　８本あるウイルス遺伝子のうち、増殖に重要なＰＢ１など４本に注目。Ｈ５Ｎ１の４遺伝子が新型の遺伝子に置き換わった場合を想定し、１６通りの交雑ウイルスを作った。細胞に感染させるといずれも増殖し、増殖力が強くなったものもあったことなどから、Ｈ５Ｎ１との遺伝子交雑が起きやすいと結論付けた。
◎Ｈ５型鳥インフルと新型インフル“交雑”で危険ウイルス出現か2010.8.5 　ｍｓｎ
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100805/bdy1008050948001-n1.htm