J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

結ぶ

2009年09月11日 | 今回のお知らせ

9月11日。
駿河湾を震源とする地震から一ヶ月。
そして、アメリカ同時多発テロから8年。
http://www.bo-sai.co.jp/tero.htm

周囲の記憶が薄れても、被災した者の記憶は現在形のまま。
その人々の現在を、置き去りにしないで一緒に生きることが、何よりの慰めであるし、
進んでゆく時間に連れ戻すことができる、唯一の方法かもしれない。

寄り添うこと。

生きているもの同士、必要とし必要とされること。

今ある携帯電話の伝言板サービスや、伝言ダイヤル171、あるいはトリアージやクラッシュ症候群、
地震防災のノウハウ、地域防災の重要性などは、阪神淡路大震災の被災者が、教えてくれたこと。

 
阪神・淡路大震災から15年目となる2010年1月17日。
被災地、神戸で新しいレクイエム(死者のためのミサ曲)が誕生します。
神戸から始まった市民参加型のこのプロジェクトを、
阪神・淡路大震災から20年、終戦から70年の年となる2015年に向けた第一歩として、
「いのちのつながり」を思い、「大切ないのち」を考えるメッセージとして
国内外の各地に広げていきたいと考えています。

阪神淡路大震災から15年目となる来年1月17日、神戸文化ホール大ホールにおいて、
追悼コンサート「いのりのとき」レクイエム・プロジェクトの完成初演が行われます。


こんなメールが届いた。
「1リットルの涙」や[黒革の手帳]の音楽などを手がけた上田益さんからだった。

100字のメッセージを寄せてほしい。
その中から100篇を、プログラムに掲載して発表し、
さらに20~30篇をコンサート内で、音楽の載せて朗読し、「いのりのとき」を届けたい。

寄り添う心を体現できる場を、自分の生きる音楽の世界で、用意してくれた。

忘れない。

たったその一言の表明で、救われる心がある。

レクイエム初演となるこのコンサートでは、神戸のみならず、
国内外の災害被災地へのメッセージにしたいという願いから、
阪神淡路大震災はじめ災害を体験された方々の言葉を、朗読と音楽という形で紹介し、
皆さまの思いをご来場の方々、出演者一同が共有しながら
「いのちの大切さ」「いのちのつながり」を考えるきっかけになればと思っています。


周囲の人と話をしていて、意外にも、阪神淡路大震災を経験したと語る人が少なくない。
ボランティアに出かけた人もいることだろう。
ぜひ、寄り添う心を。

●100文字メッセージ募集中です 
http://homepage3.nifty.com/s_ueda/inori_message.html
●第6回追悼コンサートいのりのとき「レクイエム・プロジェクト vol.2」
http://homepage3.nifty.com/s_ueda/inori.html



最新の画像もっと見る

コメントを投稿