80歳で20本の歯を残しましょう。
平成元年より日本で進められている「健康日本21」政策の目標のひとつです。
現在、日本人の残存歯数は、大まかに言うと、80歳で7~8本しかありません。
年々歯の残存率は、向上する傾向を見せていますが、まだまだ8020には程遠い状態です。
「高齢者における歯の健康と医療費に関する実態調査」の結果によると、
1:残存歯数が少ないほど、医療費が高くなる
2:歯周病の程度が重度になるほど、医療費が高くなる。
3:残存歯数が少ないほど、入院日数が長い。
という結果が出ています。つまり、歯が悪いと、歯だけではなく全身の病気等にかかる医療費の負担も重くなってしまうという事なのです。
8020運動の実現は、生涯自分の歯で美味しく食事が摂れるだけではなく、全身の健康維持に深く係わっているのです。