王様ゲーム権

僕ってー、
戦争面倒くさい、
とか言ってるじゃないですかー。

でも、まず
それすら許さない
状況を作る
んじゃないですかねー。

直前になって、
「戦争行きたくねー」
とか
言えない世の中に
しちゃうんじゃないすかねー。

「緊急事態には
国民に何でも言うこと
聞かせる法律」
みたいのを
作っちゃうんじゃないですか？
要は
「王様ゲーム権」
みたいな。

文句言う奴が
一々めんどいから、
勝手に個人的に
「緊急事態」
と思ったら
王様ゲーム出来るようにする法律を
作っちゃうんじゃないですかねー？

例えば、
テレビの天気予報で
「今日は、
夕方くらいから
雨が降り始めるでしょう」
って言ったら、
急にちゃぶ台ひっくり返して、

「なにー！？
それは一大事だ！
王様ゲーム！！」
とか
始まっちゃうんですよ。
すると、
いきなり真っ赤なキラキラした
ジャケットなんか
羽織り出しちゃって、
すっごいウキウキして

「さあ、
今日もやってまいりました！
王様ゲームの時間です！
さあ、、
今から
ア行を使った奴は死刑！！」
とか言って、
一斉にメールや会話が
警察にチェックされたり、
仲間にチクられたりするんすよ。

次に、
テレビのナントカ占いで
「今日獅子座のあなたの運勢は
最悪です！」
って聞いたら

「あー！
これは緊急事態だ！！
じゃ、、
王様ゲーム！！」
とか言って、
また、
四畳半のアパートで
赤いピカピカしたジャケット
着て踊り出して、
今度は調子に乗って
鼻眼鏡まで付けてるんですよ。

「さあ、
今日もやってまいりました！
王様ゲームの時間です！
じゃあ今日は、、
大奥創設！！」
とか言い出すんですよ。

「ありとあらゆる
アイドルや女優を
召し抱えてまいれ！
嫌がったらその家族を皆殺しに
しろ。」
とか言い出すんですよ。

次に、
テレビでちょうど良い所で
「続きはCMの後で！」
って言われたら
急にキレだして、

「これは緊急事態だ！
王様ゲーム！」
とか言い出して、
また四畳半のアパートで
例のジャケットと鼻眼鏡で
踊りだして、
三回転半ジャンプとか
何度も挑戦して
すげー汗かいてるのに、
最高の笑顔で

「戦争に行かない奴と
逆らった奴は死刑！」
とか
言い出すんですよ。

だから、、
その時には
「戦争行きたくねー」
とか言ったら
死刑にされちゃったりするから、
禁句になっちゃうんじゃ
ないですかねー。

だから今から
そうならない様に
みんなで反対した方が
いいんじゃないですかねー。

それが一番面倒くさくないと
思うんですよー。

DAIGO風

DAIGO風にしてみましょう。
「戦争ってー、
やっぱ面倒くさいんですよねー。

やっぱ血とか出ちゃうし、
飛行機長そうだし、
ご飯マズそうだし、
ポケモンGO出来ないし、
上官怖そうだし、
やりたくもない事
やらなきゃいけないし、

第一、
松屋に行けないんですよね？

、、やっぱ無理なんで
辞めますわ。
マジでウザいんですよねー。

頑張ったってロクな事ないし、
夢も自由も愛も
ないわけじゃないですか。

だったら、
僕は日本で鼻くそほじってますわ。

ずっといがみ合うより、
みんなと仲良くするのが
一番面倒くさくないんですよ。

戦争より選挙の方が
日本で五分で済むから
一番楽なんですよ。

その後、
はなまるうどん
食べに行けば
いいじゃないですか。
かき揚げとか頼んじゃえば
いいじゃないですか。」

この一年

この一年、
僕も政治的な事は
初体験な事ばかりで
色々未熟でした。
なんとなく思う事を書きます。

思えば
「アベ政治を許さない！」
は主張が強く出過ぎていました。
９の文字も
政治的な匂いに受けとられるし、
一般的ではありません。

結局、
自分が訴えたかったり
主張したくても
広く周りにやってもらえないと
ダメですよね？
主張したいのか、
広めたいのか、
どっちかだと思います。

広めたい場合にデザインは
どこまでハードルを下げるべきか？
と言うと、
ハートマークが良いんじゃないかな、
と思います。
デザインはハートより越えて
主張しない事がコツで、
ハートなら
やり易いし身近にありそうだし、
わざわざ買い求めなくても良いし、
可愛い。
Tシャツでもなんでもあるし、
気にせずに気軽に身につけられる。

「ハートは平和の象徴だ！」
と言い続けてれば
段々そんな気に
なるかも知れませんよ。

平和活動も
全員参加型が理想だと思います。
特定の人だけ集まれば
いいわけじゃないなら、
大事なのは
みんなが少ない労力で楽しめる事。

真面目な事だし
怒るべき事なんだけど、
その感情のままストレートに
出しちゃわないで
ワンクッション置くのが
良いと思います。
全然面白くてよいし、
逆につまらないとダメになる。

辛そうな事だと
周りはやってくれないから、
自分達からまず
楽しまないといけないし、
誰から見ても
楽しくないといけないと思います。
「参加しないと損だ」
くらいに
思わせてやればいいのです。

そこは三宅洋平が
凄かったですよね。
あれから学ぶべき事は
あると思います。

外に対しては政治色を
分からないくらいにまで薄めて
主張は最後に
ちょっとするくらいで
良いんじゃないかな、
と思います。
ストレートじゃない事が
コツなんだと思います。

制服向上委員会も
あれだと主張が
露骨に出過ぎてマニア向けに
なってしまう。
せっかく可愛い女の子が来ても
内容が萌えない。

正攻法で可愛さを武器にして
萌える路線に戻して
ファン層を広げる。
主張は最後にちょっとだけにして、
しかも政府批判は控えて
平和を訴える。
「外堀から埋める」
的な路線が
良いんじゃないかな？
と思います。

何しろ外に対して
アプローチしていかないと
仲間内になってしまいがちですし、
それは少数派です。

仲間同士は同調しやすいから
怖くないし
居心地は良いでしょう。

でも、
外に向かわないと
いつまで経っても広がらない。

でも、その肝心の
外に広げる為には
直球はダメで、
変化球を投げるべきなのです！

「戦争反対！」
ではなく、
違和感を出さないで
平和に関して自然に
意識を向けてもらえたら理想的ですね。

そもそも
無党派層や選挙に行かない人って、
そんなに主張があるわけじゃ
ないだろうし、
こっちもハードに
主張をぶつける必要もない。
別に悪い事を
言ってるわけでもないし、
みんなも内心では
平和を望んでます。

主張はともかく
とりあえず人と仲良くして、
その先にちょっと主張があれば
良いんじゃないかな、と思います。

自分のやってる事に
無理があれば、
人は当然、真似しませんし、
真似出来ません。
誰でも自然体で出来て、
真似してもらえたら良いですよね。

それから、
この一年で
平和を愛する素敵な人たちと
たくさん出会えた事に感謝します！
こんな事って
普通そんなにありませんよ！
人生とは不思議なものですね。

僕のギター達

ウチに居るギター達の紹介を
しましょう！

今もあまり変わらないけど
僕がもっと貧乏だった頃、
良いギターが欲しくても
買えなかった時に
ある歌い手さんから
フラメンコギターをもらいました。
このギターをとりあえず
A君と呼ぶ事にします。

A君は僕の産まれる前に
作られた楽器で、
乾いた音と渋みとパワーがあり
ずっと共に練習やライブを
してきた一番付き合いの長い
ギターです。
僕の土台は
A君が作ってきたものです。

「もらった」
とか簡単に言ってるけど、
ギターは決して
安いものじゃありません。
ましてやプロとして使うギター
ですから
最低でも30万円はします。
もっと高級なギターだと
100万前後が当たり前です。
（バイオリンやチェロは
もっと全然高いけど）

買いたくても
なかなかポンとは買えないし、
ましてや
ギタリストなんて貧乏なので
どうしても欲しければ
みんなローンを組んだりして
なんとかして買うものなのです。

ある日、
A君とのライブで
スペイン人の
ギタリストと一緒になり
彼のギターを弾かせてもらいました。
スペイン人のギターは高級品で、
A君とは明らかに
音のレベルが違いました。

その一件から
ギターの必要性を感じ始め、
他にギターが
欲しくなりました。

丁度そんな時に
偶然一本良いギターを
とても安く譲っていただきました。
B君と
名ずけましょう。

イワオ
「今日から我々の仲間のB君だ！
A君と共に頑張ろう」

A君は面白くなさそうです。
B君は良い子なので
ちゃんと挨拶しました。
B君は音の質の良いギターで、
楽器とは
こんな鳴り方をするものなのか？
と驚きました。
ただ、控えめなので
音量が少ないのが難点。
マイクのある所では使えますが、
生音の実戦ではまだパワーのある
A君が使えました。

A君は
「ほら、見ろ！」

それから僕は
清水の舞台から飛び降りる思いで、
ローンで
高いギターを購入しました。
エリートのC君です！

良いギターはお金さえ出せば
良い材料で出来たギターが
手に入るのですが、
高ければ全て良いわけではなくて、
弾きやすさや音の好み、
相性が合わないといけません。

値段とも比例しますし
合う合わないがある。
しかも歳と共に
スキルが上がったり
耳が肥えてきたりするので、
ギターに対する要求も
高くなります。

その条件を全てクリアしたのが、
エリートC君です！

イワオ
「最強のチームメイトを獲得してきた！みんな仲良くするように！」

A君は面白くなさそうです。
控えめなB君は会釈しました。
不敵な面構えのエリートC君は
胸を張って悠然と席につきました。

彼は全てを兼ね備えていました。
素晴らしいギターで、
僕が大金を出してスカウトして
来ただけあって
エリートC君は不動のスタメンになりました。

しかし、
余りにも有能で頼り過ぎて
C君の働き過ぎによる過労が
気になり始めました。

A君
「ほら、みんなをバランス良く使えよ！」
A君はそう言うけども、
お客さんに最高の音を出す事だけが僕の仕事なので、
それを考えると
中々難しい所なのです。

そして二ヶ月前のある日、
なんと僕はまた違う方から
ギターをもらいました！
D君と名付けましょう。

イワオ
「今日、
新しく転校して来た
D君だ！
みんな仲良くするように。」

A君は面白くなさそうです。
控えめなB君は好意的で
「、、どうも、よろしく」
自信満々のエリートC君は
鼻で笑ってます。

転校生D君は全くの無名で、
エリートC君のような
高級品ではありません。
しかし、
D君は僕のワガママな
難しい審査を
ドンドン合格して行きます。
「なんでも鑑定団」みたいに
僕の価値観からすると
望んでいた以上の値打ちが
あるもので、
自他共にびっくりの
素晴らしい音色のギターでした。

転校生D君は当初、
エリートC君のサブ的な
役割りを果たすと
考えられていたのですが、
徐々に実力が認められて
起用される機会がドンドン増えていきました。
余裕だったエリートC君も
だんだん焦り始め、
とうとう
熾烈なスタメン争いになりました。

そして、
とうとうエリートC君の
不動のスタメンの座を
転校生D君が
奪ってしまったのです！

A君は
「、、もう、
お前ら勝手にやってろよ！」
と、
拗ねてしまいました。

「弾かれなくなったギターなんて
何の存在価値があるんだ。
あんなに一緒に頑張ってきたのに、
寂しい。」

それを聞き、
僕も思わず涙しました。

「A君、ごめんね。
今度、君に最高のメンテナンスを
しに行こうね。
そして、
また一緒にライブをやろう！」

これが僕の可愛いギター達です。

カセットテープ

僕は友達からもらった
「iPodクラシック」と言う
バカみたいに容量のある
iPodで音楽を聴います。

すごい量が入る。
だけど何かが違う。
みんなが無機質に
均等に並んでいる。
これが当たり前だと思うと
価値感がおかしくなってきて、
自分が本当に音楽を
愛でてるのか分からなくなってくる。
レコードを愛する人の気持ちが
なんとなく分かる。

今、音楽の勉強をしているけど、
最近思う所があって
ちゃんと勉強しようと思う時は
CDラジカセから音楽を流して
iPhoneのボイスレコーダーアプリから
録音している。

非効率でバカみたいだけど、
僕は音楽を好きになってから
中学時代にはラジオにかじりつき、
良い音楽は
いつもカセットテープで録音したし、
スペインでも録音出来るSONYの
カセットの録音機を持っていった。

その機械の巻き戻しボタンが
使い過ぎて取れちゃったりして、
セロテープで補強したりして使っていたら
スペイン人がみんな驚いていた。
「見ろ、やっぱり日本人は
こんなに物を大切にするんだ！」

とにかくやっと気がついた。
カセットテープが原点なんだ。

またカセットの録音機を買うか？
と言われたら買わないんだけど、
スマホの録音アプリは
タッチパネルなので
ボタンが壊れる心配がない。
これは当時の自分からしたら
魔法のようで凄い贅沢だし、
これ以上望むものはない。

だからこの前も
CDのアルバム三枚を録音するのに、
三時間かかった。
でも、昔はそうしてたはずなんだ！

雑音も入る。
僕が音を出さないように
三時間息を潜めてる音も入るし、
車が外を走る音も入る。
だけど、
自分の時間まで録音されているし、
何となく愛着が違う。

なんだか音楽が
少しだけ音楽らしく感じてきた。

利便性を追求した結果、
今日のような音楽事情にはなっているけど、
そもそも好きな物に対して
人は苦労は厭わないものだと思う。

洗濯機とかなら良いけど、
娯楽って
必要以上に便利じゃなくて良い。
努力をしないから
好きなものに向かうエネルギーが
なくなってしまうし、
音楽が無機質になってしまい、
結果、
人が音楽を軽んじてしまう。

人間、
馬鹿で良い所は
馬鹿のままで良いんじゃないかな？