
その後、病院に行ったの。

中には沢山のワンコちゃんがいたんだ~
いつもなら、元気にご挨拶するんだけど、今は他のワンコちゃん達と遊ぶ気にはなれなかった。

「ティナちゃーん」やっと呼ばれて中に入った。
新しい始めてのお姉さんの先生だったよ。
「体重は2.2kgですねぇ~」
『毎月100gづつ増えているぞ!

その後、足に針をチクリ

血を取られた。
「フィラリアの検査だからね

「大丈夫よ~ティナちゃん

次は何をされるのか恐くてたまらない。


「うわ~


お尻に何かが入った。
「39度ですね。ちょっと、高めだけど、緊張してお熱が少し上がる子が多いので大丈夫ですよ」
それから・・・硬くて冷たいものがお腹や胸に当てられた。
「アレは聴診器っていうのよ」
お母さんが後から教えてくれたけれど、聴診器ってなに?
「心臓がドキドキしているのがよ~く聞こえるのよ」
それから首の皮にチクリ!

狂犬病の注射を打たれたの。
「おりこうねぇ!泣かなかったね~」



褒められたけれど、緊張しているからわからない。
とにかく早くお家に帰りたかった。
家に帰ると、お兄ちゃんがいた。


なんだか、


とっても嬉しかったのよ。
だけど・・・
夕食の時間ごろ、なんだか、だるい・・・
「ティナちゃんご飯よ~

お母さんが言っても、布団の上から立ち上がりたくなかった。


そうだ・・・ご飯・・・
「ティナの大好きな”ささみ”よ

お母さんが手に持って”ささみ”をくれたけれど
ちょっと、クンクン




気力を振り絞って起き上がって、ご飯のあるところまで行ってみたけれど
やっぱり、食べたくない。
「まぁ・・・ティナが食欲ないなんて・・・」


お母さんは心配そうに私をじっと見る。
そして、お母さんがドックフードを噛んで小さくしてくれたのを2,3個食べたけれど・・・
「尻尾もたれているわ~」

お皿の中をクンクンしたけど、どうしても食べられなかった。

「だるいのね。かわいそうね~





一番楽しみなご飯が食べたくないなんて

だるくて、眠い・・・


