「今日はお兄ちゃんの卒業式だから、ティナはエースさんちに遊びに行こうね」
起きるとすぐにお母さんが言った。
首をかしげてお母さんの顔を、じっと見つめていると
「ティナが行きたくてたまらないエースさんの家よ!良かったねぇ~」
そうか・・・ティナにも嬉しいことなんだ。
お留守番はしなくていいんだな。
エースさんちのドアが開いた。
嬉しくって、走って家の中に入った。
「久しぶりだなぁ~」
懐かしい匂いがして、その瞬間から、エースさんちの子供になったのよ!
今日は
お姉ちゃん
と、エースさんは居なくて、
おばちゃんと二人

だった。
おばちゃんに優しく遊んでもらって、夕方になったら、
お姉ちゃん
と、エースさんが帰ってきたの。
「ティナちゃ~~ん
」
エースさんに抱っこしていたら
「ピンポーン
」チャイムが鳴った。
私は「ワン・ワン・ワン
」
自分の家のように、警戒して大きな声を出した。
「お世話になりました。」
玄関には、お母さんがいた。
家には、お兄ちゃんとお父さんもいた。
「今時の高校とは思えないくらい、感動的ないい卒業式だったね
」
「お兄ちゃんは、沢山表彰されたね」
「誰に似たんだろう・・・」
そして、お兄ちゃんは表彰で貰った賞品の
ボールペンを沢山見せてくれたよ。
「僕は高校生活でやり残した事は何もないよ。したいと思ったことは全て出来たし、思ったとおりにいろいろと実現できたんだ。本当に充実していたなぁ・・!こんなふうに思えるのって、幸せだよね~」
お兄ちゃんは言った。
「そう・・・素晴らしい高校生の3年間だったのね!最高だね!」
ティナのご飯が終わったら、お兄ちゃんは出かけて
お母さんは、家の用事を始めた。
ティナは遊んでもらえないのがつまらないから
リビングのパキラの植木鉢の土をほじって、葉っぱを一枚取ってカミカミした。
いつも、植木鉢の土をほじると「ダメ」って言われている。
ほら!
お母さんが気がついてこっちに来たよ。

「ティナ~!ダメって言っているでしょ」
来た来た!
伏せのポーズでお母さんに攻撃をかける準備をする。
「コラッ!いたずらっ子ね~ッ!」
来るぞ来るぞ~~~
「ティナ~~~!
」
バーッと
走り出す。ソファーに登って、裏に回って走り回る。
お母さんのすぐ横を駆け抜けて、家中を逃げ回る。
追いかけっこが終わったら、お母さんはテレビを見始めた。
「つまんない・・・」
キッチンのゴミ箱から、ラップを取ってカミカミする。

「ティナ~~~!」
お母さんが気付いた。
「何処から取ったの??ラップなんか食べたらダメよ」
私はまた伏せて、
挑戦的な眼をしてお母さんを見上げる。
「いたずらっ子の眼をしているな!行くぞー!!」
そして始まる追いかけごっこ。



楽し~い!
「退屈だから、わざと、いたずらしているのね」
「そうよ!遊ぼうヨ~」
なのに、今日は疲れているのか、お腹がいっぱいなのか、続けて遊んでくれない。
だから、私は
いつも、お母さんに「ダメ!」って言われている事を
キョロキョロ
沢山探して、追いかけごっこをしてもらうことにしたのよ。
よーし!・・・次はアレだ
早く~早く~ぅ・・・
お母さん
あそぼー
起きるとすぐにお母さんが言った。
首をかしげてお母さんの顔を、じっと見つめていると
「ティナが行きたくてたまらないエースさんの家よ!良かったねぇ~」
そうか・・・ティナにも嬉しいことなんだ。
お留守番はしなくていいんだな。
エースさんちのドアが開いた。
嬉しくって、走って家の中に入った。
「久しぶりだなぁ~」
懐かしい匂いがして、その瞬間から、エースさんちの子供になったのよ!
今日は


おばちゃんと二人



おばちゃんに優しく遊んでもらって、夕方になったら、


「ティナちゃ~~ん

エースさんに抱っこしていたら
「ピンポーン

私は「ワン・ワン・ワン

自分の家のように、警戒して大きな声を出した。

玄関には、お母さんがいた。
家には、お兄ちゃんとお父さんもいた。
「今時の高校とは思えないくらい、感動的ないい卒業式だったね

「お兄ちゃんは、沢山表彰されたね」
「誰に似たんだろう・・・」
そして、お兄ちゃんは表彰で貰った賞品の

「僕は高校生活でやり残した事は何もないよ。したいと思ったことは全て出来たし、思ったとおりにいろいろと実現できたんだ。本当に充実していたなぁ・・!こんなふうに思えるのって、幸せだよね~」
お兄ちゃんは言った。
「そう・・・素晴らしい高校生の3年間だったのね!最高だね!」
ティナのご飯が終わったら、お兄ちゃんは出かけて
お母さんは、家の用事を始めた。
ティナは遊んでもらえないのがつまらないから
リビングのパキラの植木鉢の土をほじって、葉っぱを一枚取ってカミカミした。
いつも、植木鉢の土をほじると「ダメ」って言われている。
ほら!
お母さんが気がついてこっちに来たよ。



来た来た!

「コラッ!いたずらっ子ね~ッ!」
来るぞ来るぞ~~~
「ティナ~~~!

バーッと

お母さんのすぐ横を駆け抜けて、家中を逃げ回る。

追いかけっこが終わったら、お母さんはテレビを見始めた。

キッチンのゴミ箱から、ラップを取ってカミカミする。


お母さんが気付いた。
「何処から取ったの??ラップなんか食べたらダメよ」
私はまた伏せて、


「いたずらっ子の眼をしているな!行くぞー!!」

そして始まる追いかけごっこ。






「退屈だから、わざと、いたずらしているのね」
「そうよ!遊ぼうヨ~」
なのに、今日は疲れているのか、お腹がいっぱいなのか、続けて遊んでくれない。
だから、私は
いつも、お母さんに「ダメ!」って言われている事を

沢山探して、追いかけごっこをしてもらうことにしたのよ。
よーし!・・・次はアレだ

早く~早く~ぅ・・・

お母さん

