もうひとつの見ごろ

この週末、北海道や東北、尾瀬の紅葉が見ごろを迎えます。

一方でもうひとつの見ごろを迎えるエリアがカナダ。
赤い紅葉を国旗のモチーフにするこの国には、
今の季節、日本からもたくさんの観光客が訪れます。

特産のメープルシロップの原料となる
シュガーメープルの木が美しく色づいて居並ぶ
その名も「メープル街道」なるスポットも。
デザートだけではなくグリルしたチキンやサラダの味付けも
メープルシロップで食べる紅葉尽くしのカナダの人々。

この「メープルシロップ」実は厳格な基準があるのです。

「カエデの樹液を1/40に煮詰めるのが正式」などなど
”本物のメープルシロップとは！”という基準が法律で定まっていて、
それにパスしないとカナダ国内での販売が
できない決まりになっています。

またメープルシロップの色は濃淡（採れた時期）で、
ライト、ミディアム、ダークという等級に分けられます。
一番透明に近い「エクストラライト」は稀少価値が高いため
値段も効果。気になるお味は「口の中に甘さが残らない」だそう。
甘くないものが高級。。。奥が深いぜ、メープルシロップ！！


そんな風に、まるで国ぐるみで紅葉を愛でているようなカナダですが
なんと日本と違ってカナダには紅葉狩りの風習がありません。
代わりになるのかどうかわかりませんが秋のカナダっ子の楽しみは
もっぱら「ハロウィン」なんだそうです。