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罵詈罵詈伝説

めんどくさいんで何でも罵倒するのさ。

インドまで行ってきた 

2005-08-29 09:12:38 | マンが
すでに絶版なので探してもなかなか無いなあ、と思っていた、堀田あきお&かよ著「インドまで行ってきた」を、近所の古本屋でたまたま発見。
即買いました。

この後の続編の「ネパールまで行ってきた」はまだ売っているけれども、これは多分初版分が売れ残っているだけなのでしょう。コッチもなくなり次第増版は無しということで絶版でしょうか。

内容ですが、やっぱり面白いですね。「アジアのディープな歩き方」から話が続いているみたいですが、このインド編が一番面白いんではないでしょうか。

こんなに面白いのになんで絶版なのだろうか?とも思うのですが、まあマンガ業界としては売れないんでしょうね。比較する部数がハンパじゃないですから。

こんな状況ですので、多分ネパール以降の続編は期待できないですかねえ。

どうこう言っても、旅に出たくなる度は非常に高いと思います。
インドに興味のある方にはオススメです。

バックパッカーパラダイス2

2005-07-25 21:32:28 | マンが
バックパッカーパラダイス先日読んだバックパッカーパラダイスに引き続いてバックパッカーパラダイス2を読みました。

この本、前作を読んでから知り合いに「面白かったなー」とか話をしていたら、なんとその人、著者であるさいとう夫婦の奥さんの方のまゆらさんと知り合いなんだそうで、本を本人からもらって持ってるから、読みたかったらどうぞ・・という話になって譲り受けました。
しかし、意外なつながりがあるものだと。

で、この本です。
前作を読んだ上でないと面白く読めないと思うのですが、前作を読んだ上ならその延長上の話が多くて結構読み応えあります。
特にレストラン禅のファーファの話は重いものがあります。ユキさんの印象が前作よりかなり深く書いてあって、これが本当なんだろうな、と考えたり。

前作から2までを読んで色々興味がわきまして、バナラシのクミコハウスや、この禅についてとかをネットで検索しつつ色々読んで見たんですが、人それぞれ色々な書き方があってホント興味深いですね。
特にクミコハウスに関しては、このバックパッカーパラダイスの中では、麻薬やってる人は絶対入れないとか、クミコさんがかなり良い人として書かれているんだけど、ネット上にある文章を色々読んでいくと実際には見る人によってはそうでもないみたいでハウス内での麻薬やクミコさんの実際とかも色々ありましてなんだかよくわからなくなりました。

まあ、流れていく旅行者が色々な視点で見ていくものなのでそれぞれいろんな主観があるんだろうな・・と妙に納得したり。

たとえ世界のすべてを回ってすべてを見てきたと思っても、自分の主観では決して見られない他人の主観からしか見られない世界もあって、人の見識は意外と狭いものなのだなあ、としばし思案。

旅に出なくても普段の生活や仕事上でもそういうことは起こりうる。

だからどうした、といわれればその通りなんですけどね。


アジアのディープな歩き方

2005-07-18 15:18:20 | マンが
アジアのディープな歩き方を買いました。

このマンガ、かなり以前にコミック雑誌に連載されていたころに読んだことがあったのですが、そのときやたら面白かったのを覚えていまして探してみました。
多分、僕が雑誌で読んだのは続編の「ネパールに行ってみた」だったもしれません。
最近、ビックコミックスピリッツに著者の堀田あきおさんのマンガが連載されているので、その絵をみて突然思い出しまして探してみるとこの本でした。

アジア旅行記なんですが、主人公の軟弱ぶりが、話の中に時折出てくる重い話題を適度に薄めて読んでいて面白い話になっています。

インドとかアジア周辺に興味のある(というか、興味を持ちつつある)人は一度読んでみるといいと思います。続編もありますが、廃刊になっているものもあるみたいですね。

僕的には旅行マンガとしては傑作です。ホントオススメ。ちょっと泣けました。

バックパッカーパラダイス

2005-07-13 22:02:43 | マンが
バックパッカーパラダイスを読んだ。

面白いという話を友達から聞いたので、アマゾンで買ってみました。
もっとシリアスな漫画なのかと思ってたんですが、全然違った。
最初少し「あれ?」って感じでガッカリしたんですが、読み進めるうちにはまってしまいました。
確かに面白い。内容も濃い。

バックパッカーか、それに近い旅をしたことある人にはツボにはまる本。
僕も就職する前にオーストラリアをバックパックでキャンプしながらフラフラしてたことがあって、そのときの思い出を思い出しました。
オーストラリアを回るだけでも結構刺激的だったんですが、それが世界一周ですから。そりゃもう大変です。

僕もその当時いろんな国を回りたかったんですが、何せ貧乏(数ヶ月いたけど資金が航空運賃含めて40万もなかった)だったので、とてもじゃないが他の国には行けなかったのと、入社する日が決まっていたのでそれ以上は延ばせなかったのとありまして断念。
でもその当時でもいくつかの国を股にかけてきている人もいたり、マジで歩いて一周してる人とかもいて世の中すごい人がいるもんだ・・と感心しました。歩いて回る人なんて、内陸に入ったら死と隣り合わせですからねえ。一日かかったって町から次の町までたどり着けないから。

僕の旅は数ヶ月の短いものだったけれどとても楽しかった。なんといっても、初めての海外旅行(飛行機乗るのも初めて)で、友達と2人でホテルも取らずに出てしまったものだから、最初から何したらいいかわからない。
シドニーに着いた当日の宿をどうしたらいいかわからない。そもそも空港から市街までどういくのかもわからない。
そんな感じなので、まあ色々失敗しました。
挙句の果てにはポーランド人のオバチャンに夜の公園でレイプされそうになるし。。

最近、仕事が大変なせいもあって旅にフラッと出たくなる。旅の本ばかり買い込んで。
トルコに行ってみたいんですよね。あとはネパール。
ま、今年はシンガポールに友達が出来たんで、そこへ遊びにいくぐらいかなあ。

サラリーマン金太郎って・・

2005-06-27 14:23:59 | マンが
サラリーマン金太郎 は、僕の大好きなマンガの一つだった。

しかし、誰もが思うことかもしれないけど、この楽天ダウンロードだけでの配布ってのは、正直失敗なんじゃ・・。

マンガはペーパーメディアに限る!ってわけではないのですが(スキャンしたマンガを読んだこともあるが、アレはアレで結構面白い。もちろん違法なんでしょうけど)、この楽天でダウンロードしたのは実に読みにくい!!

フラッシュで作成してあるので、従来のマンガには無い動きがあるのはわかるんだけど、正直まったく不必要。効果音なんてアホらしくて聞いてられない。こんなことしたいなら、最初からアニメ作るなりすればいいんじゃ。出来の悪い紙芝居ですね。

この読みにくさは何なのだろう・・と考えたが、理由はページめくりを自動で行うことが最大の要因に思える。
マンガを読む場合ってのは、それぞれの人のペースでページをめくる。それも全頁一定なんてことはありえない。2面ぶち抜きで一コマなんてところはものの1秒ぐらい見ただけでめくっちゃうし、じっと読むべきところは1分かかるかもしれない。
それを作者の考える読ませたいペース(早い遅いは設定できるが)を押し付けて勝手にめくられるのは、激しくフラストレーションがたまる。

内容は面白いだけに、非常に残念・・。大体PC無いと読めないってのはいかがなものだろうか?これからのスタイルになるとかどうとか言ってるみたいだけど、絶対ならない。

寝ながらだって読みたいし、メシ食いながらだって読みたい。ずらっと並べてコレクションしたい人もいるだろう。椅子に座ってじっくり読むなんてのは、マンガのスタイルとしては異質だと思う。ましてや、PC持ってない人を切り捨てるとか、持っててもこの楽天のシステムが理解できない(正直ダウンロードするのかなりめんどくさい)人はどうするのか。読むなというのか?

有料になってからの1話100円というのも疑問点。インターネット経由で流通コストがかからないのに、なんで今までより高くなる?1話100円ってことは、コミックになったら1000円とかするのか?
まあ、これはネットで配布する電子書籍全体にいえる問題ですね。今回のように高くなる例は聞いたこと無いですが、たいていは普通の本と同じ値段。製本するより手間がかかるって言うんですかねえ・・。どの本見ても、どう考えても普通の本より手がかかるとは到底思えない。

作者がやりたいっていうことで始めたんだから仕方ないのかもしれないんですが、こういうことでせっかくの好きなマンガが消えていくってのはちょっと寂しいですね。
せめてマンガの画像をアーカイブしたものをダウンロードするって方式にして、本は本で売るって方が良かったなあ・・。