今年新校舎が完成し来年取り壊しとなる小学校。
現在、山形県内で最も多い児童数となっている小学校は私の母校でもある。
取り壊しまで半年となり、しばらく前から建物内観外観を含む撮影の依頼をいただいていた。
新校舎の撮影とは異なり、撮ることが出来るのは最後となる。
人で言うところの遺影写真である。
撮影するにあたって、もうなくなってしまう小学校をどういった気持ちで撮ってゆくのか
とても難しい撮影である。
ただ綺麗に撮るのでは足りない。
老朽した壁も床も建物も全てを映しながら、のちの時代に遺さねばならない。
プレッシャーである。
胃が少々痛くなるような時間が随分あった。
これまでこの小学校を撮影したことはなく、初めての撮影へ
随分と痛んだ床や壁を観続けた。
校舎新築へ難色を示し続けていた前市長から新市長に変わり新校舎建設が進み、これからの子供達の為に本当よかったと思わずには入られない。
しかし、この校舎は私を含め多くの卒業生の記憶の中にある。
床や壁の汚れも、多くの児童が大人へと成長していった証なのかもしれない。
何度か足を運んで、もう少し観たいと思います。
そうすれば、もっと何かが見えてくるのだろうと、そう思うから。
Kazuaki Koseki Photography website
写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI
山と森と川の形
「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜
@isseycraft
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