古代ローマ帝国の昔、2月15日に結婚の女神ユノ様
(ジューンブライドのジューン。ギリシャ神話のゼウスの妻ヘラ。)
の豊穣祈願の乱痴気騒ぎなお祭りがありました。
それがルペルカリア祭です。
その前日の14日はユノ様の祝日というめでたい日です。
(今の万聖節の前日のハロウィンみたいのものでしょうか。)
その良き日にけしからん事に、兵士の士気維持の為 結婚禁止という法律を破って
密かにある夫婦の結婚させたキリスト教の司祭ウァレンティヌスを捕らえ斬首にしました。
まあ、ていの良い見せしめですね。
時は流れて西暦5世紀、
当時、ルペルカリア祭が若者の風紀を乱しているとローマ教皇は憂鬱でした。
まあ、結婚の女神の豊穣のお祭りですし、教皇様からすれば異教のお祭りですからね。
でも広く浸透してて中々廃止にもできません。
そこでルペルカリア祭を名称変更して別なモノしてしまえと閃きました。
偶然にも、3世紀のローマにおいて2月14日に処刑せられたウァレンティヌス司祭なんていう
うってつけの人物がいたじゃありませんか。
んじゃ、ウァレンティヌス司祭を聖人にして 聖バレンタインっ。
本日よりルペルカリア祭は バレンタインデーっ。
かくして男女を結びつけるという特色を色濃く残しつつも、
人々に受け入れられる形でキリスト教化することに成功しちゃったのでありました。
実はこれはキリスト教の得意技。
以前にもミトラ神のお祭りをクリスマスと変えちゃった前例もあります。
近年、チョコレートを買わす日に変更しちゃったお菓子会社も
その伝統を受け継いでいるのです ホントかよっ。
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