県内16年連続下落 全国は2年連続上昇!
国土交通省は、3月24日1月1日現在の全国の公示地価を発表しました。
県内の地価は全ての用途で前年を下回り、平均価格は(1平方メートルあたり)4万4600円で、前年比2.5%減となりました。住宅地と商業地は1993年以降16年連続の下落で宅地はピーク時の半分、商業地は3割まで低下しました。
県内の地価は住宅地、商業地、工業地など七つの用途すべてで下落した。平均の下げ幅は、住宅地2・4%(前年3・6%)、宅地見込み地4・2%(同6・5%)、商業地3・2%(同4・4%)、準工業地3・6%(同5・3%)、工業地2・4%(同3・5%)、調整区域内宅地1・6%(同2・1%)、林地3・5%(同4・6%)となり、それぞれ前年に比べて縮小した。
つくばエクスプレス沿線地域の住宅地と商業地域の地価は、駅に近い地域で上昇しているものの上げ幅は縮小。一方、駅から遠い地域では下落が目立っています。
住宅地はつくば市竹園2丁目(市立竹園西小近く)の調査地点が三年連続で、商業地は水戸市宮町2丁目(JR水戸駅前)の調査地点が十四年連続で、ともに価格一位を維持している。
全国では、住宅地が平均1.3%上昇(前年0.1%上昇)、商業地が平均3.8%上昇(前年2.3%上昇)し、2年連続ぷらすとなっています。
ピークに比べれば、かなり値下がりした。今が下げのピークだろう」「一部の地域では値が上がりはじめている。不動産は今が買いどき」などと言われるけれど本当だろうか?下落を続けているのは、不況による影響は多少あるが、より根本的な要因は「不動産を取り巻く環境が構造的に変化してしまった」こと にあると思う。(-ω-*)゜ウンウン
小子化、高齢化の加速。既に日本では、住宅数が総世帯数を上回っている。経済のグローバル化。より低いコストで生産できる地域で企業活動を行う企業が増加。企業が日本に保有する土地を売却したり、賃貸に切り替えるケースが増加。 これらの要因を考えれば、不動産が値上がりしていくことはおかしい。すでに日本では「不動産」は余っているはず。 (´_`)フゥ…
不動産保有には維持管理コスト、固定資産税、都市計画税など予想以上のコストがかかる。デフレ状況では、給料が上がり続けるとは限らないし、会社も安泰とは限らない。また、いざ不動産を処分しようと思っても、「家余り」の状況では、よほど立地の良いところでもない限り、ただ同然でも売り手がつかなくなる可能性がある。
わたしも、これから不動産の購入を検討しているが、不動産所有の基本的な考え方においては「量より質」を重視するようにするほうがいいかも・・・「住まい」としての利用目的をしっかり考えて、「必要以上に買い急ぐことはない」と思っているのはわたしだけ(^_^;)
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公示地価(2003年3月24日)国土交通省の土地鑑定委員会が地価公示法に基づき、都市計画区域内に選定した標準地(2003年は3万1866地点)の毎年1月1日現在の1平方メートル当たりの価格を周辺の取引事例などにより鑑定評価し、公表すること。公示価格は一般の土地取引の基準となるほか、固定資産税や相続税の目安、公共事業の用地買収の価格決定などに使われる。