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私の本棚

同人誌や漫画のこと。好きな作家さんや作品について書いてみます。

書き忘れ

2010年06月06日 04時46分09秒 | Weblog
 昨日、書き忘れていた。
 「PARADOXICAL GAP」のなかで、ゾロサン側のサンジは『1132』と書かれたマグカップをゾロに運び、サンゾロ側のサンジは『3211』と書かれたマグカップを運んでいた。こういうあたりも、ものすごく凝っている。凝り方が細かいので、すぐには気がつかない。読むたびに新たな発見があり、それが楽しいので、思わずリピーターになってしまうのかも。

S×Z×Sか Z×S×Zか

2010年06月05日 06時35分43秒 | Weblog
 
 
知人に譲っていただいた梶山田キトさまのゾロサン本「PARADOXICAL GAP」。久しぶりに梶山田さんの本を読み、やっぱり面白い!
 登場キャラクターは、サンジとゾロのみ。でも2人でなく4人でてくる。つまり、ゾロサンのサンジと、サンゾロのゾロとサンジが出会う話なのである。これはサンゾロとゾロサンの両ジャンルをこなす梶山田さんだからこそのセンスだ。
 ゾロサンのゾロと、サンゾロのサンジが出会ってすぐに喧嘩をする。
 

 そりゃそうだろうね、それぞれが自分を組み敷こうとしているわけだから。ゾロサンのサンジと、サンゾロのゾロは何となく巻き込まれたみたいな感じ。でも、結局はこっちの受け側が状況をコントロールして、丸く収まってしまうあたりは、公平感がある。
 それに、もし、ゾロサンのゾロと、サンゾロのサンジができてしまったら、どっちが攻めなのかすごく知りたいと思ったのは、私だけではないはずだ。
 発想と展開の面白さは、ショートショートを超えていると思う。満足のいく1冊だった。なにしろ1度で2度おいしい

そんなに罪深いものなのか?

2009年11月23日 05時48分28秒 | Weblog
 「春を抱いていた」を私の蔵書に入れるべく、購入目的で本屋に足を運んだ。しかし、ない。最新刊以外はどの本屋さんにも売っていないではないか。少し前まで、山積みだったような気がするのに…。アニメイトにもなかった。なにかおかしい。そう思ってインターネットで調べたら、真相が明らかになった。作者が有名な雑誌の写真をそのままトレースして「春を抱いていた」の作画に使用していたというらしい。1枚や2枚ではなく何十枚も。それが1年ほど前に発覚し、一時創作活動は休止。新田祐克のそれまでの作品は本屋から引き上げられることとなったわけだ。
 そして1年ぶりの復帰作品が「春を抱いていた」の最終回の書き下ろし。―――う~ん、せつない。
 このトレース事件は数多くの新田祐克ファンからも非難の声が上がっている。しかし、正直、私は何がどう悪いのかよくわからない。他の漫画をトレースしてそのまま作品に入れたわけではない。あくまで写真だ。絵は新田さんのもの。盗作というには無理がある気がする。もしかして、新田さんの作画能力に疑いを抱かせるものになってしまったのかもしれない。でも、写真をいくらトレースしても、漫画を一つ完成させることはできないだろう。新田さんはオリジナルだけで十分な作画能力はあると思う。
 漫画と写真は全く違う価値基準を持つものだ。トレースされた雑誌の出版元は特に盗作されたと思っていないのではないか?漫画に使われることでいかに魅力のある構図であったかを評価されている気分になったくらいではないか?(もし、出版社が告発していたらすみません)

 イラストを描くのに、いい構図があったら取り入れたいと思うだろう。その写真を見て真似るのとトレースの違いはそんなに大きいものか?漫画家は他者のとった写真を見て描くことも許されないのか。自分でモデルを雇い、その動きをオリジナルで出させて直接描くか、写真を撮って描くかでなければならないのか。
 盗作された写真を新田さんの絵と重ね合わせてあるものを見たが、例えトレースしていても、新田さんの絵に転換され、非常に魅力的な岩城&香藤が存在する。写真とイラストを比べても、まったく違う価値のあるものとなっていると、私は感じた。そんなことよりも、「春を抱いていた」が私のようなファンにとって最終回になってしまったことのほうが大きな問題だ。ここでBL界にとって貴重な人材を失ってしまっていいのか?
 と、まあ、「春を抱いていた」が本屋で手に入らないことを愚痴って見ただけなのだが…。でも、基本的に、新田さんがそんなバッシングを受けるようなことはしていない気がするのは本当。「春を抱いていた」続編はないかな~。期待してるんだけど。
 

「春を抱いていた」

2009年11月23日 04時47分51秒 | Weblog
 先日ネットカフェで新田祐克の「春を抱いていた」を読んだ。「春を抱いていた」は、何年か前コミックスの5巻くらいまで購入したが、それ以上ははまらなくて、結局6巻以降は未読のままだった。購入した5巻までのコミックスもBOOK OFFに売ってしまった。
 ネットカフェでは、未読巻から読み始めたが、内容をつかみ切れず、結局は1巻から13巻まで読んだ。いやはや、それこそ一気である。面白い。こんなに面白い内容だったか?もしかして、数年前に出回っていた「春を抱いていた」と差し替えられているんじゃないかと思ったほどだ。
 通常BLものは、タチとネコが自然に読み手に伝わる。ビジュアル的(顔立ち、身長など)なものだったり、年齢、性格によって。しかし、「春を抱いていた」ではあまりそのあたりでは判断がつかない。はじめにこの恋に積極的だった香籐が岩城に「ノル」形になったのだろう。その流れはとても自然で、作者ももしかしてどういう形に男二人を料理するのか決めていなかったかもしれない。もし決めて、この展開なら、ものすごい計算だと思う。少なくとも私のハートをわしづかみした。
 基本的に香籐×岩城だが、話の流れでリバースあり。実情は知らないが、もともと同性愛嗜好がなければ、あってもおかしくない気はする。リバースシーンは、そこに行きつくまでのストーリー展開を含め、私はけっこう好きである。
 フィジカルな面だけでなく、メンタルな面での磨きあう部分も「春を抱いていた」では重要である。いくつかの危機的状況は主人公たちに訪れるが、どれも、いわゆる三角関係にもつれ込むような内容はないところがいい。ベースに二人の気持ちは変わることなくありながら、さまざまな出来事を(愛の力という曖昧なものでなく)、一人の人間としてどう乗り越えていくかがポイントだ。私は基本的に愛憎のもつれみたいな話は苦手なので、そこを主軸におかない「春を抱いていた」は私好みの仕上がりになっている。
 
 「春を抱いていた」にまつわる話はまだ続くが、それはこの次の記事に載せたい。今回は感想のみ。

オーズの腕のマークの意味は?

2008年07月06日 21時50分11秒 | Weblog
 「ワンピース」のスリラーバーク編を読み終わった。
 ゾロサンシーンもあり、見応え充分だった。
 中でどうしても気になることが一つ。
 オーズの左腕の【SZ-900】の意味はなにか?
 -900はどうでもいい。その前のSZはいったい…。なぜ、SZ? ZSではいけないのか?もしかして、尾田栄一郎先生は、サンゾロだったのか。
 SBSで聞いてみたいと思ったが、それも恥ずかしい。
 こうして私の妄想ばかりが膨らんだまま、オーズは倒され、スリラーバーグに別れを告げたのだった(涙)。

「心」について。

2008年06月25日 23時18分57秒 | Weblog
 Tee2BOOKSのゾロサン本で、興味深いあとがきを見た。
 同人誌は、「まえがき」とか「あとがき」とかも楽しめる。絵ももちろん作家さんの個性が出ているが、文章も同じく個性的なものが多い。Tee2BOOKSさんの文章は、非常におしゃべり。文字が多いというだけでなく、2人で書いていて、対談風にも読めるからか、言葉に勢いがある。自筆というものプラスαの要素になっている。
 「おしゃべり」というと、あまりいい印象に受け止められないかもしれないが、反対だ。原作に対しても自分の作品に対しても、愛情いっぱいであることがわかる。その時の素直な気持ちをストレートに表現していて、気持がよい。これぞ同人誌!と楽しめる。
 私が読んだのは、そんなTee2BOOKSさんのあとがき。
 
 ルフィたちの「心」の呼び名
  ルフィ=ソウル
  ゾロ=スピリット
  サンジ=ハート
 てなカンジではないかと…

 というような内容。
 早速辞書で確認。すべて、訳せば同じ「心」。でも持っている意味合いは違う。
 soul(ソウル)…魂。物事の精髄・核心。生命。
 spirit(スピリット)…肉体(body)に対しての精神。
 heat(ハート)…感情を伴う心。
 う~ん、「なるほど」と、唸ってしまった。うまい表現をされた、Tee2BOOKSさん。
 Tee2BOOKSさんの「ケーゾロ」シリーズは6冊集めることができ、ストーリーも佳境に入った。パラレルはあまり読まないが、Tee2BOOKSさんのパラレルは見応えがあって好きだ。次に手に入れることのできるチャンスを狙っている。
 

「やっぱりボーイズラブが好き」

2008年06月22日 10時16分28秒 | Weblog
 2005年に出版された、BLのガイドブック。
 本棚にきれいに並べられていたものの、なかなか読む機会がなかったのだが、ふと思い立ちページをめくった。
 紹介される最初の作品は石原理さんの「あふれそうなプール」。
 これは私も読んだ。
 「あふれそうなプール」は、たくさんのカッコいい高校生が登場する。「甘い」という言葉は、どのシーンにも似合わない。攻めとか受けとかあっても、みんな攻めにしか見えない(笑)。主人公2人の関係も真剣勝負という言葉がふさわしい。「疾風怒濤の青年期」の心情も見事に描き切った、BLを超えたBLというのか。名作である。これを一番に持ってくるとは、さすが。
 私は石原理さんの作品は、あまり知らないが、絵だけ見ると、最近の作品より昔の作品のほうが私の好みだ。
 読んでいくと「やっぱりボーイズラブが好き」の筆者は、すごい。ボーイズに精通している。私の知らない作品がこんなにあるのか!と、圧倒される。
 中でも興味を引いたのが、今市子さん。恥ずかしながら、彼女がこの系統の作品を書いていることをよく知らなかった。そんな雰囲気の絵ではあると感じていたものの、確認するには至っていなかった。まだまだ私もビギナー。代表作「百鬼夜行抄」も読んだことがないからな。本屋でチェックしようと思っている。
 逆に、よく知っている作家さんでも、何となく手の出せずにいた作品もある。富士山ひょう太さんがそうで、彼女はとても好きな作家さんなのに、「1Kアパートの恋」「ディア・グリーン」しか持っていなかった(どっちもお気に入りの作品なのだけど)。
 コミックスを買うとき、裏表紙の作品紹介を読む。その内容が、面白くなさそうだと、つい、敬遠してしまう。たぶん、富士山ひょう太さんの作品は裏表紙の作品紹介で、ピンとこなかったのだと思う。
 しかし、「やっぱりボーイズラブが好き」は作品紹介がうまい。これは読んでみなきゃ、と思わせる。それで、立て続けに「わりとよくある男子校的恋愛事情」
 「純愛」「瞳の追うのは」を購入。
 私的には「純愛」「瞳の追うのは」が好き。
 特に「瞳の追うのは」は、「ディア・グリーン」の2人が、その関係を作り上げていく過程が丁寧に描かれていていい。
 このように同じ作者の作品どうしで、リンクしているものは、とても面白いと思う。ミニシリーズとか、スピンオフっていうのかな。過去をさかのぼった作品だったり、違う主人公の視点で見た作品だったり。作品世界が広がっていくのがワクワクする。
 他にも、もちろん、新田祐克さん、山田ユギさん、よしながふみさん等々多くの作品の紹介があり、このガイドに描かれた作品を網羅していくのはなかなか困難。本屋でのBL分野はかなり広がりを見せているけど、それでもなかなか手に入らない作品もある。
 しかし、読みたい作品を探しながらの本屋めぐりは楽しい。みつかったらラッキーだし、新しい作家さんの発見もあるかもしれない。まれに、猿屋ハチさんの作品集とか見つけちゃったりするし(さすがにそうそうないか)。
 わたしも、やっぱりボーイズラブが好き、なんだよなぁ。
 

「秘密」

2008年04月27日 09時14分46秒 | Weblog
 清水玲子の漫画。
 見応えのある、シリーズものだ。現在、、「メロディ」という隔月雑誌に連載されているらしい。私はコミックスで知り、集めはじめた。
 近未来の話で、死んだ人間の脳を取り出し、MRIでスキャナーにかけ、電気刺激を与えると、生前、見ていたものが映像化できるという技術が、警察の捜査に導入される。この捜査方法を行っているチームの話だ。
 内容はさすが清水玲子。ぐいぐいと引き込まれる。相変わらず絵もきれいだ。しかし、私にとってのこの作品の楽しみはそれだけではなかった。
 捜査チームを率いる薪警視正。童顔に似合わない厳しさと、精神的な強さをもつ。頭もキレる。で、青木刑事。若いのに老け顔。眼鏡が似合う。薪ほどではないけど男前で、正義感あふれる新人だ。拙いながらも、薪を助けようとする青木。薪も、口では厳しく言いながら、青木に期待をかけている様子が端々に出ている。
 連載されているのは「メロディー」で、「ディアプラス」とか「ビーボーイ」ではない。でも清水玲子作品だ。ちょっとBL風味を期待してもいいではないか?
 私的には薪は受け。こういう受けのタイプは好き。青木は攻めで。年下でもいい。見た目は若いし、何しろ長身だ。この二人の関係はどうなるか?生々しい展開は必要ない。ジャックとエレナのような関係が好きだ。私は1巻、2巻と、期待に胸ふくらませ、読み進めた。
 しかし、最新刊④を読み、衝撃の展開
 青木刑事になんと年上の彼女ができてしまった。ちょっと、そんなのアリ?
 薪は、あたたかくそれを見守るスタンスに落ち着いてしまっているではないか。薪さ~ん、それでいいのか?青木、きっとお前は後悔するぞ。
 気に入らない人間関係の展開にも関わらず、内容の展開はやっぱり凄い!つい見ちゃうんだけどね。でも、5巻を待ち望む気持ちは半減したのは事実だ。
 

最近の同人誌

2008年04月20日 02時19分14秒 | Weblog
 昨日、アニメイトに行って、たくさんのゾロサンを購入したとはいうものの、最近はワンピースの同人誌のスペースが少ない、というか、ない。2~3年くらい前は、あったはずなのだが。「ここがワンピースだよ」って言わんばかりに、表示されたスペースが。
 いまは、「リボーン」「銀魂」が多いかな。そういえば、「テニプリ」「NARUTO」もぐっと減ったような気がする。
 「銀魂」は、かなり好きな作品だし、銀時×土方なんか、リバースありでもOKだと思うが、いまひとつその気にならない。ん~、スクランブルすぎるからかな?土方×沖田も、いいと思えるし、沖田は神楽とでもいいじゃないか、とか。いや、銀時と桂はどうなのか?近藤さんは、お妙さんにもっとアピールしろよとか、思うところが多すぎて、なかなか的を絞れないからかも。
 ともかく、今のアニメイトに置いてある同人誌は、私のツボから外れちゃったなぁ。
 やはり頼みの綱はオークションかね。
 あ、KACショップで「氷雨の刃 総集編」と「ROM-PIECE」の第一巻を注文した。通販は便利だ。

ですます調は書きにくくて私らしくないので、文体を変えてみることにした
 
 

久しぶりに

2008年04月20日 02時14分41秒 | Weblog
 ブログを開きました。本当にしばらくぶりで、ちょっと怖々でした。
 3月~4月は嵐のようで(嵐と言えば、先ほど地震がありました)、仕事をしているか、酒を飲んでいるか、寝てるかでした。オークションもまったく覗けていないその頃に比べ、ちょっと余裕がでたかな。あと、お酒も控えているので、睡眠時間が短くても大丈夫になったのが大きいな。

 今日、久しぶりにアニメイトに行って、たくさん買い物をしてきました。
 銀魂のしおりセット、クリアファイル、ワンピースのバンダナ、ランチョンマット?キーホルダー、クリアファイル、メモ帳、そして、ヒルルクの海賊旗の絵柄のバスタオル!
 ゾロサンの本もたくさんありました。久しぶりに行くと目新しいものがいっぱいで、勢いで買ってしまった。本当は洋服とか見たかったのですが、予算オーバー。トホホ…。
 購入した本の紹介。
 プロペラ式
 「めぞんバラティエ 最終章」お、やった。これで、やっとシリーズ揃う
 「動物のお医者さん総集編」これは、スーパーを持っていましたが、ま、勢いで。
 一億 やまと「黒刀秋水」「海水パール」「a glass of sea」←このサンジが非常にきれいに描かれていました。サンジファンにはお薦め。やまとさんの作品はストーリーが私好みです。シリアスであっても、どの作品にもほのぼのな感じを忘れません。あと、きっととてもまじめな方なんだろうなって勝手に思っています。作品の印象からですが。
 一億 ハガイノチ「GOTTA煮」「オール4」「オール5」実は、「オール~」は、それまでの内容を知りません。オークションでたびたび、見かけていましたが、手に入れそびれていました。途中からでもいいかな、それとも1~3まで集めてから楽しもうかな。迷っています。ハガさんは、やまとさんと全然タイプが違いますね。全編ギャグ?でもそんな中でもほのぼのがあって、いいですね。「オール~」の装丁にも、やられました。
 一億さんの作品が最近アニメイトで手に入るので、嬉しいです。
 Tee2BOOKS「LOOK ON」ケーゾロシリーズの何冊目になるんだろう?気がつけば22話まで話が進んでいました。しかも、「JUST YOU WAIT!」というサブタイトルまでついて。
 これはもう、Tee2さんの花流作品、「JUST DO IT」を思わせる流れではないですか!そろそろクライマックスのようで、期待を高めます。でも、私このシリーズは全然歯抜け状態で、2冊目「BURN!」と3冊目「ダック・スープ」とやっと今回の「LOOK ON」なので、途中、どうにか購入したいと思っています。

 と、こんな風に散財した一日でした。