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私の本棚

同人誌や漫画のこと。好きな作家さんや作品について書いてみます。

まだまだBL好きは変わらない。

2012年09月02日 09時13分41秒 | Weblog
 同人誌でよくみかけた漫画家さんが、商業誌でも活躍している。うれしくあり、さびしくもありだ。「恋せよ少年」→「adocir」→「B Life」とタイトルを変えながら発行を続けている雑誌に、ナリさんの「オモテ家業ウラそば屋」という作品が連載中。スペクタルラブロマンと銘打ってはいるが、まだラブロマンな感じはない。しかし、スペクタルでサスペンスでコメディな感じは、すでに堪能できる。おそらくこの先、ナリさんらしいソウルフルな感じも出てくるに違いない。伏線もたくさんありそうだし…。猿屋ハチさんの「三連アルチザン」とともにこの先も楽しみにしている。
 いままでナリさんの作品はゾロサンでしかお目にかかったことはなく、オリジナルは初めてだ。画風はあきらかにゾロサンのナリさんのままだが、どのキャラクターもゾロやサンジにかぶらない。だいたい初めは「あ、ゾロ(サンジ)に似ている」と感じるものだが、ナリさんの「オモテ家業ウラそば屋」の主要キャラクターにはそういった印象をもたなかった。描き分ける力があるっていうことかな。ひいきの作家さんがこんなふうに活躍してくれるのは、やはりとてもうれしい。

ミステリー小説よりミステリー

2011年12月03日 08時09分55秒 | Weblog
 「adoucir(アドゥシール)」のvol.5を購入。もちろん一番の楽しみは猿屋ハチさんの「三連アルチザン」。1回分のページ数が10ページ程度なのでなかなかストーリーが進まないように感じるが、気がつけば起承転結の中の「承」に踏み込んでいるようだ。ここまでは主要なキャラクター紹介をドタバタ劇の中でしていたが、徐々にストーリーの中身に入ってきた感がある。それでも、まだまだ謎は多い。ナイツの小ネタ以上の数の伏線が存在しているのではないか。
 「三連」は、どうやら3人組を意味しているらしい。舞台は高校。各学年で3人が選ばれ「三連」と言われているらしい。もしかして、3人に限らないかもしれない。6人選ばれて、三連が2組できるということもある気がする。選ばれる基準はまだよくわからない。しかし、1年生のある時期に生き残りゲーム?のようなものがあって、そこで勝ち残った(参加するにも資格がほしいようだ)三人が「三連」と認められるのか…な?主人公たちは「三連」になる前の1年生だ。候補はあらかじめいるらしく、「ヒナ」と呼ばれている。しかし、ヒナとしての自覚がある人もいればいない人もいる(ようす)。三連に選ばれるためのゲームが、今始まったというところだ。

 前号で気がついたのだが、「三連アルチザン」の登場人物の名前が興味深い。
 上級生の「三連」に三刀代(みとしろ)と二乗(にじょう)が出てくる。残るもう1人はまだ登場していないが、「一」の付く名前であることが予想される。
 で、候補の1年生の名前。小野寺、清水、布施…初めはこの3人が三連かと思っていたが、小笠原、小田もでてくる。ここの「小」という文字に注目したい。だが、これは三連とはあまり関係なく、他の伏線があるのかもしれない。ちょっとここで登場人物の関係を整理しておきたい。
 小野寺 小笠原 小田 は同居している。その関係は友人なのか親戚なのかよくわからない。
 小野寺 清水 はいつもつるんでいる友人。高校でここに布施が仲間に加わる。
 小野寺 清水は三連の存在を知っているようだが、布施は全く知らないみたい。小田は知っているのか知らないのかわからない。女好きなピエロ的役割にも見えるが、実はそうではない可能性が高い。小笠原は、三連の存在は知っているけど、すでにそこを超えた立ち位置にいるように見える。
 ここに上級生の三連や、教師の志貴(しぎ)が入り乱れる。他に三連の候補は、石切、芹菜、紀伊、冨木などの名前が挙がっている。女子生徒も混ざっていたりする。このあたりが完全なわき役とは言えないし、まだ登場していないキャラクターもいるはずだ。

 ストーリーも謎が謎を呼ぶ展開が続く。調べたら「アルチザン」はフランス語で「職人」を表す。職人としての腕を試される何かがあるのか?そういえば、清水の家は、鉄工所らしい。布施は超人的な「耳の聞こえ」よさをもっている。そういうことも今後関係してくるのか?2か月に1回、10ページのペースで進むストーリー。私の生きているうちに、終わりはくるのか?そこも含めて謎だらけの「三連アルチザン」である。

 

たまには失敗もいいものだ

2011年11月27日 10時29分43秒 | Weblog
 本などは本屋に足を運ぶのではなく、ネットで購入することが増えてきた。
 先日もAmazonで購入手続きをとった。私は酒飲みで、酔っ払ってパソコンを開くことが多い。その時もけっこう飲んでいたようだ。予定していたものではない本をクリックして、購入手続きをしてしまった。本のタイトルは「大海賊同盟」Z×S④。後になって気がついたが、まあ、ゾロサン本だし、未読のものだしと思いそのまま配送されるままにしておいた。で、読んだ。
 おおっ、なんとナリさんの「少しバカでも素直がいい」が掲載されているではないかっ。じつはこれは、ずっと購入しそびれていた作品。まさか、こんな形で出会うことがあろうとは…(感涙)。いやいや、やはりナリさんは期待を裏切らない。ゾロとサンジのコスプレK1グランプリ。セーラー服のゾロVSチア姿のサンジなんて誰が想像してたか。「VS」がそのまま「×」になってもいい。また、実況解説がデービーバックファイトそのままのテンポで笑えるんだ、これが。
 そういえば、原作のデービーバックもゾロサン要素満載だったな~。うっとり。
 まあ、そんなわけで、深酒の失敗かと思いきや、大正解となった買い物であった。

教えて!

2011年10月07日 19時07分18秒 | Weblog
 「恋せよ少年」の新刊を待っているのだが、ない。Amazonでも検索したが、私が持っている既刊号しか見られなかった。いったいどうなってしまったのか?私がこのブログの更新をさぼっていたのが悪かったのか?百歩譲っても「三連アルチザン」は何としても描き続けてもらわなくては。詳しい情報、ご存じのかたは、ぜひ教えてもらいたい。

月村 奎作品

2010年08月03日 15時40分34秒 | Weblog
 最近、本屋でBLコーナーができ、さまざまな嗜好を受け入れられる日本を嬉しく思う。
 しかし、私の周りには私と共通の趣味(言わずと知れたBL嗜好)を持つ人間がいない(というか、みんなカミングアウトしていないだけなのか?)。私の夢は、近くにゾロサンや花流人を見つけ、ぜひ、同人誌を貸し借りして、お互いの感想を述べ合いたいというささやかなものなのだが、なかなかかなうことがない。
 地道にBL道を極めようとしている私だが、そんなにたくさんの本を読んでいるわけではない。気に入りの作家を見つけると、結構集中して読んでしまう。なので、持っている作家の数は数人だ。そのなかで、私の一番な旬は月村奎さんである。
 彼女の作品はすべて購入したつもりでいたが、まだ知らない作品があることを知り、愕然とした。あわててAmazonで2作品購入。先ほど読み終え、うっとりとした気分に浸っている。タイトルは「おとなり」と「Release」。
 月村奎さんの作品はどれもはずれがない(私的に)。他に新刊などを気にしているBL作家さんは、崎谷はるひさん、木原音瀬さん、榎田尤利さんあたりだが、今の一番は何と言っても月村奎さんだ。
 文章が読みやすく、ライトな感覚で読めるのに、内容はライトでは語れないものがある。事件があっても、派手ではなく、静かな淡々とした文体の中で時間は過ぎていく。主として主人公の心の内を語りながら作品が出来上がっていくので、主人公のきれいな部分、汚い部分に自分自身も共感するし、作中人物と穏やかな時間を共有できるようなお話ばかりだ。たまにスピンオフのように書かれる作品には、男女の恋愛を描いたものもあり(しかもどれも魅力的)、必ずしもBLオンリーの人ではないと思わせる。
 「秋霖高校第二寮」は長いシリーズもので、かなりドタバタな内容ではあるが、おさえるところはきっちりおさえている。お薦めの作品ではあるが、私の一番のお気に入り作品は、「そして恋がはじまる」だ。もう、たまりません。足をバタバタさせて読んでしまう。
 それほど多作ではないので、今は本当に新刊待ちの状態。もうすぐAmazonで注文した「CHERRY」が届くはずだ。また機会があったら感想をかく予定。

「三連アルチザン」その2

2010年07月22日 18時53分18秒 | Weblog
 今日、「恋せよ 少年」のVOL.1と2が、届いた。とりあえず読んだのは「三連アルチザン」。う~ん、やっぱりシリーズの第1回目から読んでも、設定が分らない。でも、面白い。長々とした説明文がなくても、読ませてしまう魅力があるんだな、これが。それで、読み進めてていくとさらなる事実が浮き彫りになって、面白さに深みが増す。ぜひ、コミックスになってほしい。

 さて、今日は22日。VOL.5の発売日でもある。仕事の帰りに行きつけの本屋に寄ってみたが、見当たらず…。月村奎さんの新刊「Cherry」もなかったし…。もう、本はネット購入にしようかと真剣に考えてしまう。ほしい時にほしい本がない本屋なんて、何の役にも立たないんじゃない?と、レジの前で言いたかったけど、やっぱりお世話になることもあるかと、我慢した。ちょっと小心者の私なのである。
 

「三連アルチザン」

2010年07月20日 18時07分25秒 | Weblog
 商業誌に猿屋ハチさんの作品を見つけてしまった。
 すべてはブライト出版の同人誌アンソロジー「S×Z」を見かけたところから始まった。ゾロサンの王道であることを自負しているにもかかわらず、表紙の猿屋ハチさんのイラストに魅かれ、つい購入。内容は、まあまずまず。なにしろ私はゾロサンだしー。 でも、猿屋ハチさんのは、面白かった。さすが。彼女の作品はタイトルからして興味をそそる。「S×Z」に載っていた作品のタイトルは『3時から5時』。どんな内容だろうと、非常に気になる。さらに続編は『4時から6時』(これは描き下ろしっぽい)。前半のドタバタな感じからは想像もつかないが、後半を読み、納得。
 寄り道をしてしまったが、私がここに書き残しておきたいことは、「S×Z」のことではない。「S×Z」の終わりに掲載されていた、ブライト出版から出している、「恋せよ少年」という雑誌に猿屋ハチさんの作品、『三連アルチザン』が掲載されていることを知った、ということを言いたかったのである。どうやら、VOL.4まで刊行されている。22日にVOL.5が発売だそうだ。猿屋ハチさんの作品はVOL.1から『三連アルチザン』シリーズとして掲載されていることを知り、早速購入。行きつけの本屋には見つけられず、Amazonで買い込んだ。先にVOL.3と4が届いてしまったので、1・2を待たずに読んでしまった。
 「恋せよ少年」は、つまりはBL雑誌。最近は本屋でも幅を利かせてきているBL本(いや、本当にいい時代になった)の中ではマイナーなものではないかと思う。初刊からそれほど月日がたっているわけではないし、執筆陣も聞かない名前ばかりである(しかし、私はその中でかつてゾロサンであった作家さんを何人か見つけた♡)。私の中では猿屋ハチさんは、かなりのネームバリューをもつ作家さんだとは思うが、「ディア+」とか「BE-BOY」とかでは見られないのは、かなりマニアックな要素があるからだろう。
 さて、その猿屋ハチさんの『三連アルチザン』。やはり、期待を裏切らない。私はシリーズ3回目と4回目しか知らないので、内容が把握しきれない部分もあるが、オールキャラあり、ゾロサン要素ありの「ONE PIECE」作品を彷彿とさせる。しかも、高校が舞台のシリーズものだ。私にしてみたら、ゾロサンが何組もいるみたいなサービス作品である。『三連アルチザン』は、というより、猿屋ハチ作品は「恋せよ少年」の中でも、かなり異色な雰囲気を醸し出している。内容や絵もそうだが、作品の掲載が10ページとか16ページとか、本のラストの枠であるところとか―――何となく猿屋ハチ作品の特徴を同人誌から引き継いでいる(というか、引きずっているのか?)。あと、執筆者からのメッセージのスペースも。みんな、それなりに自分の思いを語ってくれるのに、猿屋ハチさんだけは、非常に無口。よくわからない一言でおしまい。これはもうゾロサン作品からそのままで、私としてはさびしくもあり、逆に自分のスタイル貫いている彼女に、憧れを抱いてもいる。
 早くVOL.1と2が届かないかな、と待っている。お、その前にVOL.5の発売日になるかもしれない。なににしても、この歳になって、待ち遠しい出来事があるのはいいものである。

to be continued

2010年06月22日 09時10分04秒 | Weblog
 同人誌にも続き物がある。シリーズ化されていて、1冊完結の連作ならそれほど問題はないが、1冊読みそこねると次の展開の理解ができないという続き物は非常に厄介である。いま、私は梶山田キトさんの「ONE IS A MERCY, AND THE OTHER IS A GREED」(百年シリーズといったほうがいいかもしれない)と、ナリさんの「忘却カウントダウン」を集めている。
 百年シリーズは先日どうにかこうにか5冊購入した。実は3冊目までは地道に1冊ずつ買っていたのだが、4・5巻を買いそびれ、どうしようと思っていたときに、5冊組で購入する機会があった。本当は1~3巻は必要なかったが、セット販売だったので仕方がない。高かったがどうしても続きが読みたかった私は、待ち切れず手に入れた。でも、が~ん。5巻でおしまいではなかった。いくつもの謎を解き明かすもののひとつに、「天国ノ罪と罰」のエピソードが絡んでいることが5巻でわかる(この話もZSファン必見)。新しい登場人物もあり、まだまだ謎の答えが見えそうで見えない。
 「忘却カウントダウン」は1・2・4巻を持っている。5巻まで出版されており、それも実はまだ続く―――らしい。大まかな話の流れは見えるものの、3巻がないだけで不安になる。どうにかして手に入れたいと思うが…。
 梶山田キトさんもナリさんもさすが大手の作家さんだけあって、内容が濃い作品である。発想の奇抜さやストーリーの展開は見事。それぞれどうやってENDにもっていくのか、楽しみである。なので、いつまでも続いてほしい思いと、早くラストを知りたい思いが交錯している。

思い出の作品

2010年06月12日 18時57分56秒 | Weblog
 「アイシールド21」の連載が終了してしばらくたつ。しかし、私のパソコンの壁紙はずっと蛭魔妖一のままだ。連載の再開は…ないだろうな?久々に心ゆすられる漫画のキャラクターだったのに。


 つい懐かしくなり、本棚からひっぱりだしてきた9巻。このあたりのアメリカ合宿編はもりあがったなあ。
 
 と思い出にふけっているときに、もう一つの少年漫画を思い出した。
 「リングにかけろ」―――もう数えるのも面倒なくらい昔のマンガだ。「聖闘士(セイント)星矢」(←違うかも)で一躍有名になった車田正美さんの作品。
 
 これは私の持っているお宝の一つ。
 「リングにかけろ」のイメージアルバム。LP盤だ。まだ「風の谷のナウシカ」でブレイクする前の久石譲さんが作曲を手掛けている。全体がロック調で元来の私の好みではないが、聴いているうちに、かなり好きになった曲もある。収録されているパターンミュージックはのちの宮崎アニメにもその片鱗をのぞかせている。

 話がそれてしまったが「リングにかけろ」の好きなキャラクターは剣崎順。主人公のライバルだ。後には義理の兄になる。まるで「巨人の星」の焼き直しのようにも思えるが、そんなことは一向に構わない。何しろ私は別に花形満は好きではないし…。
 私は剣崎順にやおい的要素は全く感じられないが、ものすごく好きなキャラクターで、そういう意味で蛭魔妖一に似ている。でも、「リングにかけろ」の後半は「聖闘士(セイント)星矢」に似てきていて、作風が変わってきているので(ちなみに前半は「明日のジョー」タイプ)今一つ作品としては私の好みから外れてしまったのが惜しい。今も「リングにかけろ2」が連載されているが、それにもどうも食指は動かない。気にはなっているけど。

こんなところにも 萌え要素

2010年06月11日 21時15分37秒 | Weblog
 北方謙三の作品を続けて読んだ。もともとハードボイルド作品を数多く書いていた方で、私はちょっと苦手としているジャンルであった。しかし、最近中国の歴史物を書かれていて、それが面白い。まずは、「三国志」。続いて「水滸伝」、そして今は「楊令伝」を読んでいる途中だ。13巻まで出ていて、まだ続いている。
 もともと三国志は、昔NHKで放送されていた「人形劇三国志」が好きで、大まかな内容は知っていた。吉川英治の「三国志」はNHKの内容と近いものがあったが、北方謙三の「三国志」は少し違う。萌えるぞ。たまらん。いや、確かにオークションなどで調べると、BLのジャンルで出てくるのだ、「三国志」が。なぜかと疑問に思っていた。
 昔、故栗本薫氏が「小説道場」という企画を作り、BL小説を募集してその作品を吟味評価していたことがあった。寄稿者に江森備(たぶん『えもりそなえ』)という方の作品があり、その作品が「三国志」をもとに書かれたものだった。諸葛亮と劉備を中心にした話。露骨なやおいシーンはなかったが、お互いの心の内を見せきれず、戸惑っている様子が伝わるような内容であった。故栗本氏は、個人的好みで絶賛していた。私は当時はそれほどでもなかったが、今読むと栗本氏の気持ちがよくわかる。もしかしてその影響(小説道場の)のために、いまだに三国志BL分野での存在があるのかもしれない。
 話が広がりそうなので、ここでちょっと戻そう。
 北方「三国志」はもちろんBLではない。しかし!しかし、すごいのだよ。私はこの北方「三国志」で三国志好きのBLファンが増えた(逆にBL好きの三国志ファンが増えた)のではないかと、分析している。北方「三国志」第6巻が、私の萌えの頂点だ。劉備が諸葛亮を幕僚に加えようと、彼の草庵を訪ねる。これを「三顧の礼」として、一般的には使われているが、北方「三国志」はそんなことはどうでもよい。劉備に仲間になってほしいといわれ、拒む諸葛亮。しかし、なにか心にひっかかるものがある。自分の今までの人生、今の生活、そしてこれからのことを考えたときに、劉備という人が、目の前に現れた。劉備の頼みを2度断り、悶々としているときの、3度目の来訪。このときの諸葛亮の反応はもう、悶絶ものである。
 11巻の劉備と諸葛亮の再会もいい。作者はもちろんBLの意識はないはずだ。ただ、男とはどういうものかを、信義とか友情とかを通しその生きざまを描こうとしているだけである。なのに…なのに、なぜこんなに乙女の心をゆさぶるのか。
 北方「三国志」はぜひともBLファンには読んでいただきたい作品である。ちなみに北方「水滸伝」と「楊令伝」は、そこまでの要素はない。でも、面白い。BL好きでない人にも、こちらはお勧め。