石原 博の覚書

電子工作に関する日々の覚書を記載します

TL866Aについて

2022-03-20 15:11:48 | 日記
現在ROMの書き込みにはTL866Aを使用している。(すでに製造中止。最新版はTL866II PLUS)

40年ほど前に2716を自作ROMwriteで焼いてた身には、手軽に多くの種類に対応しており、非常に有り難い。ただ純正の書き込みソフトウエアがWindowsだけでLinuxには対応していない。(wineでも動くという記事がネット上にあるけれど)

メインのノートPCがDebianなので、debianでアセンブルし、デュアルブートでWin10に切り替えROM焼きしている。結構再起動に時間がかかるのでなんとかしたいと思っていたので、「https://gitlab.com/DavidGriffith/minipro」を使用してみた。

===以下の手順でコンパイルとインストール===
> sudo apt install libusb-1.0-0-dev
> make
> sudo make install

> sudo cp udev/*.rules /etc/udev/rules.d/
> sudo udevadm trigger

> sudo usermod -a -G plugdev YOUR-USER

> sudo cp bash_completion.d/minipro /etc/bash_completion.d/
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使用例
・このソフトの情報 minipro -V
・ハードウエアチェック  minipro -t
・デバイス情報取得 minipro -d デバイス名
・ROM読み込み(インテルHexフォーマット) minipro -p デバイス名 -f ihex -r 読出ファイル名
  -f srec でモトローラ形式もOK 指定なしはバイナリ -r- だと stdout へ出力
・ROM書き込み minipro -p デバイス名 -f ihex -w 書込ファイル名
  -f srec でモトローラ形式もOK 指定なしはバイナリ -w- だと stdin から入力
・ベリファイ minipro -p デバイス名 -f ihex -m ファイル名
  -f srec でモトローラ形式もOK 指定なしはバイナリ -m- だと stdin から入力
・ブランクチェック minipro -p デバイス名 -b
・消去 minipro -p デバイス名 -E


デバイス名は以下で見られる。 
・全デバイス名表示 minipro -l
・デバイス名検索 minipro -L 名称の一部


操作例
$ minipro -p UPD27C1001A@DIP32 -f ihex -r test_ihex
Found TL866A 03.2.80 (0x250)
Warning: Firmware is out of date.
Expected 03.2.86 (0x256)
Found 03.2.80 (0x250)
Reading Code... 1.57Sec OK


問題点
・8000HからのihexをROMの400Hから書き込む方法がわからない。
 ROMの400Hの内容をRAMの8000Hに転送して実行など、時々しているのだが。(ihexのアドレスとチェックサムを書き換えないといけないのか?)
・Firmwareがout of dateとなっているが、使えているからまあ良し

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