石原 博の覚書

電子工作に関する日々の覚書を記載します

速度比較

2021-02-28 12:30:46 | 日記

せっかくCP/Mマシンなので、その速度を測定した

方法

CP/M上のMBASICで、ASCIIART(マンデルブロ集合)ベンチマークを実行。MBC2は本当のZ80を使用しているので、この速度を基準にクロック換算した。

機種 所要時間(秒) 換算クロック(MHz)
avrcpm 16Mhz 2336 0.5
mbc2 4MHz 290 4
mbc2 8MHz 146 8
esp32 48 24
fpga 46 25
runcpm 1.6 725

・avrcpmはavrエミュレーションだし、4bitDRAMを使っているので結構遅いが、こんな単純なハードで動くことに意味がある。
 頑張って動くところを見ていると、なかなか楽しい。

・esp32は1チップで、構造はavrcpmより単純。メモリも内蔵しているし安いし速い。

・fpgaは速いが、esp32と同程度というのは想定外。

・runcpm(ノートPC core i5-3320M) 信じられない速度が出る(キャッシュが効いているだろうなあ)

 


Multicomp Cyclone II-C でCP/Mが動いた

2021-02-11 12:44:35 | 日記
https://www.retrobrewcomputers.org/doku.php?id=boards:sbc:multicomp:cycloneii-c:start を参考に。

たまたまCycloneII FPGAボードを持っていたため、cyclone2v110.zip(Eagleのデータ)をダウンロードし、KICADに変換。
seeedでプリント基板を作成。



mc-2g-1024.zip から MC-2G-1024\14-Multicomp\Microcomputer_TTY\Microcomputer.qsf をfpgaに書き込み
SDカードのにSystem18.imgを書き込み
シリアル(115200baud)を接続。



以下のシステムが System18.imgに入っている
S001 Dos+ 2.5
S002 CP/M 2.2
S003 CP/M Version3.0
S004 MP/M II V2.1
S005 Z80 BASIC Ver 4.7b
S006 ZSDOS v1.1 ZCPR2
S007 CP/M Version 3.0 ZCPR

SD上の領域は約8MBごとのブロック 001〜254に区切られている。システムの起動は Snnn[ENTER]
(Snnnはブロックnnnからブートすることを意味している)

ドライブの割当は MOUNT B: nnn とする。

CP/Mへの各種プログラムアップロードは、DOWNLOAD.COMを使用する。
アップロードしたいファイルをhexxferによりhexファイルに変換し、コンソールに貼り付けることで可能

注意点
 シリアルはRTS, CTSは必須。