みなさま、こんにちは。
今日から、またクリニックのヒストリーに戻りますね。
ーAMPよりー
「患者第一主義」の考え方は、アメリカの伝説的な医療施設である、
メイヨ―クリニックの、創設以来の精神として有名な言葉です。
それが、世界各国の医療の最も基本的な精神となっていますが、
当院も、もちろん「患者第一主義」が大前提で、医療理念の「医戒」や「訓戒」が存在します。
ただ、当院長が「患者さん」と同等に大事に思っているのが、「スタッフ」です。
「スタッフを大事にする」とは、
スタッフの心身を守る、生活を守る、家族を守る、成長を見守る、ことでしょうか。
もちろん、過去から現在を通じて、全てのスタッフに、あるいは全ての点で、
一人ひとりに、細やかに実践できているわけではありません。
「院長、それならもっと…」という声が、どこからか聞こえる~?
たとえ現実が追い付いていなくても? 院長の心の中には「その思いはしっかりとある」ということなのですが…。
ちょっと、強引でしょうか…。
その思いは、「院長自身の理念を体現するクリニックのために、スタッフ一人ひとりが、
共に働いてくれていることへの感謝の気持ち」からなのかなと、私は勝手に考えています。
特に「成長を見守る」とは、仕事を通して、善紀クリニックでの経験を通して、人として成長して欲しいというもの。
自身がそうであったからか、
以前は、田舎を飛び出して、少しでも海外の世界を見て、それぞれが何かを得ることで成長し、
それが医療面にもプラスになると考えていました。
実際に、スタッフの中には、海外研修経験から、2年間イギリスへ語学留学したり、
看護師として1年間ドイツ平和村で働いたりと、日本では学べない経験をしてきた人たちもいました。
帰国後、彼女たちはホームページの英語表記や患者さんの通訳など、
見える貢献だけでなく、クリニックに大きな風を吹かせてくれたのは事実です。
ハワイのクルーズ船で
ある時期、テロや戦争、パンデミックなどで海外研修のキャンセルが度重なり、
国外旅行は無理と判断して、国内旅行へとシフトしました。
しかし、今は感染問題と院長の高齢化?で、研修旅行も食事会なども、あらゆる行事はストップしている状況。
ただし、院内研修については、年間計画に基づき、月に一度行っています。
「スタッフを守る」のは、リーダーとしての責務です!
「守る」という言葉からすると、優しいフレンドリーなイメージを抱くかもしれませんが、
仕事については非常に厳しい院長です。
以前も書いたように、一人ひとりがそれぞれの部署のプロフェッショナルとして、
一人ひとりに任された責務を果たしてこそ、「善紀クリニックの医療は成り立つのだ」という意識があるからです。
それゆえ、一人ひとりに求めるもの、その期待値が高いのかもしれません。
他と医療機関と比べようもありませんが…。
「善紀ファミリー」これは、文字通り、クリニックの理念を共有し、共に働いてくれるスタッフを、
家族のように思う気持ちから自然に出てきた言葉です。私の中で…。
「ファミリー」だからと言って、馴れ合いではなく、
個々がしっかり独立しながら和が保たれ、かつ硬い結束力で結ばれている、というイメージですね。
ーCollocations about Familyよりー
善紀フィロソフィ その6
組織は、さまざまな才能や性格が交じり合って、和・輪となる。