北海道旅行その２：北北東に進路をとれ！

北海道にすばらしい観光地は多々あれど、なぜかフェリーが、2回目にして登場。

だから、カムイワッカ以外にネタ・・・もとい面白い話が無いんですよ・・・。（´Д｀；）

heppocoさんリクエストですし・・・　


いつも（というと格好いいですが、何回？って聞かれると困ります・・・）、東北地方で遊んでから、北海道に行くので、フェリーを使う場合は、青森か八戸から乗ってましたが、今回は、一度使ってみたかったこともありますし、フェリーまでの600kmを走らせる体力がちょっと失われつつありますので、長距離フェリーを使うことにしました。∩（´∀｀∩）

本当は、帰りに使った方が良かったのですが、予約しようとした時には、すでに満席でしたので・・・今回は、往路だけです。


23時59分　大洗港出発　さんふらわあつくば


ちょっと暗くてブレてますけど、今回乗るさんふらわあつくば号です
これに丸一日乗っているわけです・・・


三井商船フェリーを使わせて頂きました。インターネットで空席確認と予約まで出来ますので、非常に便利です。初心者の方は、こちらで予習しましょうね。車と2頭身・・・もとい2等寝台で32,000円、人だけですと12,500円(2等寝台)です。時期によって金額は変動しますので、ご確認ください。


そうなんです。自分の車を持っていってるんです！！
よく人からは、「向こうに飛行機で行ってレンタカーを借りれば、便利だし、時間もかからないし」とか「そんな普通の車で行くより四駆でも借りれば便利なのに」・・・などなどよく言われます。今回も、自分の車で行かなければ、パンツマンに汚されることも無かったわけですしね・・・。

でも、長い旅ですから、勝手知ったる自分の車の方がやっぱり落ち着きますし、心配性の自分としては、とにかく軽量化が苦手なもので・・・取り合えず必要そうなものを詰め込んで行きたいということもあります。そして、最大の理由としては、



こーんな道を愛車で失踪・・・もとい疾走したいんですよね。ヽ(´ω｀)ノ


で、出発は夜中からですから、その日は、夜まで時間があります。その日の日中の模様は、こちらのスタンプラリー報告から。そんなわけで、茨城方面だったんですよね・・・。

さてさて、車の場合は、出発の2時間前に手続きをするようにお達しがありましたので、22時までに行かなければなりません。大洗港フェリーターミナルから比較的近くて遅くまでやっている潮騒の湯（温泉・お盆だからって1200円ってどういうこと？！)で身を清めてからフェリーの準備に入ります。


ここが今回の出発地、大洗港フェリーターミナル

温泉の予定にあわせてしまったため、2時間半前に着いてしまいました。乗船の車は、そのまま乗船口に並ぶことになりますので、買い物は先に近くのコンビニで済ませましょうね。実際の乗船開始は、22時30分ですから、待合室で・・・仕事してました・・・。。・゜・(ノД`)・゜・。

で、手続きをして気が付いたのですが、苫小牧港到着が19:45頃って事は、出発時間まで含めると21時間以上を船に乗っていることになるわけなんですよね。そんな長時間耐えられるのか？ それより、船酔いしないのか？ 寝台よりトイレに居る時間が長くなったらどうしよう・・・なんだか不安がよぎります・・・。（(；゜Д゜)

・・・いやいや、まてよ。到着したらしたで、すっかり行動不能の夜ですから、その日は何も出来ないで、フェリーを降りても、すぐにチェックイン。　この便は、便利なんだか不便なんだかわからんちんです・・・。

また、搭乗時に書いてあったのですが、「携帯使用禁止」でした。使用できると思っていたので、誤算でした。八戸からの便では、禁止とは書いていなかった(ように思っております)ですし、陸が近いから問題なく通じていたんで、気にしていなかったのですが・・・(まぁ、洋上に出てしまえば、問答無用で使えなくなりましたが)。

会社の皆さん、休暇1日目から、1日まるまる音信不通となった自分を許して・・・。


さて、21時間を洋上で過ごすことが出来るのか？
面白い事件が無かったので、その点を中心にご報告です。


22時30分乗船


病院じゃありません。2等寝台です。
1つのボックス毎に上下2段 x 3のベッドがあります(すべて指定)

2等寝台
貧乏人のかいねこは、船の寝台は生まれて初めて。でも、寝台電車と全く変わりなく、カプセルホテル常連(？)の自分としては、このスペースの広さは、全くもって快適空間です。ベッドの明かりはちょっと暗めですので、中で読みもの・書きものはちょっと辛いかもしれません。多分酔いますし。それであれば、デッキにフリースペースがたくさんありますので、そちらでの使用をお勧めします。
※ そうそう、ベッドで電源が1つ使えます。


到着後に、ベッドを確認して、次に行ったこと・・・。探索？ 仕事？ ブログ？
いえいえ。


師匠の教えを忠実に守りまして
まずは生ビールで乾杯です！！

生ビール(サッポロクラシック)は、出航までの限定販売ですので・・・まず、2杯ほど。その後、自販機をチェックしまして、サッポロ黒ラベル、アサヒラガー、スーパードライを見つけてご満悦。しかも、東〇本フェリーと違いまして、ボッタクリ金額ではないクリーン経営。その心意気に感動して、出航までにオートコンプリート・・・ってはしゃぎ過ぎです。
その甲斐(？)あって、気がついていたら寝ていました。
起きたらメガネが下敷きになっている位、無意識に・・・。



ロビーです。色々な設備や売店があります。
暇になったらみんな集まってくる感じです。

ロビーでは、自販機や食べ物の販売のほかにも、TVとソファ、喫煙所、ゲーム機、マッサージ器、漫画、などの娯楽もの、無料(100円が戻ってくる)ロッカーも用意されております。至れり尽くせりです。



・・・8時起床。泥酔から復帰。
当然トイレ。そのまま、外に行こうとしたら、雨が降っているようで、洋上からの景色は全く真っ白な状態です。大きな揺れはないため、酔ったりはしていないようで、トイレに行列も出来てませんし、トイレヒッキーも居ない模様。

それからは、すること無いので、就寝・・・起床・・・就寝・・・起床・・・就寝

今回だけで、すでに通常平日の1週間分を寝てしまった気がします。



外にも出られます。
夕焼けがきれいだったので、結構人が出ていました


悲しいとき～、悲しいとき～
起床したばかりなのに、すでに夕日が沈み始めているとき～

その後、だらだら暇つぶし。
漫画やガイド誌などを見ていてもOKでしたが、文庫と書きものは止めたほうがいいですね。あと、パソコン。これは、ちょっとヤバイです。小刻みな揺れとパソコンの液晶画面が相互作用を及ぼすようで・・・これは、ちょっと気分悪くなりました。

やはり、総じて思ったのは、通常の2等のダラダラ感と比較しても、2等寝台はある程度余裕のある船旅を楽しめます。取れるのでしたら、やはり、寝台がいいですね。2等雑魚寝ですと、何か鈍痛が残ってしまうのですが、やはり1人の空間を持つというのがよい影響なのでしょうが、いいですね(この航路では、寝台以外はありません。当然ですけど)。21時間という長旅でしたが、気が付いたら、時間になっていたという程度のゆったりとした長旅となりました。基本としては、

睡眠・こまめな水分補給・軽い運動・気分転換で外散歩・食事(お腹は空かせない)

これだけ気をつければ、大丈夫のはずです。旅行としては、1日以上無駄になりますが、高速バスや電車などと比較しますと、自由な空間も多いですし、のんびり旅には、お勧めです。

結論：飲めば時間を忘れられます！
（ ´∀｀）(|__| ☆ |__|)（・∀・ ）



・・・かむかむ師匠の教えを忠実に守ることで、余裕の船上ライフが送れますよ～。
皆様も是非！！