飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

諏訪大社(本宮)

2009-04-28 02:36:53 | 狛ニアックJOY
諏訪大社の神紋は、梶の葉
上社は、根が四本。下社は、根が五本。知れば知るほど興味が増します



行きの中央道が、予想以上に順調な行程だったために、時間がちょっと余ってしまいました。そこで、お嬢様にどこかに立ち寄りますか? と伺いますと、

「たまには、執事の行きたい所に行って宜しくってよ」

との温かいお言葉。その心遣いに(心の中で)涙を禁じ得なかったので御座います。地図を片手に諏訪IC近辺を探してみますと、気になるのは、ビーナスライン・・・ですが、さすがに行ったきり帰ってこない気がしましたので、近所を見渡してみると・・・ICそばにあるのは、諏訪大社。思い出してみると、数年前に行ったきりですから、ちょっと、いやかなり惹かれます。他に近くで行けそうな場所も無いこともあって、お嬢様も賛成のご様子。ということで、一番近い諏訪大社(本宮)に立ち寄ることとなりました。



さすが、わが国最古の神社の一つ、由緒正しき信濃国一宮
立派な鳥居がお出迎え


諏訪大社は、大国主神の御子神である建御名方神(たけみなかたのかみ)と、妃神の八坂刀売神(やさかとめのかみ)を祭る神社です。上社(本宮・前宮)、下社(春宮・秋宮)の4つの社で構成される珍しい形となっていますが、それよりは、「御神渡り」や「御柱祭」が有名ですね。

境内の案内図を見ると、予想以上に広いことが判明。時間内に見て回れるか気になります。



入口には、ブロンズの狛犬がお出迎え。意外に新しいようです


芸術を解するお嬢様は、ブロンズ狛犬の説明書きをフムフムと熟読。
自分もとそちらにと、顔を下に向けると・・・



・・・あ、あぁ ・・・ご立派な



・・・うむむ、これは、お嬢様に見つかっては、一大事。
執事としては、こんな教育上良くないものは、見せない配慮をしなくてはなりません。幸い今は、他のものに夢中で気がついていないご様子。ただ、見つけたら間違いなく爆笑して、写真撮影を始めることでしょう・・・それは、いかん、いかんぜよ。


あらら、もう一対も・・・



まずは、この場所から引き離すべく、まずは清めましょうと手水舎に導きます。そんな困っていたときに、有り難いことに、彼がいました。



諏訪の源泉、狛犬版?



アップでみるとなかなかにラブリー


お嬢様は、そのクリクリ目に惹かれたようで、「何このマジックで書いたような目は」と楽しんでおられました。加えて、看板の説明を読んで、また爆笑。

「諏訪の源泉が、狛犬の口から
垂れ流されてるわ・・・ふふふっ」



次に目についたのは、お相撲さんの像。
そう、お嬢様&執事共に相撲好きなので、フラフラと吸い寄せられます。台座には、「雷電像」。確か江戸時代のお相撲さん。ただ、作られたのは、最近のようで狛犬と同じ素材のようです。現代の力士をモチーフに作成されたとのこと。


「ほら、これも狛犬も虎夫さんが作ったのよ」
虎夫さん・・・?



比べてみると、第一関節までですね


まだ神社に入ったばかりだというのに、全く足は進まずに、すでに結構な時間を費やしています。そう、銅像にばかり視線が向いていましたが、拝殿に向かおうとすると今更ながら目立つ柱がそそり立っているのが目に付きます。諏訪大社といえば、そう「御柱」。予想以上に高い柱に、ほぇ~と見上げたままになりました。


本宮一之御柱、大きくて写真に納まりません



すると、どこからやってきたのか、観光協会という腕章をしたオジサンがお嬢様と話を始めました。雷電像でも観光客の方と話をしていたりと、お嬢様の回りには、人が集まってくるようです。人徳ですなぁ。


御柱は、後ろから見るのがツウ
運んだ苦労が柱の傷に刻まれています


御柱は、全て切り出した山から人力で運んでくるので、アスファルトに削られて磨り減っているのです。アスファルトで無かった頃には、砂利などが挟まって今以上にその苦労がしのばれたそうで、時代の流れを感じます。それからもオジサンは、パンフレットや雑誌を交えて長時間に渡って御柱レクチャをして頂きまして、最後の方には、来年御柱祭を見たくてたまらない状態に洗脳されていたのでした。どなたか存じませんが、貴重なお話を有難う御座いました。


前回使用されたメドテコ
御柱の前面にV字を付けるのですね、知りませんでした



それから、拝殿の精巧さに感激したり、梶の葉を見ながら何の模様か悩んだり、千代の富士の奉納写真に興奮したり、なかなか楽しい観光をさせていただきました。もっと余裕があれば、長居をしたかもしれません。


山に森に自然に守られた神社という空間は
本当にいいものですね




・・・と、綺麗に締めようと思ったら・・・またモッコリ

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8 コメント

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嵐の前の静けさに (河童)
2009-04-28 07:55:13

 じっと旗持つ妖怪一匹。

 松尾芭蕉 改め おちを待とう

  ほくそ笑む・・・。
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オチ (かいねこ)
2009-04-28 11:39:37
〉河童さん

えぇと。オチってものは無いのですが(汗)。やはり、寝ながら書いたのがダメでしたかね。また、精進します。
そろそろ皆さんお休みですかね。どちらに行かれるか気になりますが、こちらが寂しくなるのは、ちょっと残念。
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狛ニアックJOY (dahan)
2009-04-28 12:59:22
こんにちは。
久しぶりの狛ニアックJOYですね。
おいらコメント不精ですけど、かいねこ先生の記事はちゃんと拝見しておりますよ~。GW、おいら普通に仕事です;;御柱祭、木落しをニュースで見たことありますけど、一度現場で見てみたいですね。


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お久しう (かいねこ)
2009-04-28 20:08:35
>dahanさん

こんな未更新山無しブログを気にかけて頂きまして、誠に有難う御座います。とにかく嬉しいですよ~。

来春が御柱祭だそうですから、関東とも変わらない距離ですし、ご検討いかがですか?自分も狙ってみますかね…。
GWお仕事ですか、お疲れ様です。何か関西の方々に位置を探られている気がするのは、気のせいでしょうか…。
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諏訪大社行きたいな (アランチャ)
2009-04-29 18:02:38
かいねこさん、こんにちは。
>上社(本宮・前宮)、下社(春宮・秋宮)
そうそう、これ覚えとかねば。
諏訪大社は4つあるというのと、春宮・秋宮は聞いたことあるのですが、上社のほうは、本宮・前宮なのですね。
どうも、下手すると、諏訪で、夏宮と冬宮はどこですか? と尋ねかねません。^_^;
で、今回は狛犬メインになってますけど、境内の写真や魅力的なこぼれ話など、まだ続きがありそうな気がして、楽しみにしています。

さて、旅立ちも近いようですね。こちらに来るなら連絡を、と思ったのですが、連絡先が分かっていないことに気が付いたのでありました。(苦笑)
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Unknown (ゆっきー)
2009-04-29 23:45:45
執事ともなると細かいところにまで心配りをしないといけないものなのですね。
というか、狛犬はとても細かいところまで描写されているのね。
う~ん、さすが虎夫さん。

また神社めぐりしましょうね~。
と、お嬢様がおっしゃってました。
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本宮 (かいねこ)
2009-04-30 07:32:47
>アランチャさん

アランチャさんでしたら、忘れたりしないと思いますけど…。そうそう、自分も勘違いしていましたが、本宮は、「ほんみや」だそうで熊野のような「ほんぐう」ではないそうです。こちらの方が要注意ですね。
こぼれ話は、今回については、時間もありませんでしたから、残念ながらこれ以上ありません(汗)。すみませんね。

メアドは、このブログの末尾のURLに@goo.jpを付けるだけですよ。
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裏話 (かいねこ)
2009-04-30 07:38:39
>ゆっきーさん

こんな裏話を載せるのは、執事として当たり前の事なので控えて下さいと言われていたのですが、書いてしまいました。
お嬢様にそんな言葉を頂けて羨ましい限りです。執事のことですから、神社巡りでしたら、山以上に好きなだけお付き合いすることでしょうから。
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