その3・雁峠(がんとうげ)にて
どうにかこうにかといった感じでしたが、ようやく雁峠(1,780m)に到着しました。
大きなベンチが四つありまして、この峠からの景色は、今まで歩いて来た行程が青空と共に広がっています。
頑張ったあとの景色は、ただ何となく見る景色と違って見えて、やはりいいものです
到着したので、ここで一息しようか・・・と思いましたが、その前の水場にてがっつり休憩をとっていたことと、先程の徹夜おじさんが話していた通りにベンチで熟睡していましたから、邪魔しないようにと先に進みます。
次の予定では、ここから雁坂峠に向かうには北に進路をとるわけですが、どうも後ろが気になります。
アポロチョコのようなニョッキリ三角錐
関東の方にはお馴染みの『笠取山』です
特徴的なシルエットからは、
「おいおい、ここまで来ておいて、オレに挨拶無しってこたぁないよなぁ?」
と、まるで誰かさんのような威圧感をヒシヒシと感じてしまいます。縦走を達成するという目的意識を持った長男体質の方でしたら、そのまま無視することも出来たでしょうが、そんなことを断る権限が無いことを古来より骨の髄まで染み込まされた末っ子体質の自分には、まぁ挨拶だけはしとかないとねぇ・・・と、ちょっと立ち寄ってみようかと思ってしまうのでした(弱いなぁ)。折角来たからという、もったいない日本人的な感覚が働いたこともあるんですけどね。あと、笠取小屋にも行きたかったですしね。
最初、雁峠山荘近辺に荷物を置いて行こうかと考えていましたが、
無人小屋となっている雁峠山荘
入口には「建物が老朽化しています。緊急避難の場合以外は、使用しないでください」と書かれています
地図に「無人」と書かれていたその山荘は、建物老朽化のために実質的に立入禁止のような状態になっていました。入口も棒や板が打ち付けられていましたから、本当のいよいよな時以外は利用は出来ないと考えた方がよさそうです。トイレらしき離れもありましたが、怖くて近付きませんでした。水場は、前の記事の通りです。
結果、ザックを雁峠に置いていっても良かったのですが、ここまで来てしまったので、そのまま担いで行くことにしました。笠取山には、以前「多摩川源流の水干でカップラーメンを食べる企画」で訪れて以来数年ぶりでしたが、なんとも懐かしい気がします。
本当に今日はいい天気
天気予報を信じて正解でした
富士川
多摩川
荒川
三川合体分水嶺ただいま参上!!
・・・あ、いや、何となく。ただの勢いっす
小高い丘のような小さな分水嶺のベンチにて再び休憩します。
標識を見ると、笠取山荘まで20分あるようで、予想以上の距離にちょっとゲンナリ、行くのが何だか面倒になってきました。その反面、笠取山を見ると、なんともいい感じですし、なんだかすぐ登れそうに見えて仕方ありません。
やっぱり、登ろう・・・かな。
ザックのデポの仕方が良く分からないので、分水嶺脇の目立たない場所にうっちゃて、水とストックだけ持って準備万端。トントン拍子でアポロなお山に挑むこととなりました。
分水嶺から見た笠取山
分水嶺から数分歩いたところから見た笠取山
これ、登山道・・・ Σ(゜Д゜; )
スキー場のリフト跡、もしくは、ケーブルカーでも走っているような感じにも見えますが、これが登山道のようです。以前は、反対側から登ったので気が付きませんでしたが、こんな男らしい直線勝負で挑んでくるとは、笠取山もなかなかやりよるわい、ふふん(←って、誰だよ?)。
ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!!
ってな感じで、急坂を前に波紋疾走しそうな位に、気合入りまくりです
見るからに急勾配で大変そうに見えますが、一気の登りとなりますから、要は気合いの勝負です(多分)。
うぉぉぉぉ!と、スタートダッシュがキモと言わんばかりにストックを駆使して登る様は、まるでSF映画に出てくる四本足の機械の如く。そりゃもう、ガシガシと登っていきます。
そして、二分後・・・
疲れ知らずのロボットは、一転して杖つき老人にトランスフォームしてしまいました(早っ!)。ザックを外したからといって、身体は軽くなったとしても、3時間の疲労がチャラになることは無く、結局は、ヒィヒィ言いながら残りの急勾配をはい上がることとなりました。
下からは、急勾配の直線一気コースに見えていましたが
途中はちゃんとジグザグ道のコースとなっていたのは、大助かりでした
振り返ると、うわぁな景色
一本道は、何か感じるところがありますね
山頂付近は、やはり急勾配
最後の力を振り絞って登ります
何やかんやありましたが、何とか笠取山山頂(1,953m)に到着です
山頂は、良い天気に、涼しい風が吹いて来て、山頂到着の充実感もあり、なんとも清々しい気分です。しかも、丁度誰も居ないときに山頂に立った事もあり、折角ですから、しばし休憩・・・。
来た方向と反対側の山頂後方には、岩場が続いているようでして、もしかしたら反対側の景色も見えるかと、ちょっと見に行ってみました。岩場を乗り越えて行くと、最終的には、反対側の下りルートに当たってしまったので、反対側の展望は見られないようです。
県境ということで埼玉側の山頂標識もあるかと思って探しましたが
残念ながらここにはありませんでした
残念だと思いながら、来た道を戻り始めた刹那、靴の中がおかしな事になったのでした。今までの頑張りに限界が来たようで、足が吊ったのは分かったのですが、足首から下が何故か内側にくるんと固まってしまい、見るからに内股ポーズのようになったまま固まってしまったのです。
な、何だこれ・・・。
経験したことのない状況に、とにかくガニ股にしないととワチャクチャしながら、ストレッチやらで治しましたが、これは相当ガタが来ているなと、思い知らされました。そんなこともあったため、再び山頂に戻ってきた後は、幾分長めの休憩をとることにしました。下からは、カポーや何人かの団体さんが歩いて来るのが見えます。いつも沢山の人が居ると思っていましたが、そんなことでもないようで、山頂は、終始ノンビリした感じでした。
十分な休憩をとった後は、いよいよ本線の縦走に戻り・・・たかったのですが、時すでに遅し。目的と全く違うとはいえ山にも登って、トータルすると結構歩いたことによる疲れもピークに達しつつあるわけですから、気分的には「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ・・・」、モチベーションがダダ滑っていたのでした。「そうそう、今日はここまでにして、笠取小屋でマッタリするのもいいんじゃね?」なんていうグウタラ悪魔の大合唱を心の中で聞きながら、これじゃ、前回の編笠山の山行と同じような展開だよと思い至るのでした。
そんな気分の時に、運の悪いことに水干が近くにあることを知ってしまうのでした
なんとも懐かしい出会いですね
「ここまで来ておいて・・・(以下略)」
ということを名目にしながら、益々縦走への道が遠のいていくのは、偶然なのか?必然なのか? これが、笠取山と同じような険しい山だったら避けていたでしょうが、何せ遊歩道で歩く600メートル、断る理由は何もありません(ユー、歩道っちゃいNA~)。時間もかからずに軽く行けるだろうと思い、そのまま行ってみることにしたのでした。
初期の頃に歩いた道だったからなのか
この遊歩道を歩いたことは、今でも鮮明に覚えています
誰も居ない静かな遊歩道をしばらく歩くと
多摩川(138km)の源流となる水干に到着です
以前、ここの水を貯めてカップラーメンを食べようとした思い出が懐かしいです
1滴採るのに数分かかりましたからねぇ・・・
実際の水場は、ここから60メートル下にあります
「ここまで来たら病」「もったいないオバケ病」にすっかり感染してしまった自分には
もうここに行くことを止められません
思ったよりも簡単に来られたことを感謝しつつ、再びの水場でふんだんに水浴びします。
「旨い!」 (´▽`)
水の味が分からないバカ舌ではありますが、最初の一口目は、ちょっと甘めな感じがします。ペットボトルにも詰め込んで、気分良くザックを取りに、分水嶺に戻ります。
日が高くなってきて、益々日差しは夏のよう。分水嶺のベンチで焼かれながら、さてどうしたものかと悩みます。まぁ、腹が減っては戦は出来ぬと言いますから、腹ごしらえをしてからでも遅くは無いでしょうと、ザックを漁ります。
そうそう、行きがけに買物が出来なかったので、行動食は、いつも常備のゼリーとSOYJOYと乾燥フルーツが諸々。中でも、お気に入りのSOYJOYは、低GIで126キロカロリーと、ウェスト回りが気になり始めた方におすすめという、なんとダイエットにも効果的な・・・って、それって、山ではダメだろ! Σヽ(゜Д゜; )ノ ソウカ!
いつも大量に持ち歩きながら、今更気が付いてしまいました。サイテイメンバーの皆さん、ちゃんと指摘して下さいよ・・・。どうりで幾ら食べてもお腹が空くはずです。
※ 常時20本以上持ち歩いているという、ある意味SOYJOYマスター。サンザシという世間ではあまり人気の無い味が大好き。
他のものはというと、スープの素やココアなどがありまして、そしてメインは、おこわに、ワカメご飯に、山菜御飯などなど、充実のラインナップ。ふふふっ、今回はガッツリ歩くために、ガッツリしたものをバーンと用意したわけですよ。さぁさぁ、時間が勿体無いですから、ここでさっと食事でもして、力を復活させて次に行きましょうね。さてさて、何にしようかなぁ・・・
熱湯15分?
あ、こっちも。ああっ、こっちも。
あれま、即席麺とかフリーズドライとかは、無いんでしたっけ?
・・・は? 今回はガッツリだから置いてきた?
それにしたって、マジックライスに・・・アルファ米に・・・アルファ米に・・・またアルファ米ってさぁ・・・
・・・アルファ波出しまくりじゃないですか
も~、いつからそんなアルファ信者になってんの。フリーズドライとかあるでしょ普通。
・・・は? お粥だけ?
この炎天下にお粥だけ?
これからまた、ワシワシと山に登ろうというオトコの食事が、オカユですとぉぉぉ!
ということで、この場でのガッツリ食事は諦めることにして、SOYJOYを齧りながら、次なる目的地を模索するのでした。
==
笠取山(1,953m・埼玉/山梨県境)
コースタイム(1時間40分)
雁峠(10:20) ~ 登山道・5分 ~ 雁峠山荘(10:25) ~ 登山道・10分 ~ 小さな分水嶺(10:35) ~ 登山道・20分 ~ 笠取山山頂(10:55) ~ 登山道/遊歩道・30分 ~ 水干(11:40) ~ 遊歩道・3分 ~ 水場(11:50) ~ 遊歩道・10分 ~ 小さな分水嶺(12:00)
笠取山と水干を行くのでしたら、分水嶺から笠取山を登り、反対側に下山してから遊歩道を戻ってくる方が同じ道を戻らなくてすみます。反対側の道は、やや岩がゴツゴツとして木々に囲まれている印象でしたので、観光の延長で行かれる場合はご注意下さい。また、雁峠山荘は、使えないと思った方がよさそうです。
==
どうにかこうにかといった感じでしたが、ようやく雁峠(1,780m)に到着しました。
大きなベンチが四つありまして、この峠からの景色は、今まで歩いて来た行程が青空と共に広がっています。
頑張ったあとの景色は、ただ何となく見る景色と違って見えて、やはりいいものです
到着したので、ここで一息しようか・・・と思いましたが、その前の水場にてがっつり休憩をとっていたことと、先程の徹夜おじさんが話していた通りにベンチで熟睡していましたから、邪魔しないようにと先に進みます。
次の予定では、ここから雁坂峠に向かうには北に進路をとるわけですが、どうも後ろが気になります。
アポロチョコのようなニョッキリ三角錐
関東の方にはお馴染みの『笠取山』です
特徴的なシルエットからは、
「おいおい、ここまで来ておいて、オレに挨拶無しってこたぁないよなぁ?」
と、まるで誰かさんのような威圧感をヒシヒシと感じてしまいます。縦走を達成するという目的意識を持った長男体質の方でしたら、そのまま無視することも出来たでしょうが、そんなことを断る権限が無いことを古来より骨の髄まで染み込まされた末っ子体質の自分には、まぁ挨拶だけはしとかないとねぇ・・・と、ちょっと立ち寄ってみようかと思ってしまうのでした(弱いなぁ)。折角来たからという、もったいない日本人的な感覚が働いたこともあるんですけどね。あと、笠取小屋にも行きたかったですしね。
最初、雁峠山荘近辺に荷物を置いて行こうかと考えていましたが、
無人小屋となっている雁峠山荘
入口には「建物が老朽化しています。緊急避難の場合以外は、使用しないでください」と書かれています
地図に「無人」と書かれていたその山荘は、建物老朽化のために実質的に立入禁止のような状態になっていました。入口も棒や板が打ち付けられていましたから、本当のいよいよな時以外は利用は出来ないと考えた方がよさそうです。トイレらしき離れもありましたが、怖くて近付きませんでした。水場は、前の記事の通りです。
結果、ザックを雁峠に置いていっても良かったのですが、ここまで来てしまったので、そのまま担いで行くことにしました。笠取山には、以前「多摩川源流の水干でカップラーメンを食べる企画」で訪れて以来数年ぶりでしたが、なんとも懐かしい気がします。
本当に今日はいい天気
天気予報を信じて正解でした
富士川
多摩川
荒川
三川合体分水嶺ただいま参上!!
・・・あ、いや、何となく。ただの勢いっす
小高い丘のような小さな分水嶺のベンチにて再び休憩します。
標識を見ると、笠取山荘まで20分あるようで、予想以上の距離にちょっとゲンナリ、行くのが何だか面倒になってきました。その反面、笠取山を見ると、なんともいい感じですし、なんだかすぐ登れそうに見えて仕方ありません。
やっぱり、登ろう・・・かな。
ザックのデポの仕方が良く分からないので、分水嶺脇の目立たない場所にうっちゃて、水とストックだけ持って準備万端。トントン拍子でアポロなお山に挑むこととなりました。
分水嶺から見た笠取山
分水嶺から数分歩いたところから見た笠取山
これ、登山道・・・ Σ(゜Д゜; )
スキー場のリフト跡、もしくは、ケーブルカーでも走っているような感じにも見えますが、これが登山道のようです。以前は、反対側から登ったので気が付きませんでしたが、こんな男らしい直線勝負で挑んでくるとは、笠取山もなかなかやりよるわい、ふふん(←って、誰だよ?)。
ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!!
ってな感じで、急坂を前に波紋疾走しそうな位に、気合入りまくりです
見るからに急勾配で大変そうに見えますが、一気の登りとなりますから、要は気合いの勝負です(多分)。
うぉぉぉぉ!と、スタートダッシュがキモと言わんばかりにストックを駆使して登る様は、まるでSF映画に出てくる四本足の機械の如く。そりゃもう、ガシガシと登っていきます。
そして、二分後・・・
疲れ知らずのロボットは、一転して杖つき老人にトランスフォームしてしまいました(早っ!)。ザックを外したからといって、身体は軽くなったとしても、3時間の疲労がチャラになることは無く、結局は、ヒィヒィ言いながら残りの急勾配をはい上がることとなりました。
下からは、急勾配の直線一気コースに見えていましたが
途中はちゃんとジグザグ道のコースとなっていたのは、大助かりでした
振り返ると、うわぁな景色
一本道は、何か感じるところがありますね
山頂付近は、やはり急勾配
最後の力を振り絞って登ります
何やかんやありましたが、何とか笠取山山頂(1,953m)に到着です
山頂は、良い天気に、涼しい風が吹いて来て、山頂到着の充実感もあり、なんとも清々しい気分です。しかも、丁度誰も居ないときに山頂に立った事もあり、折角ですから、しばし休憩・・・。
来た方向と反対側の山頂後方には、岩場が続いているようでして、もしかしたら反対側の景色も見えるかと、ちょっと見に行ってみました。岩場を乗り越えて行くと、最終的には、反対側の下りルートに当たってしまったので、反対側の展望は見られないようです。
県境ということで埼玉側の山頂標識もあるかと思って探しましたが
残念ながらここにはありませんでした
残念だと思いながら、来た道を戻り始めた刹那、靴の中がおかしな事になったのでした。今までの頑張りに限界が来たようで、足が吊ったのは分かったのですが、足首から下が何故か内側にくるんと固まってしまい、見るからに内股ポーズのようになったまま固まってしまったのです。
な、何だこれ・・・。
経験したことのない状況に、とにかくガニ股にしないととワチャクチャしながら、ストレッチやらで治しましたが、これは相当ガタが来ているなと、思い知らされました。そんなこともあったため、再び山頂に戻ってきた後は、幾分長めの休憩をとることにしました。下からは、カポーや何人かの団体さんが歩いて来るのが見えます。いつも沢山の人が居ると思っていましたが、そんなことでもないようで、山頂は、終始ノンビリした感じでした。
十分な休憩をとった後は、いよいよ本線の縦走に戻り・・・たかったのですが、時すでに遅し。目的と全く違うとはいえ山にも登って、トータルすると結構歩いたことによる疲れもピークに達しつつあるわけですから、気分的には「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ・・・」、モチベーションがダダ滑っていたのでした。「そうそう、今日はここまでにして、笠取小屋でマッタリするのもいいんじゃね?」なんていうグウタラ悪魔の大合唱を心の中で聞きながら、これじゃ、前回の編笠山の山行と同じような展開だよと思い至るのでした。
そんな気分の時に、運の悪いことに水干が近くにあることを知ってしまうのでした
なんとも懐かしい出会いですね
「ここまで来ておいて・・・(以下略)」
ということを名目にしながら、益々縦走への道が遠のいていくのは、偶然なのか?必然なのか? これが、笠取山と同じような険しい山だったら避けていたでしょうが、何せ遊歩道で歩く600メートル、断る理由は何もありません(ユー、歩道っちゃいNA~)。時間もかからずに軽く行けるだろうと思い、そのまま行ってみることにしたのでした。
初期の頃に歩いた道だったからなのか
この遊歩道を歩いたことは、今でも鮮明に覚えています
誰も居ない静かな遊歩道をしばらく歩くと
多摩川(138km)の源流となる水干に到着です
以前、ここの水を貯めてカップラーメンを食べようとした思い出が懐かしいです
1滴採るのに数分かかりましたからねぇ・・・
実際の水場は、ここから60メートル下にあります
「ここまで来たら病」「もったいないオバケ病」にすっかり感染してしまった自分には
もうここに行くことを止められません
思ったよりも簡単に来られたことを感謝しつつ、再びの水場でふんだんに水浴びします。
「旨い!」 (´▽`)
水の味が分からないバカ舌ではありますが、最初の一口目は、ちょっと甘めな感じがします。ペットボトルにも詰め込んで、気分良くザックを取りに、分水嶺に戻ります。
日が高くなってきて、益々日差しは夏のよう。分水嶺のベンチで焼かれながら、さてどうしたものかと悩みます。まぁ、腹が減っては戦は出来ぬと言いますから、腹ごしらえをしてからでも遅くは無いでしょうと、ザックを漁ります。
そうそう、行きがけに買物が出来なかったので、行動食は、いつも常備のゼリーとSOYJOYと乾燥フルーツが諸々。中でも、お気に入りのSOYJOYは、低GIで126キロカロリーと、ウェスト回りが気になり始めた方におすすめという、なんとダイエットにも効果的な・・・って、それって、山ではダメだろ! Σヽ(゜Д゜; )ノ ソウカ!
いつも大量に持ち歩きながら、今更気が付いてしまいました。サイテイメンバーの皆さん、ちゃんと指摘して下さいよ・・・。どうりで幾ら食べてもお腹が空くはずです。
※ 常時20本以上持ち歩いているという、ある意味SOYJOYマスター。サンザシという世間ではあまり人気の無い味が大好き。
他のものはというと、スープの素やココアなどがありまして、そしてメインは、おこわに、ワカメご飯に、山菜御飯などなど、充実のラインナップ。ふふふっ、今回はガッツリ歩くために、ガッツリしたものをバーンと用意したわけですよ。さぁさぁ、時間が勿体無いですから、ここでさっと食事でもして、力を復活させて次に行きましょうね。さてさて、何にしようかなぁ・・・
熱湯15分?
あ、こっちも。ああっ、こっちも。
あれま、即席麺とかフリーズドライとかは、無いんでしたっけ?
・・・は? 今回はガッツリだから置いてきた?
それにしたって、マジックライスに・・・アルファ米に・・・アルファ米に・・・またアルファ米ってさぁ・・・
・・・アルファ波出しまくりじゃないですか
も~、いつからそんなアルファ信者になってんの。フリーズドライとかあるでしょ普通。
・・・は? お粥だけ?
この炎天下にお粥だけ?
これからまた、ワシワシと山に登ろうというオトコの食事が、オカユですとぉぉぉ!
ということで、この場でのガッツリ食事は諦めることにして、SOYJOYを齧りながら、次なる目的地を模索するのでした。
==
笠取山(1,953m・埼玉/山梨県境)
コースタイム(1時間40分)
雁峠(10:20) ~ 登山道・5分 ~ 雁峠山荘(10:25) ~ 登山道・10分 ~ 小さな分水嶺(10:35) ~ 登山道・20分 ~ 笠取山山頂(10:55) ~ 登山道/遊歩道・30分 ~ 水干(11:40) ~ 遊歩道・3分 ~ 水場(11:50) ~ 遊歩道・10分 ~ 小さな分水嶺(12:00)
笠取山と水干を行くのでしたら、分水嶺から笠取山を登り、反対側に下山してから遊歩道を戻ってくる方が同じ道を戻らなくてすみます。反対側の道は、やや岩がゴツゴツとして木々に囲まれている印象でしたので、観光の延長で行かれる場合はご注意下さい。また、雁峠山荘は、使えないと思った方がよさそうです。
==
しかし真っ直ぐないい山ですね。
関東近辺中低山マニアな私の心を揺さぶります。
分水嶺、いいかも~。見てみたい。
あらら、そんなつもりで書いたわけじゃなかったのですが…(汗)。
まさに「笠」といった感じで、関東近郊でも初心者向けの山として、沢山の人が訪れています。山もいいですが、森と水が気持ちいいです。
以前は、サイテイの宴会場所候補にもなりましたし(あそこは、埼玉じゃないだろうと…)、河童さんも気に入ると思いますよ。
hiroさんは、まだ登っていなかったのですね?
今の経験値レベルでは、楽チンかと思いますから、物足りないかもしれませんよ(笑)。春の新緑と秋の紅葉が、やっぱりオススメ時期ですね。
自分は、分水嶺という言葉をここで初めて知りました。あんな小高い丘を中心に、どこに落ちたかで全然行く先が大きく変わってしまうなんて、何だか不思議なものですね。
分水嶺で流した汗も、三つの川に流れていくのかと…しみじみ(汚いなぁ)。
そうですかSOYJOYの種類の中で”ザザムシ”いやいや”サンザシ”がお気に入りですか。メジャーなコンビニでは生存競争が厳しいために見かけませんが、会社の近くのマイナーなコンビニには置いてあります。でも売れてないようで箱に詰っているままなので、私も手に取ったことがありません。
明日は、サンザシ(山査子)にアタックチャンス!
この界隈は行ったことないので参考になります。
アルファー波出まくりなのもうなずけます。
あちがった、アルファー波なご飯か!
いや、さすがにザザムシ味は、人気無くて当たり前ですよ(笑)。
やはり、サンザシは日本では馴染みが無いですから、なかなか手にとられないですよね。マイナーさが気に入っているわけではありませんが、ドライフルーツも美味しかったのでいつの間にやら赤一色に(笑)。
是非とも、アタックチャン~ス!
ここもギリギリ埼玉なんです(←アピール)。
森と水でアルファ波出まくりますから、是非一度いらしてみてはいかがですか?米用の水にも事欠きませんし(笑)。
でも、山ではこんなことにはならないなあ。
ましてや、ソイばかり10本はありえませんよ。
ねこさんは、自分を追い込んで力を発揮するタイブなんですかねえ。
あ、そうそう、あたしもサンザシ大好き。北京の露地で串に指して売ってるの。美味しかったなあ。今度サンザシソイ試してみます!
雁坂周るとすると、まだ1/3くらいでお昼じゃないですか! 大丈夫?
って、大丈夫だったから書いてる訳だけど...
(雁坂小屋の天場はお勧めなんだけどなぁ...)