飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

特別展「東福寺」 (東京国立博物館)

2023-04-03 03:08:19 | 日常のたしなみ
特別展「東福寺」
会場:東京国立博物館 平成館
会期:2023年3月7日(火) ~ 5月7日(日) 9:30 - 17:00
観覧料:一般 2,100円


博物館の訪問も久しぶりですが、気になっていた東福寺展に行きました。
上野公園の大混雑ぶりを眺めながら来たため、博物館の混雑状況が心配ではありましたが、思ったよりも空いていたのでほっとしました。世間向けに知名度の高いようなキラーコンテンツが無いと、このあたりの人出かなと思いつつ、それでも多くの人が訪れてはおりました。ただ、2100円という金額は、なかなかに強気に思えてしまいましたが、昨今の物価上昇と人件費・物流費の高騰などもあって、致し方ないのかもしれません。ただ、今回の目玉でもある修理を終えた五百羅漢、全幅入れ替えすべて見るためには、3回見に来る必要がありますが、それはさすがにちょっと痛いかなと思えてしまいます。展示内容はというと、現代的なアレンジによる説明やタイトルは、作品を知る上で面白く、良い試みであったかと思います。音声ガイドも少々値上がりの650円。500円くらいが有難いプライスなのですが、最近の価格レンジは600円台となっていたためこのあたりが適正価格なのかもしれません。音声ガイドの担当は、木村多江さんと子安武人さん。子安さんと聞いては、聞かざるを得ませんでしたが、昨今のキャラとは異なる柔らかい説明に満足でした。




東京国立博物館の入口にあるポストは、150周年記念ポストになっていました (2022年3月)
昨年、東京国立博物館は、150周年を迎えましたが、150周年記念で開催していた「国宝 東京国立博物館のすべて」は
チケットが取れず、見られませんでした・・・




ここ最近の展示会では、一部で写真OKのスペースが設けられるのが一般的になりました
やはり何かしらの写真は残したいですからね
今回は、明治時代に焼失してしまった釈迦如来坐像の仏手が撮影OKとなっておりました
仏手だけで2mを超える大きさということですから驚きです




もう一つの撮影可能ポイントは、紅葉の名所で有名な通天橋を再現した場所 (外の景色は写真です)
自分の中でも今まで訪問した紅葉の名所では、特に印象に残る場所となっています
あの鮮烈な赤い紅葉は素晴らしいの一言です



建物入口に90分での閲覧をお願いしますという看板がありましたが、結局、2時間30分と大幅超過の閲覧時間となりました(ごめんなさい)。明兆も良かったですが、個人的には、額字や書の文字の方に惹きつけられました。文字だけの展示は、通常ふーんで終わっていますが、今回は別。美しい文字というのは、絵画と同じような良さを感じます。

個人的には大満足な展示でしたし、それほど混雑もありませんので、お時間ある折に是非ともというおすすめな内容でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大宮 いづみや 第二支店が・・・ | トップ | 岩手県 二戸・一戸の景色 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常のたしなみ」カテゴリの最新記事