飼い猫の遠吠え

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JR東日本の首都圏普通列車グリーン車の料金体系変更 (2024年3月16日~)

2024-03-02 13:58:52 | 日常のたしなみ
昨年12月に発表されている内容ですが、先日駅のポスターを見て知りました。JR東日本で運行している普通列車のグリーン車の料金体系を変更するというものです。

・IC化やチケットレス化を推進するため、「事前料金」(乗る前に買う) と「社内料金」(乗ってから払う) の購入区分を「Suicaグリーン料金」と「通常料金」(紙切符) に変更。
・「平日料金」と「ホリデー料金」を廃止し、年間を通して同額に変更。
・50キロまで、51キロ以上という利用距離による料金設定を、50キロまで、100キロまで、101キロ以上に変更。平日50キロ以下は少し安価(▲30円)に。

(現行)
営業キロ   50kmまで  51km以上
===========================
平日料金   780円    1,000円
ホリデー料金 580円    800円

(2024年3月16日以降)
営業キロ   50kmまで  100kmまで   101km以上
===========================
通年(IC料金) 750円    1,000円     1,550円


ホリデー料金が無くなったのと、100キロ以上の設定追加は、痛いところです。

例えば、大宮駅を基準で考えると以下の通り。

宇都宮線    大宮駅~間々田駅 (43.0km)、大宮駅~宇都宮駅 (79.2km)
高崎線     大宮駅~深谷駅 (45.8km)、大宮駅~高崎駅 (74.7km)
湘南新宿ライン 大宮駅~武蔵小杉駅 (48.0km)、大宮駅~逗子駅 (89.0km)、大宮駅~大磯駅 (98.1km)、大宮駅~小田原駅 (118.0km)
上野東京ライン 大宮駅~川崎駅 (48.5km)、大宮駅~大磯駅 (98.1km)、大宮駅~熱海駅 (134.9km)

一般的旅行者が考える電車での旅行先となる、宇都宮駅・高崎駅・横浜駅・鎌倉駅あたりは、100km圏内ですので、4桁になってしまう1,000円は少しお高めですが、旅行の出費として考えれば許容範囲と言えそうです。ただ、のんびり旅行で利用し易かった小田原駅や熱海駅が値上がりとなるのはかなり残念です。

現在 (休日利用) 800円  x 2 (往復) = 1,600円
改定後     1,550円 x 2(往復) = 3,100円 (+1,500円)

この料金改定で通勤で利用している人が減るのではないかと期待しましたが、横浜駅あたりまで使う人が多いことを考えると料金が変わっていないので、混雑緩和にはならなそうです。てっきり、その辺りの是正のために料金を上げるのかと思っていましたが、調べてみるとそういった意味でもなさそうです。今後の中央線グリーン車への布石という話もありますし、この改定によって何か変わるかはチェックしたいと思います。


今回の変更の理由として、もう一つ。
このグリーン車のサービスですが、 JREポイントで購入すると距離や曜日にかかわらず 600ポイント (600円相当) で利用が可能です。 今回の価格改定後もそのサービスは適用されることになっているため、IC化の推進にも寄与するかもしれませんね。
※ SUICAのようなプリペイドのサービスではなくポイントサービスですので、JR東日本や店舗でお金を使わないと貯まらないのですけどね。

JREポイント Suicaグリーン券への交換で使う

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