美味しい生活!花と戯れて

女性は見た目年齢じゃないですよね!!
年も忘れて好きなことしている時が最高に幸せです。ガーデニングなどのお話などです

忘却に・・・その5  干からびたクリスマスケーキ

2016-12-23 20:06:49 | Weblog
明日はクリスマスイブですね
我が家は鳥もも肉と小さなケーキ、ワインか0カロリー飲料の予定です

以前は頂きもののクリスマスケーキが冷凍庫に3個くらい入っていてお正月に食べてました
佳き時代でした
体型も気にしなかったし


クリスマスになると思いだすことがあります

赤いクリスマスのケーキの箱

3歳のさぁちゃんがにこにこしながらその箱を抱えてきました

大きな箱でしたが、軽そう
「なぁに?」ときくと
「こば○○さんがくれたの」と言いました
クリスマスが終わってだいぶたつのにケーキの箱?怪訝に思い
「中みても良い?」と聞くとじぶんで箱を開きました

中から出てきたのは確かにケーキでしたが
乾いていてボロボロになったスポンジの部分でした
上に乗っているはずの飾りは無く、バタークリームとおぼしき白い塊
散々つついたのでしょう。スポンジの切りくずが一杯箱に散らばっていました
三分の一ほど無かったし
まさにごみ箱に捨てる状態でした


泣きそうになったさぁちゃんに
「あとでケーキ買ってあげるからこれは捨てようね」と箱をもらいました

なんという人なのか、バカにするにも程がある
子供は素直に美味しいケーキを期待したはず



そういえば以前こば○○さんが
「あなた柿が好きと言っていたわねぇ」というので
「大好きですよ」と返事をしました
取りにいらっしゃいと言うので袋持参でいそいそ伺うと

「そこにあるから好きなだけ持っていって」と土間に置いてある段ボール箱に目をやりました

「これですか?」と聞くと「そうよ。美味しかったけど、もう要らないから」

恐る恐る箱を開けるとプーんと嫌なにおい
クジャクジャになった潰れた柿が入っていました

「私、塾し柿にがてなんですよ」と言うのが精いっぱい
そのまま帰ろうとすると
「せっかくあげると言うのだから持っていって」ときつい言葉
仕方なく持っていった袋に数個詰め込むと「ごちそうさまでした」と逃げ出しました
手に付いた柿の腐ったようなにおいが気持ち悪かったです

帰宅した主人に見せると「あきれたね」との言葉

御主人は大きな企業に勤めているし、自分も地域の役員もしているし、NHKの講演にもでていたし
教育の話してたし。
子供の教育は熱心だし
そんな恵まれた人がすることじゃない
第一、そんなもの食べてお腹壊したらどうするんでしょう

おぞましい人だと思い、なるべくお付き合いしないようにしてましたが、
「あなたのコートステキね」とか
「その靴高かったでしょう」とか

何を基準にしているのかわかりませんでした
そんなに高給頂いているわけでもなく普通の会社員の妻なんですけど

私が引っ越ししてから電話がありました
「今山梨の温泉に来ているのだけど、お土産持ってきたから取りに来て」
聞いたら家から2時間はかかるところでした
「申し訳ないけど、足が無いのでいけません」と断ると
「せっかくのお土産どうするのよ」ときつい言葉

来ていることも知らなかったし、地図見てよね

面倒見てもらったこともあるのでむげにもできず、お付き合いはほどほどにしていましたが、
送ったお歳暮の中身が気に入らないとかクレーム叔母さん

最近は私がつれないので以前ほどではありません






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘却に・・・その4  たまちゃんのママとイチジク

2016-12-17 22:07:46 | Weblog
家のそばにあるガラスの温室、それも大きな温室です
何を育てているのかと興味持っていましたら、懐かしい香りがしてきました
イチジクの苗、苗でも香るんですよね
私はイチジクが大好きで、庭が出来たらイチジクを育ててみようと思っていました
でも、寒さに弱く、やっと見つけたマスイドーフィンという種類の木も
寒さには勝てず、哀れ枯れてしまいました
それでも生き残った枝を防寒して実を付けさせましたが実が大きくならずとうとう諦めました

ご近所さんの所には実を付けるイチジクがあるようですが、数が少ないようでくださいとは言えません
結局スパーで買うはめになるのですが、高価でそう口に入ることはありません
たわわに実ったイチジク、今でも欲しいです

その温室にあるイチジクは収穫しているようないない様な
香りだけはするのですが、どうなっているのかいまだにわかりません
実ったときにゆずってほしいとお願いしようと狙っている私です



長野市に住んでいたとき、たまちゃんというかわいい子と知り合いになりました
3歳位でおしゃまな子でした。
たまちゃんのママはすごい美人で、優しい人でした
仕事はマネキンさん、マネキンさんとはウィンドウのなかにいるお人形だと思っていましたら
食品試食のお仕事とか、その時初めて知りました
それで職場が私の実家のそばが多くて、いつも行くところは弟の友達のお店と言うことが分かりました

それで仲良しになったと思っていましたが、

ある日、ご近所さんがやってきて
「お願いが有るの」と言うのです
あのたまちゃんのお母さんと仲良なのよね!と言うので
そのつもりでいた私は「そうです、仲良しです」と返事しました
たまちゃんの家は1軒屋の借家で、庭も広くたまちゃんのおばあさんが野菜などを育てていました
それまで気が付かなかったのですが
「あの家にある、イチジクが欲しいの」というのです

私の好物のイチジク、そんなものがあるとは気が付きませんでした
良く見ると、確かに2メートル位のイチジクの木がありました

「あらぁ、気が付かなかったわ、良く判ったわね」と言うと
持病にイチジクの実が良いと聞いたので、あちこち探していたとか
それも未熟な青い実が欲しいと言うのです
煮詰めて食べると病気が治る、と信じているようでした

病気、誰も食べない未熟な実、たまちゃんのやさしいママと思ったので一肌脱ぐことにしました
お金払うからお願いね!

で、たまちゃんのママを探しましたが見つからなくて、たまちゃんのおばあちゃんに
「すみません、イチジクの青い実を分けて欲しいと言う方がいるのですが」と言いました

するといなかったたまちゃんのママが出てきて
「あげないわ、なんであげなくてはいけないの」と恐ろしい顔
あんな顔出来るなんて思いもしませんでした。般若みたいに目を吊り上げた怖い顔

でも、病気の事もあったのでこわかったけど
「病気に良いと聞いたのでわけてほしいの、食べられない硬い実でいいの」
「あげる気はないし、もう帰って」という押し問答
おばあちゃんが、「少し分けてあげたら」と中に入ってくれましたが
「気は変わらないから、食べたいから自分で買って自分で育てた物をなんであげなくてはいけないの」と

普段の優しい人からわけのわからない返事もらって私も腹立たしかった
仕方ないので「ダメですって、くれないそうですよ」と言ったら
「やっぱり駄目なのね」と恨めしそうにいいました

と言うことは、自分で先に頼んで断られ、私に嫌な役目を押しつけたと言うことか
私もお人よしね、そのこと言ってくれれば、もっとやり方あったのに

その人は持病があり、それをいつも前面に出してくるのです
身体に障害が有るので、健常者の人は助けてくれるのが当たり前
そんなことあちこちでやっているので良く思われていないところもあるのでした
たまちゃんのママにもそういう言い方で接したのかもしれないと
私なりに思いました


人の心の裏側を見たようで気分悪かったです
表だけ見てたのかしら・・・

数日後たまちゃんのおばあさんが「先日は悪かったわね、あの子のあんな頑固な所始めてみたの」
イチジクこっそりあげようと思ったら「数えておくからね、」と本当に数え始めたとか

いさかいがあったことは事実だったようではらはらしていたとか
で、私があの人と仲良いようだから、もう話もしないと言っていたそうでした

そんな事情を抱えていたイチジクの木
すくすく育って、たわわに実を付けていましたが、あまり減らないようでした

私が長野市を離れている間にたまちゃん一家は引っ越していきました
そのころ前に住んでいた家を見たかった私、数年しかたっていないのに様変わりしてびっくり

新婚時代からの思い出の詰まった家、
時々夢を見ました。引っ越していたけど「少しなら入っていいよ」と言われ嬉々として入ったけど
落ちつかないし、今住んでいる人が帰宅するかもしれないし、ドキドキしながら夢の世界にいました
現実はそんなことできもしないけど。

たまちゃんちのイチジクは立派に育っていましたが、あれほど固執したイチジクの木を持っていかなかったのね
新しい所に新しくイチジク植えたのかしら。親しかった人に「どちらに行ったの?」と尋ねたけど
誰も知りませんでした
その時は空き家で、ポツンとあった木。わたしが欲しかった
 
それから数年後、又行った時イチジクの木はありませんでした
そのあと引っ越してきた人が「イチジク嫌いだから」と言うので切り倒された様でした

人の都合で植えられて、争いの種になってしまい、最後には切られてしまったイチジクの木
私なら大事に育ててあげられたのに!と今でも思っています


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忘却に・・・その3  よしこちゃんと3人の婚約者

2016-12-01 17:39:16 | Weblog
今回はいきなり本題です
よしこちゃんは幼馴染のおさむちゃんの恋人です
おさむちゃんの家は赤ちょうちんが下がっている飲み屋さん
おかあさんと弟との3人暮らし。お母さんは子供の私が見ても絵から抜け出してきた様な美女
おさむちゃんもすごいハンサムでした
なんだか気があって幼稚園の頃からの遊び相手です。昼間お店に行くとお母さんがいつもおやつを出してくれました
味をしめておさむちゃんがいなくても入り浸ってました

普通の親なら飲み屋にいたらしかるところですが何も言われなかったです
父はお酒を飲みに行くことはなかったけど、お母さんが美人なので容認していたのかと思ってます

中学生になった時「俺の彼女」とよしこちゃんを紹介されました。すごくショックでした。いつまでも幼馴染と思っていましたし
中学生位になると、好きな人居ても仕方ないです。そんなことはっきり言わなくてもと思いましたが・・・

私と遊ぶことも少なくなり、中学生の頃のおさむちゃんとの思い出は余り無いです
その分、よしこちゃんと仲良ししていたのだろうと思ってます

高校に入ると普通によしこちゃんが傍にいました
なんでかなぁ?でも、よしこちゃんの家が普通のお金持ちではないことが分かり始めました

私は美術部に入りたかったけど、絵具とか、キャンバスとか、写生旅行とか結構お金がかかるので入れませんでした
よしこちゃんは音楽部に入ってました。ギターとマンドリンを2台持っていて、放課音楽室で弾いてました

私はピアノが弾きたくて出入り自由の小部屋でポンポン引いてましたが、先生がいないので上達しませんでした
そんな時「使っていいわよ」とギターを手渡してくれました
「家に持って行ってもいいわ、私が使うときは言うから」と、見た目も高価そうなギター
手ほどきしてくれたので、すこしは弾けるようになりました
音楽は得意科目だったけど、楽器に関しては難しいですね


2年生になった時、こっそりよばれて告白されました
「赤ちゃんが出来たのでおろしに行ってくる」と
聞き間違いと思いましたが「おさむちゃんのあかちゃんなの」と言うのです
「そんなぁ、大丈夫なの」と言いましたが「大丈夫、なんとかなるから」と返事
付き添いは3人目のお母さんが行ってくれるとのこと
そういえば、当時2歳位の妹がいると言ってました。元芸者さんのお母さん

数日後、元気そうなよしこちゃんがやってきて「心配かけたけど大丈夫」と耳打ちしました
よしこちゃんの周りに友達があまりいないなぁ、と思っていたらクラスメイトが
「あの人の家ってすごいのよ、あまり親しくしない方が良いみたい」と教えてくれました。何がすごいかはわかりませんでしたけど

其れを聞いても「そうかぁ」と思う位でその後もふつうにお付き合いしてました
卒業後、金融関係にお勤めしたので、あまり会うことも無くなりました

で、ある日おさむちゃんが家にやってきて「聞いてくれ」と興奮気味
久しぶりだけどハンサムにますます磨きかかっていました
「子供のこと聞いてるよな」と言うので、「聞いてる、大変だったね」と返事
「そうなんだ、俺も働いてるし、おやじによしこと結婚させて欲しい、と頼みに行ったんだ」

「あっ、おめでとう良かったね」と返事すると
「とんでもない、えらい目にあった」
なんでもそれまで普通にお酒飲んでいたけど、結婚の話になったらいきなり怒り
「バケツに2杯頭から水をかけられた。今後いっさいよしこにかかわるな、出入り禁止」
その上、「おふくろの店潰すなんて簡単だからな」と言われたそうです

よしこちゃんは泣くばかりだし、お母さんが中に入って止めなければ殺されたかもしれない
「子供のことは言ってなかったようで、かえって良かった」
いうだけ言うと帰って行きました
すごいことになっているのね、と少し同情しましたが役に立てることもなさそうだし

数日後よしこちゃんがやってきて

「結婚させられるの、婚約させられた」と言うのでした
「おさむちゃんがきて、話は聞いてる」
「でも、おさむさんと結婚はするつもりはなくて、私もびっくりしたのね」
そうなんだ、おさむちゃんの独り相撲だったのかなぁ
「私、今の職場に好きな人がいるの」
「おさむさんとは無理だとあきらめてたし、決めたとたんにその人が好きになってた」
「でも、父がああいう人だし、無理だと思う、片思いだし」


「で、お願いがあるの」「私で良いなら」「婚約者と会うんだけど、一緒に行って欲しいの」なんでー
「まだ気持ちが決まっていないのに、婚約者が身体に触りたがるの、嫌なの」

世話になっていたこともあるし、そういうことなら1回位仕方ないか
私も人が良いなぁ!と半分嫌だったけど約束させられました


会ってみたら、農家の長男さんで、人のよさそうな感じ
よしこちゃんを大切にするから、友達なら約束するから・・・と一人で喋っていました
ご丁寧に妹までつれてきていたよしこちゃん

そのままタクシーで私の家まで送ってくれました
「迷うことないじゃない、優しそうな人だし」と言いましたが返事は無かったです
いままで数回しか会ってないようで色々話したかったようだった婚約者
お邪魔虫して悪かったかなぁ。でも結婚すれば毎日いられるし

1週間位過ぎた頃、よしこちゃんやってきて

「実は退社するつもりで上司の所へ行ったら、話があるというのね」
話とは、「好きで、片思いの人が、私と結婚したいと言ってるって」
「私、二つ返事でお願いしますと言ってきたの」「婚約者はどうするの」
「まだ話してない」お父さんがなんとかするってと言うことらしい

結局大金払って婚約取りやめたようでした
でも、「結婚式に殴りこんでやるから」と言ってきたとか

おさむちゃんがやってきて「農家に嫁に行くらしいけど、」と言うので
「同じ職場の人に鞍替えした様よ」と教えてやりました
「なんだぁ、俺ってみじめだなぁ」とつぶやいて帰って行きました

職場の彼と婚約して、ルンルンしてやってきて
「結婚式の招待状、出来たので出てね」
私呼ばれるとは思っていなかったけど、出席しました

殴り込みはありませんでした。お父さんが手配した身体の大きい人が何人もいましたけど


晴れやかで、私的には場違いなお式。振袖姿のお金持ちのお嬢様が沢山いてワンピース姿の私は居場所が無かったです
今までに、あんな豪華な結婚式はその後経験していません

私の結婚式に出てほしいと言いましたら「悪いけど出られないの」と返事
幸せになったのだから、秘密握られている私はお邪魔なのねと思いました

数年後、おさむちゃんの家は閉じられて、赤ちょうちんが風に揺らいでいました
色もあせて、聞けば奇麗だったお母さんが亡くなったとのこと
おさむちゃんの行方は知れません。時々懐かしく思いますが、その場所は今は更地になってます

それから数年たったころ、長野の街で偶然よしこちゃんに会いました
制服を着ていてお勤めしているみたい
声をかけると
「ご無沙汰ね、結婚式ごめんなさいね」と返事
「御子さんは?」と尋ねると
「子供降ろしたことが原因で出来ないの、罰があたったのね」と言う返事

また会えるといいね、元気でいてね、とさよならしました

高校の同窓会名簿、申込みました
あれからどうしているのかしら。と知りたいこともありましたし
3人の男性の人生に関わって誰が一番得したのかしら、損したのかしら

一応平凡な人生送ってきた私は悲しさだけが先になっています








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする