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入院2日目・・・麻酔科受診

2010年09月07日 | Weblog
眠れなかった。
ちっとも眠れなかった。


朝ごはんは大量の切干大根にぐったりしたが、
大好きな納豆が出たので、食べれました。

心配していた入浴orシャワーは手術前はいつでもOKとのこと。
ただ、入力は曜日と時間が男女で区切られているので、注意。
でも、まだ病人になりきれていない今、
同じ湯船に浸かるのは抵抗があるなぁ・・・。
ごめんなさい。

11:00に麻酔科を受診して、と
受診票をもらう。
昨日一緒に入院した隣の彼女も受診するらしく、
エレベータで一緒になり、そのまま麻酔科へ。

彼女:どこの手術ですか?
私:甲状腺です。
彼女:えっ!私もです。
私:そうなんですか?
看護師さん:麻酔科二番の方!
彼女:はーい!じゃぁ後で。
私:はい。

その後すぐに私も呼ばれて、麻酔科の受診。
とっても細くて若い男子の先生。
データ入力が速いのはいいんだけど、
指がついていけてないようで、間違いだらけ。
もっとゆっくり入力したほうが速いよ、きっと。
今日は22時まで食べ物OK。
飲み物は24時まで。
手術の大変さは、実際切ることよりも
この全身麻酔にあるんだとしりました。
全身麻酔をすることはいろんな危険をはらんでいるので、
そのために万全の準備をしなくてはいけません。
だって、呼吸だって止まって
自分で息できない状態になるってことなんだから。
改めてそう知らされて、ちょっと怖くなりました。

息が出来なくなるから、
呼吸器を気管に挿管します。
でこの呼吸器から手術中は麻酔が出ている状態になるそうです。
注射するんだと思っていたんで、
手術が伸びたらどうするんだろう、
途中で麻酔切れたら怖いよぉ~なんて思ってました。

そして、その挿管作業を救命救急隊員が実習として
させてもらってもいいか?と聞かれました。
どうしようかと迷ったけど、
初めての全身麻酔だし、とっても怖かったので、
そのままの気持ちを言って断りました。
先生は、その気持ちは当然なので、
(断っても)まったく問題はありませんよ、と言ってくれました。
手術後自発呼吸を確認してから呼吸器をはずすそうで、
起きたら喉になにか入ってる状態ですと説明されたけど、
手術後にすぐそれを理解出るかどうか・・・・(汗)

お部屋に戻って、隣の●●さんとお話し!
(後々仲良くなって「ユーコちゃん」と呼ぶ仲に・・・)
なんと同じ甲状腺の腫瘍摘出手術で私は左、彼女は右。
同じ日の手術で私が午前中、彼女が午後。
話せば話すほど共通点がいっぱい。
年は私の二つ上。同じ富山県外の人で、
子供はおらず旦那と2人。
職場も歩いて3分ほどの距離だったし、
自宅だって同じ道路沿いだった。
なので仲良くなるのにそんなに時間はかかりませんでした。

ただ、彼女の腫瘍のサイズは1.3cm。
どうして取るの?と思ったら、悪性だったそうだ。
なので、今回はリンパ腺の郭清もするそうです。
それでも私同様、偶然見つかったそうで、
見た目ではまったく分からないものが、
たまたま見つかったってことで、かなり早期らしく
この手術で完治できそうとのこと。
念のためリンパも取るし、
甲状腺の悪性腫瘍はかなり進行が遅いので薬でフォローできるとのこと。

手術前にどうしても食べたかったシュークリームを
旦那に買って来て貰って、ユーコちゃんと1つずつ食べる。
手術前のご馳走です。


お昼を過ぎて、
保険のお願いしている同級生の友達がやってきた。
不登校の娘を一緒に連れてきた。
みんなイロイロ抱えているんだなぁ・・・。
保険の書類をいろいろもらったり、
提出しなきゃいけないものをもらったり、
一通りの手続きをした後は、
久しぶりに近況を報告。

彼女たちが帰った後は、
シャワーを浴びてすっきり。
これでしばらく入れません。

執刀担当のN先生がやってきて、
喉をさわり、「多分悪いものではないと思いますよ」と言っていかれた。
次に熊のようなD先生がやってきやっぱり喉をさわって、
「明日手術ですね」などと言ったが、口が臭いのが気になって
あとはあまり覚えていない。
夕飯中にリーダーのS先生が登場。やっぱり喉をさわり何か言ったが、
やっぱり聞き取りずらかった・・・。


手術前最後の夕飯はお粥でしたわ。

お仕事後に来られたユーコちゃんのだんなさん。
どうやら、私たちのただならぬ出会いに
「またよろしくおねがいします」と挨拶していかれました。
優しそうなダーリンです。


手術に必要なT字帯(頼りないふんどしみたいなもの)と
麻酔科でもらった血栓防止の靴下、
バスタオル二枚を準備。
いよいよ明日手術です。

寝る前に下剤と睡眠剤を飲む。
昨日の寝不足のお陰でちゃんと寝ることができました。