パリにも東京で言えば秋葉原、大阪で言えば日本橋のようなところがあります。
・・・と言っても数え切れない店が入ったビルが立ち並ぶわけではありません。
静かな通りにコンピューター関係の店が軒を連ねていると言った感じです。
中に一軒だけテナントを集めた大きな店がありますが、その他は普通の店舗です。
大抵の店は中国人経営のようで、ちょっとしたニューチャイナタウンになっています。
けれども中華料理の店があるわけでなし、コンピューター関係の店の間にちょっとおしゃれなレストランがあったり、クラッシックなワインバーがあったりする不思議なところです。
たくさんある店のシステムはどこも同じ。
入ったらカウンターがあって、大きいものを買う場合はそこで買いたいものを相談します。店の人が注文表にチェックを入れて、大きい店ならそれを持ってレジへ行き、そこで商品を出してもらって購入、小さい店ならそのカウンターイコールレジになっていて、そこで注文から購入までできます。
消耗品の場合は、直接レジへ。そこで買いたいものを言って出してもらいます。
こういう店では料金表が貼り出してあってそれを見ながら注文するため、買うまで実物を見ることはできません。
マザーボードなど、コンピューターの「中身」を買う場合は実物を見る必要はありませんが、プリンターやスキャナーなど買う前に実物が見たいと言うときは、事前にインターネットなどでよく調べておいたほうがいいかもしれません。
小さい店は割安な分、愛想も割引かれているため、それなりの覚悟が必要です。
いちいち出してもらってからしか買えないシステムゆえ、あらかじめ買うものをはっきりさせておくということがきっちり対応してもらえるコツでしょうか。
さてコンピューター関係にご興味のない方には、この付近にLe Viaduc de Artsというところがあります。
レンガ造りのかつての高架下に楽器、セラミック、彫刻・・・などいろんなアーティスト、クリエーターのおしゃれな店が並んでいます。ちょっと入りにくい雰囲気ですが、外から見ているだけでも素敵なものばかり。目の保養になりますよ。