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武装錬金//(ダブルスラッシュ)感想

左10巻、右//(ダブルスラッシュ) 装丁合わせ過ぎー( ̄ー ̄;

ちょっと時期遅れですが武装錬金//(ダブルスラッシュ)の感想でも。
読んだ後の印象としては//(ダブルスラッシュ)はこの手のノベライズに
ありがちなパラレルワールド的な話ではなく武装錬金の正当な続刊
といっていいと思います。
いくら黒崎氏(この本の作者ね)がもともと武装錬金の原案協力だった
とはいえここまで原作の雰囲気を損ねずかつ怒涛の勢いで
原作の補完を行えたのはすごいと思います。マジで。

内容の感想としては結末を原作で知っているだけに本作中盤で高まる
なごやか度に高次関数曲線的に比例して高まる不安感・・(笑。
そしてその怖れていた展開をさらに一回り上回る
目を覆いたくなるような結末。面白かったです。

これを読んでからコミックスの再殺編(6~8巻)を読むと
かなりイメージが違ってくるので読んだ人はぜひ。
売れれば次もある(かも?)という話なので暇な人は買ってくだされ。
ちなみにタイトルは/Ζ(スラッシュゼータ)になるとか。

~~~~~~~ここからネタバレあり~~~~~~~~~~~~~

◇補完されたところ
・斗貴子さんのルーツ
 孤島の資産家の娘さんとは。
 明るくてちょっとおマセな普通の子供だったのはいい感じ。
 この子が後にぶちまけ少女になってしまうとは
 誰も想像しなかったことだろう。合掌。

・ブラ坊の由来
 ブラボーの命名が斗貴子さんだったのは意外。
 ブラボーのモチーフは大人になったカズキというだけあって
 今回のブラボーはカズキによく似ている。
 性癖はカズキよりもまともそうだが(笑
 必殺技といい口癖の件といい今回の主役は確実に防人。
 心が冷えていくシーンは本作屈指の名シーンだとおもう。
 あとこの話を読んだ後8巻の「答えろ!キャプテンブラボー」の
 あたりを読むと泣ける・・。

・武装錬金のデザインについて
 「武装錬金のデザインは前に使用していたもののデザインを半分受け継ぐ」
 今回はじめて出てきた大胆な設定。
 おそらく御前が途中から蝶の羽に変化したのを補完するためなんだろうけど
 金城が使ってた鉄核を使ってW武装錬金したブラボーのアナザータイプの
 デザインが海賊風なのはなんでなんだい?

・4年2組の理由
 高校3年生の斗貴子さんが7年前に事件にあった=当時5年生。
 でもコミックの回想シーンの黒板には4-2と書いてある矛盾。
 まさかあんな手段で補完するとは(笑
 しかも今回の主要登場人物の中で唯一無残に殺された
 あの子が書いたものって言うのが切ない。

・火渡の武装錬金の特性
 火渡が全戦士中最大の攻撃力を持つのは周囲の火炎と同化することで
 火の範囲が大きくなるほど際限なく強くなるから。
 まぁ本編に出てくることはなかったので読者の誰も覚えていない
 (きっと作者も忘れてる)ような特性が今回大活躍。
 西山を追い詰め一人で火山の噴火を食い止めるという無茶っぷり。
 イカスー(笑

◇ちょっと気になったろ
・カズキのパピヨン連呼
 都市伝説と化したパピヨンを呼び出すためにパピヨン連呼するカズキ。
 まぁここで蝶野と呼ぶわけにもいかなかったのは
 わかるんだけど本編中でカズキがパピヨンって呼ぶことが
 ないのでなんか変な感じが。

・牛部くんはいつかわったのか?
 実は牛型のホムンクルスにされていた牛部君。
 動物型のホムンクルスはその人の精神を喰らい全くの別人に
 してしまうはずなのに牛部君が変わったことに斗貴子もG3ズも
 気づいていない。(現に校長が変わったのはばれてたのに)
 人型にしといたほうがよかったのでは
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