名瀬市新川では、人の手によって放されたバリケンが繁殖し始
め、野生化しつつあります。バリケンは、元々南米原産のノバリ
ケンを家禽として品種改良したもので、食用として日本に持ち込
まれました。今日は、新川からひと山越えた場所にある大川で、
これまで10年間一度も見たことのなかったバリケンが上空から
飛来してくるのを見ました。バリケンはアヒルやアイガモと違って、
かなりの飛翔力を持っているため、今後奄美全体へ拡散すると、
自然生態系への影響が心配されます。
【島口バージョン】(キシゆむた)
名瀬市新川なんてぃや、ちゅぬむしちゃんバリケンちいゅんトゥリ
ぬくわぁなしはじめたんちゅか。バリケンや、南米ぬノバリケンち
いゅんトゥリば、やなんてぃだかつかなわれんにししゃんむんあて
ぃ、かみゅんため日本ちむしちゃんちゅか。きゅうや、新川らや山
ば越えたんどろなんてぃあん大川なんてぃ、なまがれぃ10年間一
回もにしゃんこぅとぅぬねんバリケンぬ、天らとうでぃきゅんばにょ
うたっと。バリケンやアヒルやアイガモきゃとぅちがてぃ、むるとぅ
びきりゅんかな、なまら今島全体ちひるがりゅんやあなんかいち
思てぃ、はげ~、しわだりょうっとぉ~。
そうですね。外来種に対しては、出来るだけ早く対策を実施することが大事だと思います。いま奄美の外来種マングースに対しては、多くの国費が投入され、関係者による努力が続けられていますが、そうならないためにも広く拡散する前に手を打つ必要があります。外来種の問題は、今後も取り上げていきたいと思います。