森の中に亜種オーストンオオアカゲラの「キャィキャィ」と
いう奇妙な声が響きます。2羽のメスの幼鳥が、胸をそ
らせてお互いの力を誇示しあっています。おそらく、順位
争いの行動だと思われます。この行動はオス同士・メス
同士の場合が多いようです。まだはっきりとはその意味
は分かりませんが、自然で生き抜く厳しさを感じます。
【島口バージョン】(キシゆむた)
やまぬなかなんてぃ、キィツキャの「キャィキャィ」ちいゅ
んしゅうだかんくいくゎぬしゅりょうたっと。たあちぬわあ
さんうなぐドゥリくゎぬ、胸はてぃ、いばりあてぃうりょう
たっか。てぇげぇ、たっかちゅうさんがぬきめとぅりょんち
おもゆんじゃが。くんよっしぃやいんが同士・うなぐ同士
ぬとぅきがふっさありょんにししゅっか。まだはっきりや
わかりょうらんば、自然ぬなかなんてぃ生きりゅんやむ
るむつかっさげかありょんにししゅうり。
私、初めて見ました。
説明を読んで、なるほど、と思いました。
分かりやすいものは、いいですね。
すてきなもの、ありがとうございました。
オーストンオオアカゲラは、普通はドラミングしたり、「キョッ、キョッ」と短く鋭く鳴くのですが、時としてこのような行動が見られます。幼鳥が成鳥になるときに、これまで兄弟姉妹として一緒に仲良く育ってきたことから決別し、繁殖していく1羽の成鳥として、お互いに競争相手になっていくのかもしれません。厳しい自然の営みであり、試練の時がきているように感じます。