メタキャストCVの日々雑感 <アーカイブ>

2005年7月~2009年1月までのアーカイブです

7/26(火) ワールドビジネスサテライト 「戦艦大和で街おこし?」

2005-07-31 21:46:07 | 日々雑記
さて、毎週のように更新が遅れ気味のこのテレビブログですが、先週火~土のWBS5本分をこれからまとめ見しつつ、コメントをつけていきたいと思います。まずは火曜日分から。気になったのは以下の3点。


●レクサスの野望(詳しい放映内容の紹介はコチラ

・レクサスには「レクサスmust」という"感覚"や"知覚"の分野での500におよぶチェック項目があるとのこと。ググっても当然ながらあまりヒットしないですねぇ。そのうちにこの500項目リストがモレ伝わってきてビジネス本のテーマとかになるのかもしれません。GEの『シックスシグマ』ブームではないですが、今度は高付加価値戦略に悩むメーカー担当者のバイブルになりそうな予感が早くもします。

・それにしてもレスサスのモデルカーの色がすべてシルバーなのは何でだろ?トヨタの人が「(レクサスの人材採用には)トヨタのにおいのない人が欲しかった」と語ってましたが、クルマにもそんなイメージを求めた結果が「シルバー」ということだったのかな?この辺の事情を詳しく知りたいと思いました。

・そういえばWBSの取材にも出ていた「ガリバー 自動車流通研究所」にブログがあるのを発見。レクサスの発表会レポートも取り上げられているので、今回のWBSの特集のフォロー情報としてGoodだと思います。



●映画を誘致して地方を活性化(特集のハイライトはコチラ

・「フィルム・コミッション伊豆」は映画やドラマなど年間約150件におよぶロケ支援を行っているそう。茨城にある「いばらきフィルムコミッション」では年間の経済波及効果を3億8千万円と見積もる。

・広島県尾道市にある、実物大「戦艦大和ロケセット」。建設費約6億円だそう。個人ブロガーによるレポートはコチラ。「映画の公開前にロケ地が話題になるのは珍しい」とは東映常務の弁。映画は12月の公開予定だそう。大和建造の地、呉市に今年4月にオープンした「呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)」には目玉として戦艦大和の10分の1モデルがあることから、1年間の集客目標をわずか3ヶ月で達成したとのこと。不肖宮嶋茂樹さんのレポートを発見。また戦艦大和内で製造されていたというラムネを再現したものもブームになっているそう(「呉大和ラムネ」という名前で製造元は中元本店さんらしいが、詳しい情報がWEBでは見つからず。ネット通販で買えるようになったらよいのですが・・・)。近畿日本ツーリストでは東映と組んでツアー商品を開発中とのこと。

フィルムコミッションの仕事ですが、この分野全体が社会的にも必要とされ、メディア側からの認知も高まっているという状況なこともあり、「映画とかドラマが大好きで何とか関わりたい」という地方在住(出身)の人にとっては、またとないチャンス到来なのかもしれませんね。「全国フィルム・コミッション連絡協議会」では”フィルム・コミッションの活動に関わる人材育成と教育支援”というのも活動テーマに掲げて研修セミナーなどを実施しているらしいので、興味のある人はコンタクトをとってみてはいかがでしょうか?


●トレンドたまご(放映された詳しい内容はコチラ

・製造元(信和エンジニアリング)のホームページ

いわゆる『親展』とスタンプの押された郵便物すべてに採用されるくらいになったらスゴイですね。ただし封筒のお尻部分とかをカッターで綺麗に切られてたら不正があったかどうか見破れないので、4辺全部にこのタグを貼り付けることで需要は一気に4倍増!となることを狙ってたりして(笑)?個人的にはフライトの際に預けるスーツケースにはこのシールを貼っておきたい気がしました。


番組のオフィシャルサイト今回の放映内容の詳細な紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/25(月) ワールドビジネスサテライト 「プログラミングでノーベル文学賞を受賞?」

2005-07-26 18:19:52 | 日々雑記
あれれ、先週夏休みだった大浜キャスターが本日もお休みのご様子。ひょっとしたら2週間の夏休みなのですかね?紹介された内容で気になったのは次の3点です。

●音楽業界の岐路(放映内容の詳しい紹介はコチラ

特集を見た感想ですが、「でかジャケ」(LPのサイズのジャケットにCDを収容)、生まれてから一度もLPを手に取ったことのないユーザーが買っているのがなんとも皮肉ですね。そのうちにネット配信のオマケとして空のジャケットをiTune Music Storeが配送することになったりして(笑)。そういえばこの特集の後半部分がWBSのサイトのログに出てないので多少の補足を。

・リップルウッド傘下で経営再建中のコロムビアミュージックエンタテイメントでは、広告宣伝費の削減などのリストラ策で14期ぶりの黒字化を達成。1年半前に社長に抜擢された廣瀬禎彦氏は、IBMやセガを渡り歩いてきたITのエキスパート。WBSの取材班に対しては「社長就任前はCDなんかはぶっ潰して全部ネット配信にすればいいと思っていた」と笑顔で受け答え。だたし「音楽を届ける手段には総合的な組み合わせが大事」なんだそうです。音楽配信ではCDの音質が微妙に劣化することもあり、廣瀬氏にとっては「音楽配信=有料プロモーション」との位置づけであるとのこと。「”ネットvsCD”ではなく”ネット&CD”のビジネスモデルを作る」だそうです。

楽曲のネット配信についてはiTuneMSの上陸が近いと噂されているせいか、ネット上のいたるところで意見がアップされてる印象です。さくっとググった限りでは、コチラがよくまとまっているように思いました。

個人的にはですが、音楽も本も映画DVDも月に1度くらい購買欲がグワ~っと高まってきて憑かれたようにまとめ買いしてしまうことがあるのですが(購入場所は店舗だったりAmazonだったりマチマチ)、そんな時は如何にストレスなく商品から商品へと連鎖反応的に購買欲をくすぐりつつナビゲーションをしてもらえるかがポイントだったりします(この意味でAmazonのリコメンデーションサービスがツボにはまってしまうことも多い)。

iTMS上陸ですが、絶対に欲しいのが「友達同士で、持っている楽曲リストを見せ合いっこできる機能」。もちろん自分の所有分全部を公開するのには問題が無きにしも非ずですが、「これオススメよ」という楽曲をリスト表示できたら楽しそうでいいですよね。日常で映画を見るときにも「誰々が見て面白いって言ってた」というのが一番の決定理由になっている気もするし、1枚3千円のアルバムと異なって1曲100円ちょいで購入できるのであれば、こういった「思い思いに商品を手に取って、バスケットにガンガン放り込んでいく楽しみ(=100円ショップカタルシス?)」を追求させて欲しいものです。


●知を拓く(7)金型の闇(放映内容の詳しい紹介はコチラ

・7/7に開催された「国際文具・紙製品展」。日本や中国などから700社あまりが参加している会場の片隅に「日本企業における模倣被害実態」と題されたコーナーが。コピー商品(大半が中国製)を見せしめのために展示しているそう。WBS取材班とここで待ち合わせしていたのは大手文具メーカーの特許担当、A氏。ニセモノを見分けるスペシャリストとのこと。A氏は展示会場内にある中国メーカーブースを集中的に見回り、デザインや特許の権利侵害があるかどうかをチェック。結果、5社20件について「コピーの疑いあり」と判断した(5社はすべて中国メーカー)。A氏は全日本文具協会が準備した「模倣品対策相談コーナー」に駆け込む。なんでも権利侵害のおそれがある商品は、弁理士立会いのもの撤去するのだそう。取材班は、全日本文具協会の副会長に取材。中には会場で新製品をラフスケッチして本国に送ってしまう悪質な海外メーカーもいるとのこと。

・文房具業界以外の家電業界などでも、コピー商品を作る際に必要になる金型や図面が日本から違法に流出することがあるそう。特に大手メーカーがコスト削減のために海外に持ち出すケースが増加しているらしい。大手メーカーからすると「取引慣行の延長」という認識であり知的財産権を侵害しているという意識は極めて薄いとか。根底には「日本では金型図面データは事実上"著作物"として保護されない」という問題があるそうです。こういった事情を受けて産業知財研究所(残念ながらググってもWEBページは見つからず)では、金型メーカーの連合体を作って図面を集中管理、大手商社を通じて海外メーカーからの受注を模索中とのこと。図面はすべてコンピューターで管理され設計情報もネットを通じて海外とやり取りするため、そもそもの「図面の流出」という問題が無くなるとか。

番組中でコメンテーターの方(みずほ総研チーフエコノミストの中島厚志氏)が言及していた、経済産業省からの「金型図面や金型加工データの意図せざる流出の防止に関する指針」を発見しました。正直言って製造業界方面は全く疎いのですが、自分が(多分?)属しているIT業界における「金型」であるコンピュータープログラムのソースコードは、何とプログラマーが書いた「文学的著作物」として認められているようです(トリビアネタ?)。通常、ソースコードは機械語に翻訳されてから出荷されるので、ソースコードの原文(金型でいうところの設計図)が出回ることはないのですが、リバースエンジニアリングという手法を使うとある程度の複製とか改変ができてしまうので、問題の本質は同じかもしれないなぁ、と思いました。

それにしてもコンピュータプログラムが「文学的著作物」だとすると、そのうちに偉大なプログラマーが「ノーベル文学賞」を受賞したりするのですかね?「豊かな音楽性を持つ多声的な表現で描いた小説や戯曲によって、社会の陳腐さや抑圧が生む不条理を暴いた」、「西洋文明の残酷な合理主義や見せかけのモラルに対して疑念を抱き、容赦なく批判した」、「歴史の野蛮な専横に対抗する、か弱い個人の経験を支持する著作を書いた」、「抑圧された歴史の存在を読者に示した」、「普遍的正当性、痛烈な洞察力、言語的精巧さにより、中国文学に新たな道を開いた」(これらはすべて実際のノーベル文学賞の受賞理由より引用)などという理由で・・・(笑)。とか思いつつしばしWEBで調べていたら、なーんと2003年のノーべル文学賞の受賞者のジョン・クッツェー氏がもともとはプログラマーだったことを発見!もちろん書いたコンピュータープログラムで受賞した訳ではありませんが・・・。それにしたってもし機会があったら一度このクッツェー氏が若いときに書いたプログラムを拝読して、どこまでの文学的素質が既に開花していたのかを確かめてみたいものです(笑)。


●トレンドたまご(放映内容の詳しい紹介はコチラ

一言でいうと「超魚眼レンズ付カメラ」という感じでしょうか?かなり面白いと思いました。開発元の会社のWEBはコチラ。住居防犯用のニーズが実際にどこまであるかは不明ですが、動物園とか保育園とか、対象が部屋のどこにいるか分からないシチュエーションでの監視には良いかもしれないですね。これで撮影した映像を360度人間を取り囲むように表示できるディスプレイなんかができたら、コンサート会場のバーチャルリアリティー体験とかが可能になってもっと面白いかも。


番組のオフィシャルサイト今回の放映内容の詳細な紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/23(土) ワールドビジネスサテライト 「臭気判定士って?」

2005-07-26 14:48:50 | 日々雑記
週に一度のリラックスバージョン、土曜版。塩田キャスターの冒頭のコメントはこの日の夕方に関東地方でおこった地震についてでした。今回のコメンテーターはみずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也さん。今回の内容で気になったのは以下の3点です。


●ファイル交換ソフトの闇

・最近相次ぐファイル交換ソフトからの情報流出事件。今回の特集(WBS追跡ファイル)ではファイル交換ソフトの実態に迫る。まずは5年前からファイル交換ソフトを使っているという人物を取材。その人物のPCの画面には映画『スターウォーズ』最新作のタイトルがずらりと並ぶ。その数2千以上。あっけにとられる斉藤キャスター。書店にはファイル交換ソフトについてのマニュアル本が平然と陳列されている。日本レコード協会調べでは、日本国内のファイル交換ソフトのユーザー数は130万人にのぼるそう。ユーザーの何人かが語るには「(ファイル交換ソフトを使って手に入るソフトは)なんでもありますからね~。宝の山じゃないですけれど・・・」、「罪悪感を感じることもあったがだんだんと麻痺してきた」、「スピード違反みたいな感覚」だそうです。

取材ビデオの放映後の塩田さんと斉藤さんの会話の中で気になる点が。「個人としてダウンロードしたものを楽しむ分には(ビデオ録画と一緒で)OKだが、他人に自分のファイルを渡す部分が著作権を侵害している」と斉藤さんは説明してましたが、いくら個人として楽しむ分でも違法にコンテンツをダウンロードするのはいけないのではなかったでしたっけ?

・とある映画の試写会会場を取材。そこでは厳重な手荷物チェックが。なんでもビデオカメラでの盗撮による違法ファイルの流出を警戒しているそうな。映画会社の担当者は「ネットへの流出を未然に防げるように努力していきたい」と語る。また日本レコード協会の理事も「良い歌を作っても全部コピーされてしまったら生活できなくなってしまう。音楽産業が成り立たなくなる」と必死の表情。

・一方でインターネット研究第一人者の村井純教授(慶応大学環境情報学部)は、「ファイル交換ソフトはアクセスや検索などに優れており、その部分に特化すれば新しいサービスへの発展が期待できる」、「情報社会への足がかりとしてとても重要な基礎技術」と語る。またP2Pソフトの開発会社「アリエル・ネットワーク」の徳力氏はシステム構築の面からのメリットとして「高価なサーバーを買わなくてもパソコンさえあれば情報共有ができる」と力説。たとえば社内の情報共有システムなどには有用との意見もあるとのこと。

確かにファイル交換とかコンテンツのネットからのダウンロードと言うと、特にWBSのメイン視聴者層であるビジネスマンにとっては、何かアングラな匂いが漂う印象ですが、PCやiPodで育った世代からすると「自分の観たい・聴きたいコンテンツはその場で手に入るのがあたり前」という意識があるのも事実と思います。問題はそんな環境(技術やユーザー)の大変化の中でも成り立つビジネスモデルを創出することが可能かどうか。一つの試みとして、去年のスーパーボウルで流されたAppleとペプシの共同キャンペーンのCMをご紹介します(最初に違うCMが出ますので要注意。30秒ほどガマンしてください)。音楽の違法ダウンロードを行ったことでRIAA(日本でいうJASRAC)から訴訟を起こされたティーンエイジャー本人たちが出演したことで大きな話題になりました。


●無臭に夢中!

株式会社カルモア臭気判定士という国家資格を持つ人を個人宅に派遣し、臭いの原因を突き止め、解決策を提案するサービスを行っているそう。毎年2~3割増しで個人からの需要が増えているとのこと。

・一方で夏になると気になるのが汗の匂い。消臭剤、制汗剤も大盛況の様子。消臭市場全体はなんと1千億円にも達する見込みとか。五味クリニックの五味院長は「日本人は世界でもっとも清潔好き。この先に無臭志向(匂い=不潔という思い込み)がくる」と語る。

・最近のヒット商品の一つ、光触媒機能で消臭を行う靴下やストッキング。WBSで実験したところ確かに効果があった。

・ペット用品の市場でも消臭が一大ビジネスに。大ヒットしているのがユニチャームの「デオトイレ」。「以前は玄関のドアを開けるとネコのオシッコの匂いがしたが今は殆ど無臭」と語るのはユーザーの一人。静岡市にある「ホワイトウィングス」はペットが粗相をした布団をクリーニング&脱臭。ここ2年半で売り上げ倍増だそう。

番組中で五味クリニックの院長から「日本人は世界でもっとも清潔好き」とのコメントがありましたが、私の記憶では米国のデオドラント市場のほうがもっと受け入れられている(普及率が高い)気もします。何せスーパーの日用品コーナーとかドラッグストアに行くと、一つの棚の端から端までの10メートルくらいが全部デオドラント系の製品!(それも脇の下に直接塗りつけるタイプ)という様子でしたから。大学とかのロッカールームでも、どの男子のロッカーにも大概はこういったモノが常備された気がします。でも日本で高校生とか大学生男子が部活の後とかで”シューッ”とエイトフォーしてたら、周囲はちょっと引いてしまうんじゃないでしょうか?(今はどうか分かりません。私の感覚が古いだけかも・・・笑)

ちなみになんですが、ためしにGoogleで「体臭」と入れてみたらあまりのAdWords(右側に表示される広告)の量にビックリ!やはりこういったカラダの悩み系は人知れずにまずネットで検索するってのが一般的になってきてるんですかね?


●結婚紹介業の事始(ことはじめ)

・1977年に登場した「アルトマン」。コンピューターでお見合い相手を紹介するマッチングサービスだが、ドイツで生まれたこのサービスを日本に持ち込んだのは、武蔵工業大学の渡辺健さん。なんでもドイツの心理学者が考案したカラーテスト(8色の色を好きな順に並べるだけで相性判断ができる)をベースとしたのだそう。そんな結婚紹介業も今や3千社、310億円市場だとか。ただしこれらのサービスを使って実際に結婚するのは全体の0.7%なんだそう(45ヘェ)。

・最近成長が著しいのがインターネットを利用した結婚紹介サイト。米国では結婚する夫婦の実に12%がこういったサイト経由だとか(96ヘエ)。世界最大手のマッチングサービス"Match.com"が昨年日本に上陸し、既に60万人の会員を擁しているとか。入会は無料、月額3500円で利用し放題だそうです。ただし国内の結婚カップルに占めるサイト利用率はまだ1%未満だとか。

取材ビデオの終了後、なぜか塩田キャスターの顔が大写しになってました。リラックス土曜版ならではのサービスなのでしょうか(笑)。統計数字の日米差ですが、実際にはお見合い系のサービスで出会っていても、周囲には「友達や親戚による紹介」等、他の理由にしちゃうケースが多いからでは、って気がします(合コンによる出会いを「友達同士のお食事会」としてしまうのと同様ですね)。こうなると、むしろどうして米国では「私達の結婚は紹介サイト経由よ」って、あけすけに宣言できてしまえるのかの方が気になりますね(笑)。あ、あと結婚紹介でいうと、以前にインドに行った時に現地の新聞の日曜版を見て仰天した記憶があります。見開き6ページにわたって適齢期の男女のプロフィールと顔写真が200人ずつくらい掲載されてました。何でもこれを家族総出でじっくりと閲覧するのが日曜日の楽しみなんだとか。今の日本だったら間違いなく個人情報保護法で問題になりますね(笑)。


番組のオフィシャルサイト
テレビブログのトラックバックページ



7/22(金) ワールドビジネスサテライト 「ネット旅館の出現近し?」

2005-07-25 19:00:00 | 日々雑記
結局週末の更新が間に合わず、翌週月曜に会社でWBS(もちろんPCで録画したやつ)を見ながらこのブログを書いています。気になったのは以下の3点。


●働きたくなる会社とは(詳細な放映内容の紹介はコチラ

・セルートが利用していた「前給」ですが、を開発・運営している都民銀行のホームページに詳しい情報を発見。"金利がゼロ"ということは、あくまでもクライアント企業からのロイヤルティー獲得策の一環としてやっているのでしょうね(振込手数料はかかるとのことですが)。ビジネス特許出願中だそうです。

リクルートエイブリックの「GIB(Goal in Bonus)制度」ですが、いいですねぇ~。私が以前いたリクルートにもこの制度がありましたが、9年間在籍してて一度も使ったことはありません(笑)。先輩に聞いた話ですが、昔(20年くらい前?)はハワイまでジャンボ貸切で行ったこともあったそうですよ。その時はワイキキ中が顔見知りの社員だらけだったそうな・・・。

リンクアンドモチベーションといえば、「社員のモチベーションを高める」自社オフィスで有名ですよね。そういえばここの社長や役員もリクルート出身だったような・・・。

「働きたくなる会社」という意味では、一昨年~去年にかけてC-netに連載されていた梅田望夫さんのブログの中のこんなエントリーが非常に記憶に残っています。果たして日本でこんな採用ができるかどうかは大変なギモンですが、その後のGoogleの躍進を考えると少なくともネット企業における成功のルールが大きく変わってきている気も・・・。こういった企業への潜入レポートこそWBSに取り上げて欲しいテーマですが(少なくともYahooやGoogleの株価や利益の推移については番組内でも取り上げているし)、やっぱりメインの視聴者層を考えると難しいのですかね?


●「レクサス」が刺激(詳細な放映内容の紹介はコチラ

・新しい「デイムラー」、CarViewをはじめ、まだレビュー系のサイトには登場していないようですね。それにしても発表会場に来てた人へのインタビューで、「上品だからジャグワーが好きだ」とお答えされてた紳士の雰囲気がホントに上品で参りました・・・(笑)。

・「レクサス」ブランドの日本逆上陸には色んな意見があるようですね。こういった直近のトピックに対しての口コミ内容把握という意味ではTechnoratiのブログ検索機能が本当に便利。「レクサスからインビテーションがキターー!」みたいな投稿もありました。


●ネット証券 次なる狙いは?(詳細な放映内容の紹介はコチラ

・ネット証券の口座数はここ2,3年で倍増。個人による株取引の8割を占める存在になる一方、ネット証券会社同士の競争が激化しているそう。松井証券は4~6月期で営業収益を7%もダウンさせた。

・WBSでは定年退職をきっかけに自宅でネット取引をはじめた男性に密着取材。取材を行った日は1日のうちに17回の売買取引を繰り返し、なんと13万円の利益を確定。「私の買った銘柄がストップ高になったんだ」と家族に自慢げに報告。この人物曰く、「株投資は生きがい」だそうです。ただし投資枠は500万円と決めているとのこと・・・。

松井証券が開催した投資セミナー。集まったのは50歳以上の人ばかり。取材班からの「取引のための情報はどこから入手しますか?」という質問に対して、来場者の一人は「松井証券のネットが中心」と言い切る。松井社長は「50代、60代のお客さんにとっては、手数料の安さだけがすべてではない」と断言。一方でマネックス・ビーンズ証券も銀座(エルメスの向かい)にラウンジをオープン。松本社長は「銀座はお金をいっぱい使いに来る場所。団塊世代を中心に新しい投資家層の声を吸い上げたい」と語ってました。

以前にもこのブログで紹介したこの本の中で、ネット証券会社であるチャールズ・シュワブが登録ユーザーに対して提供する売買支援機能やレポーティング機能を使って(あたかも自分が独自にやっているように見せかけて)、自分の顧客に対して対面で売買の代行や投資アドバイスをするしたたかな個人コンサルタントの話が紹介されてましたが、やはりシニア世代が投資を行う際の「相談相手」や「教師」にはまだまだ需要がありそうです。WBSの取材で取り上げられた方々を見ていても、「生活の糧」を稼ぐためという切実なビジネスニーズよりは、「定年退職後の余暇」や「社会や経済との関わりをキープしたい」という消費者型の行動なのかも、という気もしてきます。こうなると、そのうちに全国のシニア向け温泉宿や老人ホームも、ネット接続環境完備が求められるようになるのかもしれませんね(笑)。


●トレンドたまご(詳細な放映内容はコチラ

「はっきりとした原因が分からない」とのことですが、番組の取材にあったように実際に燃費が25%もアップするとしたら大発明ですよね。もっと大きな騒ぎになってもいい気がしますが、メーカー名+商品名でググっても出てくる結果はわずかに3件(うち1件はWBSのページ)。ひょっとしてひょっとすると、トレンドたまご発の革命的大ヒットになったりして(笑)??


番組のオフィシャルサイト本日の放映内容の紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/21(木) ワールドビジネスサテライト 「病院内にフレンチレストラン?」

2005-07-24 03:08:52 | 日々雑記
人民元切り上げがトップニュースだった今回のWBS。このニュースの分析については他のブログ等に任せるとして、それ以外で気になった内容は以下の4点。


●百貨店で復活?(詳細な放映内容はコチラ

ふんどしを「クラシックパンツ」として発売したら1ヶ月で2,400枚売れた、とのことですが、一体誰が買っていくのでしょうね?きっかけは「トリビアの泉」でとりあげられたことだそうですが、父の日プレゼントとかでもらう側は嬉しいのかな?それにしても「2003年にペットの数が子供の数を上回った」という話はかなり衝撃的ですね。

ところで私自身はデパートに行く事はほとんど無いのですが(店員さんから声をかけられるのが超苦手)、確かに売り場の変容を定点観測していると消費のトレンドが分かるのでしょうね。定点観測といえば昔パルコが出していた「月刊アクロス」(1998年に休刊)が好きでしたが、これの百貨店版(シニアマーケット版?)を日経が出したら面白いのではと思います。


●健康(53)カリスマ病院シェフ

・今年5月にオープンした「四谷メディカルキューブ」。人間ドックが、がん検査:24万円・心臓検査:14万円・脳検査:18万円・総合検査(2日間):28万円~と非常に高価だが、PET/CT検診や健康に配慮したフレンチレストランなど、いたれりつくせりのサービスが提供される様子。

・千葉県鴨川市にある「亀田総合病院」。今年4月にオープンした病棟「K-Tower」は全室がオーシャンビューの個室。病室のモニターから食事を選択できたり、医師のプロフィール確認、カルテの閲覧が可能だそう。また女性専用のフロアやエステ、はたまたカフェバーまであるとのこと。

フレンチシェフの三国さんがプロデュースする院内レストランですが、入院患者じゃなくても利用できるとのこと。一度行ってみたい気もしますが、通常の街中の店舗でも同様のメニューを出したら受けるんではないかと思います。あとは企業役員からの利用が多い仕出しの会席弁当屋さんとか夜の料亭でも同様でしょう。ひょっとしたらコンビニ弁当としてシリーズ化させてヘルシア茶とセットで売ってもいいかもしれないですね~。


●トレンドたまご(詳細な放映内容はコチラ

このコーナーを見て「打ち水イベント」を思い出しました。今年もやるそうです。「水道水はご法度」だそうですよ。皆さん、お気をつけて。。


●進化するテレビ

個人的にはそのタイトルにとっても期待して見始めたのですが、内容的には地上波デジタル放送のキャンペーンという趣でした。ドイツ証券のアナリストは「メディアのデジタル化はコミュニケーション産業の革命」「メディアビジネスのあり方を根本から変えていく」と語ってましたが、WBSとしてはその具体的な姿を提示する段階にはまだ来てないようです。「10年後、未来のテレビはどのような姿を見せるのだろうか?」という視聴者への問いかけで終わっていました。


番組のオフィシャルサイト本日の放映内容の紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/20(水) ワールドビジネスサテライト 「1677万色シャツ?」

2005-07-24 01:18:59 | 日々雑記
月~土の6本分をまとめて視聴&テレビブログにアップ中の3本目です。今回の内容で気になったのは以下の5点。


●原油高に克つ!!(詳細な放映内容はコチラコチラ

北越製紙のバイオマス発電プラント(パルプ製造の際に出る木材の油分を利用した発電施設。重油に換算すると何と月に8,000万円のメリットが発生)がインパクトありました。「バイオマス」という言葉には正直言ってあまりなじみは無かったのですが、非常に分かりやすい解説をググって発見。なるほど~、何故だか「木炭バス」が街中を走り回る光景を思い浮かべてしまったのは私だけでしょうか(笑)?


●繊維業界の常識を打ち破れ

・染色加工を手がけるセーレンがカネボウの繊維部門を子会社化。3年がかりの買収ブロジェクトのコードネームは「フラワー」。セイレン=「睡蓮」、カネボウ=「カーネーション」という隠語同士の組み合わせだそう。

・セーレンの躍進の秘密は「ビスコテックス」と呼ばれるデジタル生産システム。これにより「小ロット、多品種、短納期、在庫レス、オンネット」などの従来の繊維業界では考えられなかったメリットが発生するそう。このシステムの基幹はIT技術だそうで、従来は20色が限界だった染色が1677万色になったというところにも何となく「なるほどね~」というツッコミを入れたくなります(笑)。言ってみれば染色業界版のCAD/CAM革命みたいなものなのでしょうか?ビスコテックスの現部門長である井上さんが語るには「当初はこの技術の成功を信じていたのは社長だけ。社長自らがシステム開発をやっていた」だそうです。そんな川田社長の苦労をうかがい知ることができるTV出演記録をWebで発見しました。それにしてもこの川田社長、雰囲気的には松井証券の松井道夫社長を彷彿させるものがありますね。

・セーレンが自社で展開するブランド「マッシュ・マニア」。ホームページもいかしてます。楽天市場にも「ビスコスクウェア」という名前で直営店を出しているようで、生産技術以外にもIT技術の活用方法について相当含蓄が深いようですね、この会社。非常に興味を持ちました。それにしても1677万色染色技術を活かしたこんな洋服を着てたら相当目立つと思うのですが・・・(笑)。



●広がるeラーニング(詳細は放映内容はコチラ

NECグループでは内定者の学生に対して、NECラーニングが提供する社員教育向けeラーニングシステムを活用していくそうですが、なんだかご愁傷さまですね(笑)。eラーニングといえば、今回のWBSには登場しませんでしたが、PodCastingを用いた語学教材なんかは非常にブレイクすると思いますよ。社員や学生をヤル気にさせたい企業や学校は、対象者全員にiPod Shuffleでも配ってみてはいかがでしょうか?前例としてはコチラコチラをあげておきます。


●魅惑のチョコ

・スペインの有名パティシエが手掛けた日本初の直営店「オリオール・バラゲ」をシェイラさんが取材。何と客の7~8割が男性とのこと。背の高いグラスいっぱいに注がれたチョコレートドリンク。果たしてカロリーやいかに?

・日本橋三越本店の新館に入る「サティー ドミニク・ショコラ」。カカオの量を5段階(21~92%)から選べるそう。チョコレート専用のセラーも用意されているとのこと。

・「PMK麻布十番店」ではなんとエステにチョコを取り入れたそう。2時間で2万2千円だそうです。。。

それにしてもWBSの水曜のこのコーナー(MJ-Wave:日経流通新聞とのコラボ?)は、先週もそうですが、ビジネスニュースの間の一服の清涼剤として欠かせない存在になっている様子ですね(笑)。


●トレンドたまご(詳細な放映内容はコチラ

・株式会社ブレストが開発した、廃プラスチックから混合油を生成する卓上タイプのプラント。従来機がガスを利用していたのに対し、この機器では電気ヒーターを用いることで省スペース化を実現したとか。ペットボトルのフタ8000個から約20リットルの油が取れるそうです。社長の伊東さん曰く、「ゴミの分別を義務づけなくても、こういった機器があることで、”プラスチックは油田”と思っていただければ資源として回収できる」だそうです。

コメントでは「マンションに1台。非常時の備蓄として」という意見もありましたが、小学校の理科の実験とかで体験学習してみるのが良いのではないでしょうか?ゴミの分別って、「何故分別しなければならないのか?」っていう理由が分からないとやたらに面倒くさいものですよね。それにしてもペットボトルのフタと容器を分別して捨てるのはかなり難しい気もするなぁ~。


番組のオフィシャルサイト本日の放映内容の紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/19(火) ワールドビジネスサテライト 「豚にブランド?」

2005-07-23 12:38:38 | 日々雑記
今回のWBSは割りと盛りだくさんでした。この回のテレビブログを書くのに2時間くらい費やしてしまった。これからあと4回分見なければいけないのに。。。(汗)


●夏の飲料商戦に異変?!(詳しい内容はコチラ

・チューハイ市場にサッポロが参入。「フルーツスパークリング」。従来のチューハイはお酒に果汁を足したものに炭酸ガスを充填するのに対して、この新商品はまず果汁そのものを発酵させる点が大きく異なるとか。

・一方で市場を大きく伸ばしているのが「緑茶」。小谷さんも「コンビニのお茶の棚が年々と広がってきているのにはビックリ」とコメントしてました。そういえばこんなブログを発見。「カノッサの屈辱」風に飲料メーカー間の過去10年の競争がまとめられています。

チューハイも緑茶もいいけど、最近気になるのが「ローカロリービール」。”とにかくビールを飲みたい!”、”だけどカロリ-は気になる!”という真っ向から矛盾した、我々のワガママな願いを叶えてくれる魔法のようなビールが最近出てきているような気がしてます(少なくとも広告を見る限りですが・・・)。どんなメーカーがどんなローカロリービールを出しているのだろう?と思ってググっていたら、こんなブログを発見!カロリーだけなら「タカラバービカン」が一番低いようですが、アルコール度数・カロリー・糖質の3つで見ると「サポロスリムス」が1位とのことです。


●ニッポンの食(2)国産豚肉の生きる道

・養豚にかかるコスト、米国を1とするとヨーロッパは1.4、日本はなんと2.2だそうで、豚肉の輸入に関してはこの格差を埋める(国内の養豚業者を保護する)ための差額関税制度があるそうです。最近はこの制度を悪用した脱税事件が相次いでおり、農水相が制度の見直しを表明

SPF養豚のモデルケースとしてWBSで紹介された千葉県旭市のブライトピック社。ホームページを発見したのですが、残念ながらほとんど未完成の様子。せっかくWBSに紹介されるのに勿体無いの極みですね。。

・取材に行っていた大浜キャスターが食べていた「三元豚の特厚ロースカツ膳」むっちゃ美味しそうでした!たぶん日本橋コレドにあるこのお店だと思うのですが、来週あたり行ってみようかな。ここの会社では通販も積極的にやってるようですね。

豚肉と言えば、どうしてもビフテキが食べたかった幼少時代(25年前、牛肉は我が家にとっては非常に高価だった)、母親に「ビフテキ食べさせろ~」とねだりまくった結果「しょうがないわね」と出されたステーキ状のお肉が実はポークソテーだったことが判明して以来、ちょっとしたトラウマがあったのですが(笑)、確かに最近のブランド豚はそこら辺の牛肉より断然美味しいと思います。この間も「イベリコ豚」というのを初めて食べたのですが、口自体がとろけそうになるくらいでしたよ。


●おもちゃは誰のもの?(詳しい内容はコチラ

・トミーと合併するタカラが今年10月に発売する「人生ゲーム M&A」。なんと10億円札とか1兆円札も登場するそうな。監修はあのホリエモンだそうですが、こんなゲームで育った子供の将来やいかに。。。(笑)

・最近、シニア層向けに流行っているらしい「能力トレーナー」(詳しい解説はコチラ)。今後は大人向けのおもちゃが益々流行っていく兆し?


トレンドたまご

大日本印刷が8月に発売予定の「明るくてもプロジェクターの映像が鮮明に映るスクリーン」。スクリーンの表面に細かい凹凸があって外光を吸収してしまうそう。

トレたまを見て久々に「即買い!」と思った逸品かも。ここ1~2年くらい、打ち合わせなどでもLAPTOP+プロジェクターを持ち込み、という機会が増えているのですが、部屋にスクリーンが無い場合は壁に直接映写したりするので画面が非常に見にくかったりします。思わず「もっと強力なプロジェクターを買おうか」という気になってしまうのですが、このスクリーンがあれば今の性能の半分のプロジェクターでも全く余裕かもしれませんね。よーく考えると、プロジェクターというのはスクリーンとセットで販売すべきものなのに(リアプロテレビが良い例)、今までは我々もそしてメーカーも、片方だけの性能向上に囚われ過ぎていたのかもしれません。。


●ハイテク義足

・アフガニスタンやイラク戦争で足を失った米軍兵士のリハビリの現場をWBSがレポート。何でもアフガニスタンでは地雷により、イラク戦争では自爆テロによって手足を失う兵士が(以前の戦争と比べて)急増しているんだとか。

・膝から上を切断した兵士のほとんどが使うのが、C-Legと呼ばれるハイテク義足。ドイツのオットーボック社が開発したこの義足は体重をかけながら膝を曲げることができるのが特徴だそう。階段歩行はもちろん、ゴルフやバスケもできるとか。99年に米国で認可されて以降急速に普及。ただし価格は400万前後とかなり高額。

この特集を見て、HotWiredのこの記事を思い出しました。こういった米国の産学協同研究の事例を先週のロボット特集にあった「ロボット兵器」の事例と合わせて聞くと、よくも悪くも米国のハイテク産業というのはDARPAなどの国家軍事予算を中心に回っているんだなぁと改めて実感します。

それにしてもここのところのWBSの米国取材特集は良いものが続きますね。他の局に比べてなにか特殊なコネクションを持っているのでしょうか?(笑)


番組のオフィシャルサイト本日の放映内容の紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/18(月) ワールドビジネスサテライト 「小泉総理に着せたい白シャツとは?」

2005-07-23 12:10:00 | 日々雑記
今週も平日のブログ更新が滞り、週末にまとめてのアップとなりました(涙)。いやぁ、オフィスのPCで前日に録画したWBSを毎日ゆっくりと見たいのですが、そろそろ厳しくなってきかたも。。。

さて今週月曜日の放映分ですが、放映内容で気になったのは以下の4点。ちなみに大浜キャスターは今週は夏休みだそうですよ。


●売れ筋商品に変化が(オフィシャルサイトに詳細な説明あり)

・第一製薬の発毛促進剤「カロヤンガッシュ」。「塩化カルプロニウム」の濃度を2倍にしたのがポイントとか。当初は予想していなかった女性からの反響が高かったそう。

・松下電器ではプラズマテレビ「Vierra」の販売で「一夜城」なる新しいマーケティング戦略を展開。シェア奪回に貢献した。

・三菱電機の冷蔵庫。野菜室に光合成を促す機能を搭載、ヒット商品が誕生。

阪急交通社はアンケート結果の分析を中心にツアー内容の改善を実施し、シニア層からの支持を獲得。理解外旅行のシェアでHISを抜いて2位に浮上。


うーん、今回のこの企画はいかにも日経産業新聞のまとめ記事の流用っぽくて、WBS独自の価値は無いなぁ。一つ一つの内容が非常に淡白でした。あ、そっか!”詳しくは明日の日経産業をお読みください”っていうメッセージだったのね。納得納得。


●ニッポンの食(1)日本のコメが危ない

・4月に発覚したJA全農あきたの不正。
・大潟村で農協を通さずに独自の流通に乗り出した農家の人たち(大潟村あきたこまち生産者協会)を取材。
・ブランド米の産地にコメを持ち込んで、ブランド米として流通させる(=産地の偽装表記)業者もいるとか。
・一方で農協の貯金残高は77.9兆円、共済の総資金は40.9兆円と莫大。農協本来の業務(農産物の販売:4.7兆、資材の取り扱い:3.8兆)に比べて主従逆転している。

うーん、今回の特集を何回か見ましたが、そもそもの予備知識が皆無なこともあって、何が問題なのかがさっぱりと分かりません。
農協の存在自体が時代の流れについていけず「不良債権」化しているということなんでしょうか。それとも国策として守っていくべき価値があるってことなのかな?農林水産省のホームページにこんなコーナーがありましたが、果たして農協改革ってどこまで進んでいるのでしょうね?そういえば今回の取材の中で、農家のおじいいさんが、「農業は過保護だという意見もあるが」という記者からの質問に対して「そういう人には『農家をつぶしてしまえ』と言いたい」と答えていたシーンが非常に印象的でした。。


●シニア向けブランド

・「COOL BIZ元年」ということで、中高年向けの新ブランドが続々と誕生。ユナイテッドアローズでも「ダージリン・デイズ」というブランドを立ち上げた。中高年向けということで「サイズが豊富でコーディネイトがしやすい」ところがポイントだそう。

・一方でアイビールックで一世を風靡したVANも、ダーバンと組んで中高年向けブランド「ニブリック」を立ち上げ。他にもアパレル業界を引退した3人の"親父達"による「ペエル・アンテッテ」(フランス語で頑固オヤジの意)は「小泉総理に着せたい白シャツ」を武器に中高年向けマーケットに進出。

「クールビズ」と聞いてつい思い出してしまうのが「カジュアル・フライデー」。金曜になると何故かゴルフウェアっぽい装いの男性がオフィス街に大量発生するという奇妙な現象でしたが、最近ではあまり目にしないなぁ。で、このクールビズ、果たして来年も盛り上がってるのでしょうか?そういばこんな記事も発見。”ネクタイと上着のスーツ姿はいわばサラリーマンの「制服」だ。それを脱ぎ捨てることは、明治維新を迎えた武士の「チョンマゲ切り」にも相当する決意が必要との声も”だそうです。。


トレンドたまご

・アーク情報システムが開発した『BOOT革命』。パソコンのOSが外付けハードディスクにコピーでき、そこから起動できるソフトだそうです。

詳細な解説がこちらのページにありました。個人的にはこの機能がハードディスクだけでなくて、USBメモリーにも応用できるといいなぁと思います。そのうちにPCのOSが携帯電話のメモリーに収容できて、携帯をクレードルに載せるだけでどこに行っても自分のPC環境が立ち上がったら便利ですよね~。ケータイを紛失したり水没させたら大変なことになると思いますけど・・・(笑)。


番組のオフィシャルサイト本日の放映内容の紹介
テレビブログのトラックバックページ



7/16(土) ワールドビジネスサテライト土曜版 「男性向けスイーツって?」

2005-07-19 02:22:17 | 日々雑記
番組の冒頭で塩田アナが「今週はお尻を引き締めた人もいました」と言ってたので何のことかなぁと思ったら、水曜日のWBSに登場したソフトバンクの孫さん@福岡祇園天笠が、取材の中で「初めての経験でお尻がキュッとしてます」と語ってたのですね。さてリラックス版の土曜バージョンですが、今回気になったのは以下の2点。


●深夜バスが大流行?

・山手線の最終電車の到着時間の池袋駅。周囲には深夜バスが並んでいる。出発時刻の1時20分が来るとすし詰めのバスが出発。乗客の一人に話を聞くと「人が増えずに仕事が増えて残業が増えた」との声。他にも遅い時間から飲み始めて「終電(11:50)に間に合わせようと思ったら枝豆しか食えないっすよ」といいながら深夜バスの時間(0:40)まで飲んでる人も。。東京から鎌倉の自宅までタクシーで帰ると2万3千円かかるのが、バス+タクシーだと5千円ちょいになるそう。

・一方でタクシーはかなりの打撃を受けている模様。カプセルホテルにも聞いたが今のところは特に影響はないとのこと。


「景気の先行きはタクシーの運転手に聞け」とよく言われますが、この調査方法だと日本の景気が上向くことは永遠に無いかもしれないですね(笑)。以前に新橋の会社に勤めていた時は深夜にタクシーに乗れない日が年に3回だけあったのですが(GW前、お盆休み前、年末の仕事納め日)、バブル期を過ごした先輩に聞くと当時は平日でも夜になるとタクシーがまったく捕まらず、道路の中央付近を逃げるようにして走るタクシーを毎回カラダを張って止めていたそうです。これくらい日本の景気が良くなる日がくれば話はまた別かもしれないですが・・・。


●男性が夢中になるスイーツ

・世の中のお父さんたちの間で今何故かプリンが人気だそうです。現在開催中のプリン博覧会でも、来場者の4割が男性とか。5リットルの超ジャンボプリンというものあるらしいですよ(1万2千円。要予約)。

・男性がスイーツを手に取る機会が多いのは何と言ってもコンビニ。各社とも目玉商品を取り揃えているようで。そういえばこんなサイトを発見。怒涛の勢いで各社の新製品リリース情報を掲載しています。これに画像がついたらもう完璧なのに。

・他にもお酒を飲みながらスイーツを楽しめる恵比寿のバー”ボン スイーツ&スマイル”の紹介や、有名パティシエのお取り寄せができるインターネットサービス”ビッダーズ お取り寄せスイーツ”への取材も。

ビッダーズが男性向けに特注して作ってもらったスイーツをスタジオの出演者が試食。ゲストコメンテーターの竹内佐和子さんは「メンズものだと思うと余計においしい」とおっしゃってました。
そういえば「男性向けスイーツ」の話は、今回のWBSの翌日に放映された「王様のブランチ」でも特集されてたようで、やはりあちこちのTV番組で同じ話題を目にすると「ブームなんだぁ」という確信がモリモリと沸いてきますね(笑)。ブログでの言及状況が良く分かる検索エンジンTechnoratiで検索すると、なんと「プリン」への言及が多いことよ。。。

デザートと言えばメロンパンの移動式店舗がその匂い効果で人気だそうですが、今回のWBS特集からの起業ネタがあったとすると、深夜バス待ちの客にプリンを販売したら儲かるのではないでしょうかね(笑)?


★番組のオフィシャルサイト
★テレビブログのトラックバックページ


テクノラティプロフィール


7/15(金) ワールドビジネスサテライト 「今回は万博会場から渾身のロボット特集」

2005-07-19 00:43:03 | 日々雑記
万博会場からロボットのトランペット生演奏とともに始まった今回のWBS。オイオイ、小谷さんのマイクに向かってちょっと音量が大きすぎるのでは・・・。音が割れてるよ、人間とは違ってまだそこまでは気を使えないんだね、というツッコミはおいといて、今回のWBSはロボット特集だそうです。気になったのはひたすらロボット特集に限定して以下の通りです。


●ロボットが店頭にならぶ日

・まずは小谷キャスターの万博ロボット取材から。ロボットスーツ HALは現代版モビルスーツか?筋肉の動きを検知して、人間が普段は出せないパワーをアシストしてくれるそう。次は「鬼ごっこロボ ASKA」。キャーキャーと逃げ回る小谷さんの姿が印象的でした。子供がいる家庭は一家に一台という感じ?

・今回のWBSでは、ソニーエンタテインメントロボットカンパニー統括部長の武藤克己さんを招いての万博会場からの生中継。ソニーではAIBOセミナーを定期的に開催し、ロボットへの理解を深めているそう(申し込み情報はコチラ)。WBSではソニーのロボット開発者たちのミーティング現場を取材。「AIBOがテレビを見て自分から飼い主に話し掛けたらすごい」「AIBOが野球の解説をしてくれるといい」と語る技術者の面々。「飼い主によるコントロールも可能だが、あくまでは自律的なロボット」というのが理想の様子。

・ロボットの国内市場(現在5,000億円)が、2025年にはなんと6兆2,000億円に達するそう(経産の試算より)。ロボット市場に参入するベンチャー企業も多いそう。WBSではそんな中からスピーシーズ社を取材。PC用のOSを積んでおり、特殊なロボットというよりは「手足の生えたパソコン」だとか。

・大阪大学の石黒教授の研究室を取材。「ロボット単体では十分に機能しない」、「部屋にちりばめられたセンサーや、インターネットからの情報を統合することで、人間らしい知覚が実現される」と断言。そうか、ロボットは「ユビキタス知能」という概念と表裏一体だったんですねぇ。

・ソニーの武藤さんによると、AIBOに求めるニーズは日米で大きく違うそう。「かわいいからまず飼ってみよう」という日本と、「このロボットで何ができるんだい?」という米国の違いがあるとか。米国の場合は最初から「大人のAIBO」を売っているそうです。米国にはなんと55台のAIBOを飼っている人がいるらしい(たぶんこのページで紹介されてる人?)。それぞれの個体の識別できるそうで、この方はかなり日本的?

・岐阜県ロボットプラザ。ここが日本のロボット産業の拠点と化しているらしい。WBSが現地を取材。「ロボットと人間の共存」を考える場合の、「環境」の研究をしている開発グループ("Wabot-House研究所")に話を聞く。ここではなんと「ロボット専用の施設」を作っているそうで、ここには人間にだけ必要な"水周り系"の設備は一切ないそう(笑)。

・三菱重工業でも「人間のパートナー」として家族と溶け込めるロボット「ワカマル」の開発を進めている。年内に市販を目指すが、予定価格は100~200万円とのこと

・コメンテーターの御立さんからソニーの武藤さんに対して「CEOも交代して数字に厳しいソニーになった今、ロボットビジネスの収益を同考えていきますか?」との厳しい質問が。回答としてあがったのは「製造、販売工程の工夫」(多品種変量生産)だそうです。

・さて今度は視点を米国に移して彼の地でのロボットの最先端を取材。ボストン郊外のiRobot社(最近の記事はコチラ)では主に戦争での利用を想定したロボットの研究をおこなっているとか。イラクやアフガンで既に200台以上が配備されているそう(価格は1台あたり1,300万円!)。こういった企業や研究に対して国防総省は年間に数千億円の投資を行っているらしい。軍事企業大手のゼネラルダイナミクス社では、米国陸軍が16兆円の予算を投じる「未来戦闘システム」(無人車両や無人飛行機をネットワーク接続して、戦闘のスピードと効率を高めた究極の戦闘システム。2014年の完成を目指している)の開発に参画している。フォスターミラー社では武装ロボットを開発。5台のカメラとライフル、小型ロケット(!)を装備しているらしい。でもこういったロボットは「アシモフのロボット3原則」に反しているとの声も。

・日米のロボット観の違いについて、ソニーの武藤さんのコメント「日本のエンジニアは鉄腕アトムの影響か人型ロボットへの志向が強い一方で、米国では"人間に似すぎている"という点が宗教観としてなじめないのかも」とのこと。うーん、今日の話のなかで一番面白かったかも。


★WBSのオフィシャルサイトと本日の内容紹介
★テレビブログのトラックバックページ