いのりむし文庫

いのりむし斧舎 ⒸNakajima Hisae

鈴木壽壽子『星のふるさと』 四日市の夜空のメッセージ

2015-03-21 | 四日市公害
3月21日にリニューアルオープンした四日市市立博物館プラネタリウムのオープニング番組“アースメッセージ”では、鈴木壽壽子さんの『星のふるさと』(1975年)の言葉が、印象的に引用されています。

四日市にお住まいであった壽壽子(すずこ)さんは、1971年の火星の大接近を機に、夜空の観測を始めました。

当時、公害訴訟の只中にあった四日市の夜空は、星が好きな壽壽子さんを悲しませるものでした。
星と語らい、祈るように言葉をつないだ壽壽子さんは、また、夜空の観測を通じて自分のできること、自分のしなければならないことは何かを考え、行動しました。

『星のふるさと』は、2015年現在、絶版となっているため、新たに入手することは難しいですが、その一部を『鈴木壽壽子 星のふるさとのこころ』(8頁 無料)で読むことができます。

『鈴木壽壽子 星のふるさとのこころ』は、博物館・プラネタリウム・四日市公害と環境未来館の一階のご自由にお持ちいただけるパンフレットコーナーにあります。また、こちらからPDFをダウンロードできます。

また、『星のふるさと』の復刊を願う人のための復刊ドットコムは、こちらです。




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『きく・しる・つなぐ 四日市公害を語り継ぐ』

2015-03-20 | 四日市公害
『きく・しる・つなぐ 四日市公害を語り継ぐ』
 四日市再生「公害市民塾」発行  伊藤三男編

『きく・しる・つなぐ』は、2014年に開催された市民塾・土曜講座「四日市公害を忘れないために」の記録である。
この講座には、四日市公害をめぐる、立場の異なる体験を持つ語り手が参加した。
公害認定患者で公害訴訟原告の野田さん、公害で娘を失った谷田さん、公害訴訟弁護団の野呂さん、公害訴訟を支える活動をした澤井さん、岸田さん、山本さん、吉村さん、そして、大気汚染の影響が激しかった塩浜地区の現在の連合自治会長である佐藤さん、同じく塩浜の自治会長で元コンビナート企業勤務であった今村さんが、過去の体験と、今の気持ちを語ってくださった。
こうした多角的な構成は、四日市公害を、より深く理解するために貴重なものとなっている。




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