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直木賞、「切羽」に関して

2008-08-26 16:19:26 | 小説、文章、文学
井上荒野の「切羽」(きりは)を読んだ。
島で、絵描きの夫と平和な暮らしを営むセイの前にひとりの男が
現れ、セイは強く惹かれ、心乱されるという話である。
題名の「切羽」とは、(帯によれば)これ以上先に進めない場所、とのこと。

静かな雰囲気の中で物語は進行していく。
俺は期待した。静かな中にやがて訪れる熱い空気って奴を。
でも、俺の期待は裏切られ、どうってことなくジ・エンドとなった。

審査員はどんな批評をしたのかね。
昨日、オール読み物を購入、さっそく読んだ。
意外なほど全体的評価が高い。

分からん、文学が分からなくなっちまった。