VERI & heso’s Management

 経営理念の研究(VERI研)と 法人の総務(hi-soumu)

法然と金持商人一枚起請文

2007-07-09 16:14:13 | VERI研
                       -VERI-情報0705-06  バラの香りが過ぎて紫陽花(アジサイ)の色合いが目立ちます。  先日は京都の知恩院と、近江の日野町に行く機会がありました。 京都、地下鉄東山駅2番出口から外に出ると、すぐに古川町商店街入り口があります。風情のある狭い商店街をしばらく歩いて、アーケード通り抜けると、そこは柳のある白川の縁です。 この白川の流れを左に見 . . . 本文を読む

社是社訓の活用調査

2007-05-05 01:22:03 | VERI研
                       -VERI-情報0704  寒暖の大きな気温の変化を繰り返しつつ、春もたけなわです。  社会経済生産性本部の編集による「社是・社訓」(生産性出版)は1986年に初版が発刊されて以来、1992年に新版、1998年に第3版というように6年ごとに版を重ねています。現在のものは2004年の第4版で、日本の上場企業983社の社是社訓が収められています。 こ . . . 本文を読む

P&Gの経営理念 (2)

2007-04-02 00:29:48 | VERI研
                       -VERI-情報0703  暑さ寒さも彼岸まで。いよいよ桜の季節です。  1980年代、米国経済の復活に寄与したとされる米国政府が制定したマルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)を手本として、財団法人社会経済生産性本部が1995年12月に創設した表彰制度に、日本経営品質賞があります。 評価の軸足を経営改革の手法から経営革新に向けた意図へ移し、組 . . . 本文を読む

P&Gの経営理念 (1)

2007-02-20 16:01:32 | VERI研
                       -VERI-情報0702  暖冬で雪も降らず、早くも一斉に梅の花が咲き始めています。  初期の成功を収めた後に、あるいは、理想からほど遠い現実にあっても、将来の自社に対して希望を見いだし、大きな夢を持つところから創造的な経営理念が生まれます。 その理念に達成可能な理想が現れ、企業に関わる人々がその理想を目標として努力する姿や、困難を超えていく過程 . . . 本文を読む

ザ・ボディショップのミッション

2007-02-03 20:42:36 | VERI研
                       -VERI-情報0701  本年もよろしくお願い致します。  GOODからGREATへ、偉大な企業への飛躍は第5水準のリーダーシップに始まり、その成功要因は、弾み車のような会社の一貫性、組織全体に自社の考え方を浸透させる能力、それを可能にする官僚主義がない組織であることでした。 官僚制とは、巨大組織の運営にたずさわる専門的な人々の集団、およびその . . . 本文を読む

第5水準のリーダーシップ

2006-12-30 15:01:24 | VERI研
                       -VERI-情報0612  新年も間近になりました。 この一年はいかがでしたでしょうか。 さて、今年最後のテーマです。 凡庸な企業を偉大な企業へと変えるにはどうしたらいいのでしょうか? この質問に答えるべく、J.C.コリンズは、偉大な企業への飛躍を遂げた企業群を研究して「ビジョナリーカンパニー2、飛躍の法則」を著しています。 この研究では、当初 . . . 本文を読む

ベン&ジェリーの価値観と良心 (2)

2006-11-24 13:45:28 | VERI研
                       -VERI-情報0611  秋も深まりましたが、今年は暖冬になるかもしれません。ペルー沖の海洋温度が異常上昇が続いているようです。 先日、滋賀県信楽(しがらぎ)の山並みの頂きにある美術館、MIHO MUSEUMを訪ねる機会がありました。美術館そのものが大自然を庭園とする芸術作品でした。 垂れ桜の並木の道に始まり、その先は右にカーブした薄暗いトンネ . . . 本文を読む

ベン&ジェリーの価値観と良心 (1)

2006-10-23 15:00:11 | VERI研
                       -VERI-情報0610  紅葉を楽しむ季節が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。  P.F.ドラッカーの著作「現代の経営」(1954)には、次のような社会的責任の指摘があります。 「事業の目標として利益だけを強調することは、事業の存続を危うくするところまでマネジメントを誤り導く」。 「若者を引き留めるためには、キャリアや生活保障や経済的な . . . 本文を読む

P.F.ドラッカーの視点

2006-10-05 14:21:01 | Weblog
hi-soumu 一読おすすめ Web&Blog 今回は以下の2つです。 1)ドラッカーのIT経営論 http://itpro.nikkeibp.co.jp/a/biz/index/ind_shin.shtml?cd=overture <メリット> P.F.ドラッカーの視点でIT経営を知ることができる。  ERPは、あらかじめ作られた出来合いのパッケージソフトウエアの通称になってしまったが、も . . . 本文を読む

オープンマインド(自由な精神)というビジョン

2006-09-20 17:07:50 | VERI研
                       -VERI-情報0609  いまだ暑さが残る今日この頃です。  月初に、札幌から高速道路で約30分にあるイオン三笠ショッピングセンターと、最北の動物園に少し立ち寄る機会がありました。 豊富に安く暮らしの品々が揃うというこのショッピングセンターは昨年4月のオープン。イオンスパーセンターと40の専門店店で構成され、約1,800台が駐車できる平面駐車場 . . . 本文を読む

セムラーの理想とサバイバル (2)

2006-08-17 17:51:37 | VERI研
                       -VERI-情報0608  お盆休みは、いかがお過ごしになりましたでしょうか。  昔は人生50年。今日においては10ヶ月と10日で誕生し、90年あまり地上に生きて彼岸に旅立ちます。魂への追慕は千年万年、親子家族の心と共に生きて、今日ではお盆休みに、生と死のあり方を思い起こさせてくれます。 千の風になって (作者不詳/日本語詞・作曲 新井満) ( . . . 本文を読む

セムラーの理想とサバイバル (1)

2006-07-21 10:38:05 | VERI研
                       -VERI-情報0607  猛暑と梅雨が交錯する今日この頃です。お元気でお過ごしでしょうか。  「モダン・タイムス」(1936)が制作されて70年が経ちます。機械の一部のように働く従業員の姿、少しずれるチャップリン、人間の尊厳が失われた職場環境を風刺した作品でした。 人間の尊厳は、自らの判断と、生産への自主的な関与を意味します。この経営問題への解 . . . 本文を読む

ソデクソの哲学と成功物語

2006-06-21 21:24:34 | VERI研
                       -VERI-情報0606  北海道も梅雨前線に入り、あじさいの花咲く季節がおとづれています。  前回は、必ずしも十分には活かされていない組織の中での人という資源について、「いい会社とは何か」、自己実現の経営の成り立つ条件を見極めつつ、ゆっくりでもいいから「いい会社」と「いい人間」を創りたいという、アブラハム・H・マズロー(1908-'70)の希望に . . . 本文を読む

健康的な経営と人間観

2006-05-22 23:38:14 | VERI研
                       -VERI-情報0605  桜前線が北上して北海道に至り、南の沖縄では梅雨に入りました。台風1号の影響で蒸し暑い日々です。 さて、前回の企業の利益とは利潤 profit のこと、貨幣的価値のことでしたが、能率的(生産的)に利用される資源の一つとして人的資源を扱っています。 今回は、人的資源について、これは貨幣的価値だけですませることができませんの . . . 本文を読む

企業の利益という概念

2006-04-20 22:33:10 | VERI研
                       -VERI-情報0604  草花が春を競う今日この頃です。 さて、新年度にあたり、企業の利益という概念についてもう一度、確認しておく必要がありそうです。企業の利益とは何か。   なぜ、利益はよいのでしょうか?   Why profit is good? 1.現代の民主主義の社会では、悪は罰を受け、善人は利益を得ます。  In modern dem . . . 本文を読む