goo blog サービス終了のお知らせ 

infantrytank(歩兵戦車)がのろのろと綴ります。

 興味あることをのろのろと書きつつ、今日の悪しきネットや社会状況について、もの申すといったところです。(byダイスケ)

象徴などではない

2008-06-18 23:29:54 | 児童ポルノ関連
どうあっても、あのような不注意な見出しをつけて記事を書こうとする輩が絶えることはなさそうである。

オタクの象徴?(フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う)

先日副都心線が開業したが、多くの人が開業記念の切符を買うために並んだそうである。全員がそうではないだろうが、いわゆる鉄道ヲタが社会的に認められているのに、2次元に関する話になると途端に殺人者と同列であるかのような記述や言論がなんの根拠もなしに大手をふって出てくるのはなぜなのだろうか。 普段の言論機関は、言論・表現の自由の砦として権力に対峙しているはずなのに、「オタク」の話になると途端に弾圧者への早変わりするのである(意識的なのか無意識的なのかはわからないが)。

宮崎勤は「オタクの象徴」ではない。異常な殺人事件を象徴する凶悪犯として記録されることになるだけである。第一、宮崎勤が「オタクの象徴」ならば、加藤智大はさしずめ「派遣社員の象徴」ということになってしまうが、このようなものの言い様は、今この時間もまじめに生きている人間に対して失礼に当たることは言うまでもなくすぐに気づく。ところが、「オタク」という文字を入れた途端に、無礼な表現をつかう言論機関のなんと多いことか!たかがスポーツ紙と言ってしまえばそれまでだが。

大谷昭宏氏も、スポーツ紙を使って個別の犯罪事例から国の政策全体を論じたり、批判者を一蹴したりする(取り上げていた事例も、単純所持となんの関係があるのかさっぱりわからなかったが。それとも提供で罪を問えなかったのだろうか?遺体の写真についてはさすがにポルノ扱いするのは無理だったであろうが。)のではなく、もっとまともな週刊誌などで、これまでの取り組みや成果・課題、統計や海外の事例等を交えてあるべき政策を提言する方がよほどましではなかろうか。AERAでは4月にとても良い特集をしてましたよ・・・『キリスト教会の「性犯罪」』。強者が弱者を、力を持って抑圧する性犯罪の本質に迫った記事でしたよ。児童ポルノ(氏の記事にもあるように、金銭目的の場合も多いと思われるので純粋に性犯罪とはいえないことも多いだろうが)や性的虐待、強姦等の犯罪を犯すのが精神的におかしな異常者によるものである(私も入っているのだろうか?)というような考えは、ことの本質を見誤るもとではないかと思いますが、いかがでしょう?氏も全くわかっていないというわけではなさそうだが。

それと、変態と犯罪行為を同列に並べて論じるのはやめた方がよい。私に言わせればFIA会長のSM趣味は変態以外の何物でもないが(無論個人的に楽しむ分にはかまわないとは思うが)、犯罪ではない。大谷氏にはジャーナリストとしての仕事をしてもらいたいものである。

眠くなってきたので筆をここで置くこととする。

追記:多少、訂正修正を行った。


最新の画像もっと見る