今日の読売新聞にも記事が出ていたのでご存じの方も多いだろう。
74か国が児童ポルノ一斉摘発、国内の数人を強制捜査へ(YOMIURI ONLINE-gooニュース)
とりあえず、記事にしているのは読売だけのようで、臨時国会の開会直前だけになにやら思惑ありげと勘ぐってしまうのだが、記事の内容そのものは無個性なものだったので、まともに記事も読まずに放置していたのだが、改めて読んでみてつっこみどころがあったので久しぶりに書いてみた次第。そのつっこみどころとは
<日本では法律で個人で集めるだけの「単純所持」は取り締まれないこともあり、ファイル交換ソフトを利用した児童ポルノ提供の摘発は難しい。
私には、この記事の内容の意味がよく理解できなかった。「ファイル交換ソフトを利用した児童ポルノ提供の摘発は難しい。」ことの理由として「日本では法律で個人で集めるだけの「単純所持」は取り締まれないこともあり」とあるのだが、この2文章の関係性やつながり等をわかりやすく説明できる方がいたら教えてもらいたい。何度読んでも理解できなかった。
とりあえず、ここで筆を置くこととする。
児童ポルノ国内摘発増大、所持禁止が焦点に(ITmediaNews)
きな臭くなってきそうなので取り上げておくとしよう。
<駐日米国大使などは、日本が所持を禁止していないせいで、児童ポルノ流通組織に対する国際捜査に支障が出ていると批判している。
正直何度も思ったことであり、いい加減うんざりしているのだが、自分の国内の児童逆大画像提供サーバーをろくに摘発もできないくせに、人の国のやることに口を出すのは、いい度胸だと思うのは私だけか?
2008-02-08 児童ポルノ法の危険な行方(虹の色:兼光ダニエル真ログ帳)
こんなことが書いてある。
<2004年の国際ECPATの中間報告書に掲載されている報告では、「1999年に於いて、日本は世界でもっとも沢山の児童ポルノを産出している国の一つであった。しかしその後児童ポルノを廻る法律が改定されも、それ以降画像量は劇的に減少している」と書かれています。
自分の国の不始末を覆い隠すために、他国をおとしめるようなまねはやめてもらいたい。改めて頭にくる!
ここで筆を置くこととする。
どうあっても、あのような不注意な見出しをつけて記事を書こうとする輩が絶えることはなさそうである。
オタクの象徴?(フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う)
先日副都心線が開業したが、多くの人が開業記念の切符を買うために並んだそうである。全員がそうではないだろうが、いわゆる鉄道ヲタが社会的に認められているのに、2次元に関する話になると途端に殺人者と同列であるかのような記述や言論がなんの根拠もなしに大手をふって出てくるのはなぜなのだろうか。 普段の言論機関は、言論・表現の自由の砦として権力に対峙しているはずなのに、「オタク」の話になると途端に弾圧者への早変わりするのである(意識的なのか無意識的なのかはわからないが)。
宮崎勤は「オタクの象徴」ではない。異常な殺人事件を象徴する凶悪犯として記録されることになるだけである。第一、宮崎勤が「オタクの象徴」ならば、加藤智大はさしずめ「派遣社員の象徴」ということになってしまうが、このようなものの言い様は、今この時間もまじめに生きている人間に対して失礼に当たることは言うまでもなくすぐに気づく。ところが、「オタク」という文字を入れた途端に、無礼な表現をつかう言論機関のなんと多いことか!たかがスポーツ紙と言ってしまえばそれまでだが。
大谷昭宏氏も、スポーツ紙を使って個別の犯罪事例から国の政策全体を論じたり、批判者を一蹴したりする(取り上げていた事例も、単純所持となんの関係があるのかさっぱりわからなかったが。それとも提供で罪を問えなかったのだろうか?遺体の写真についてはさすがにポルノ扱いするのは無理だったであろうが。)のではなく、もっとまともな週刊誌などで、これまでの取り組みや成果・課題、統計や海外の事例等を交えてあるべき政策を提言する方がよほどましではなかろうか。AERAでは4月にとても良い特集をしてましたよ・・・『キリスト教会の「性犯罪」』。強者が弱者を、力を持って抑圧する性犯罪の本質に迫った記事でしたよ。児童ポルノ(氏の記事にもあるように、金銭目的の場合も多いと思われるので純粋に性犯罪とはいえないことも多いだろうが)や性的虐待、強姦等の犯罪を犯すのが精神的におかしな異常者によるものである(私も入っているのだろうか?)というような考えは、ことの本質を見誤るもとではないかと思いますが、いかがでしょう?氏も全くわかっていないというわけではなさそうだが。
それと、変態と犯罪行為を同列に並べて論じるのはやめた方がよい。私に言わせればFIA会長のSM趣味は変態以外の何物でもないが(無論個人的に楽しむ分にはかまわないとは思うが)、犯罪ではない。大谷氏にはジャーナリストとしての仕事をしてもらいたいものである。
眠くなってきたので筆をここで置くこととする。
追記:多少、訂正修正を行った。
オタクの象徴?(フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う)
先日副都心線が開業したが、多くの人が開業記念の切符を買うために並んだそうである。全員がそうではないだろうが、いわゆる鉄道ヲタが社会的に認められているのに、2次元に関する話になると途端に殺人者と同列であるかのような記述や言論がなんの根拠もなしに大手をふって出てくるのはなぜなのだろうか。 普段の言論機関は、言論・表現の自由の砦として権力に対峙しているはずなのに、「オタク」の話になると途端に弾圧者への早変わりするのである(意識的なのか無意識的なのかはわからないが)。
宮崎勤は「オタクの象徴」ではない。異常な殺人事件を象徴する凶悪犯として記録されることになるだけである。第一、宮崎勤が「オタクの象徴」ならば、加藤智大はさしずめ「派遣社員の象徴」ということになってしまうが、このようなものの言い様は、今この時間もまじめに生きている人間に対して失礼に当たることは言うまでもなくすぐに気づく。ところが、「オタク」という文字を入れた途端に、無礼な表現をつかう言論機関のなんと多いことか!たかがスポーツ紙と言ってしまえばそれまでだが。
大谷昭宏氏も、スポーツ紙を使って個別の犯罪事例から国の政策全体を論じたり、批判者を一蹴したりする(取り上げていた事例も、単純所持となんの関係があるのかさっぱりわからなかったが。それとも提供で罪を問えなかったのだろうか?遺体の写真についてはさすがにポルノ扱いするのは無理だったであろうが。)のではなく、もっとまともな週刊誌などで、これまでの取り組みや成果・課題、統計や海外の事例等を交えてあるべき政策を提言する方がよほどましではなかろうか。AERAでは4月にとても良い特集をしてましたよ・・・『キリスト教会の「性犯罪」』。強者が弱者を、力を持って抑圧する性犯罪の本質に迫った記事でしたよ。児童ポルノ(氏の記事にもあるように、金銭目的の場合も多いと思われるので純粋に性犯罪とはいえないことも多いだろうが)や性的虐待、強姦等の犯罪を犯すのが精神的におかしな異常者によるものである(私も入っているのだろうか?)というような考えは、ことの本質を見誤るもとではないかと思いますが、いかがでしょう?氏も全くわかっていないというわけではなさそうだが。
それと、変態と犯罪行為を同列に並べて論じるのはやめた方がよい。私に言わせればFIA会長のSM趣味は変態以外の何物でもないが(無論個人的に楽しむ分にはかまわないとは思うが)、犯罪ではない。大谷氏にはジャーナリストとしての仕事をしてもらいたいものである。
眠くなってきたので筆をここで置くこととする。
追記:多少、訂正修正を行った。
今回も疲れる話題である。
大谷昭宏さん「表現の自由は変態の自由ではない」それでも抗議は礼節と論理性をもって行おう(フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う)
私は、大谷氏からこの手の問題について、根拠のある論理的な説明を聞いたことがない。この方の発想はアグネスチャンと双生児の関係にあるといって差し支えなかろう。自分の単なる個人的な好き嫌いを見せかけの社会正義というオブラートで包んで電波や写真・活字を使って放出しているのである。
両氏とも、「フィギュア萌え族(仮)」や「準児童ポルノ」などというくだらない言葉を考えている暇があるのならば、今週6月24日号の「週刊エコノミスト」のリポート『グローバル企業が陥る「児童労働」のリスク』や朝日新聞社発行の『カラシニコフ』のように世界の児童が抱える深刻な問題をもっと告発してはどうだろうか。私のような素人ではどうすることもできない問題に取り組んでこそ、本物のジャーナリズムではなかろうか。
今日はこれで終わりにするつもりだったが、さらに疲れる話題を示しておく。
小中学生の携帯電話禁止 自民有志、議員立法めざす-gooニュース(asahi.com)
言いたいことは山ほどあるのだが、

「あー、だるいからつっこまなくてもいい?」
もうここでやめるので筆を置くこととする。
大谷昭宏さん「表現の自由は変態の自由ではない」それでも抗議は礼節と論理性をもって行おう(フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う)
私は、大谷氏からこの手の問題について、根拠のある論理的な説明を聞いたことがない。この方の発想はアグネスチャンと双生児の関係にあるといって差し支えなかろう。自分の単なる個人的な好き嫌いを見せかけの社会正義というオブラートで包んで電波や写真・活字を使って放出しているのである。
両氏とも、「フィギュア萌え族(仮)」や「準児童ポルノ」などというくだらない言葉を考えている暇があるのならば、今週6月24日号の「週刊エコノミスト」のリポート『グローバル企業が陥る「児童労働」のリスク』や朝日新聞社発行の『カラシニコフ』のように世界の児童が抱える深刻な問題をもっと告発してはどうだろうか。私のような素人ではどうすることもできない問題に取り組んでこそ、本物のジャーナリズムではなかろうか。
今日はこれで終わりにするつもりだったが、さらに疲れる話題を示しておく。
小中学生の携帯電話禁止 自民有志、議員立法めざす-gooニュース(asahi.com)
言いたいことは山ほどあるのだが、

「あー、だるいからつっこまなくてもいい?」
もうここでやめるので筆を置くこととする。
円より子参議院議員の、「エロゲーで人間性失う」に根拠を添えて反論する。
やはりというべきか、ここでも大きな話題として取り上げざるを得なかったようである。私自身はこの手のあほらしい話題にいい加減うんざりしてきているのだが、馬鹿なことをしようとする輩がいる以上、何もしないわけにもいかないであろう。今後も発言していきたい。
ハリポタの生徒、刺殺される(産経ニュース)
日本の「平和度」世界5位、中国は67位…英誌調査 (YOMIURI ONLINE)
イギリスではナイフの所持規制を求める論議が高まっているそうである。日本でも、バタフライナイフが一時期随分と話題になった(マスコミがあおっただけのような気もするが)が、今では100万光年の彼方に消え去ったようである。日本では銃火器はもちろんのこと、場合によってはカッターナイフ1本持ち歩いているだけで警察のご厄介になりかねないお国柄である。ちなみに、2005年の犯罪認知件数のデータで、凶悪・暴力犯罪(強姦を含む)の件数は米国で139万件、日本で7万件だそうである。日本はつくづく平和な国なのである。問題は社会の停滞感と、漠然とした未来への不安ではなかろうか。
少々長くなってしまったが、AKI氏の記事に勝手ながらまたしても補足を。いわゆる「エロゲー」の普及に一役買ったのがWINDOWSとCD-ROMの普及にあったことは言うまでもないことだが、それに至るまでの素地についても言及しておく必要があるであろう。エルフの「同級生」である。92年にリリースされたPC98用(後にDOS/V版も出たそうである)のギャルゲーの元祖というか金字塔である。PC98用という限られた世界ではあったが、ゲームの世界に与えた影響は小さくなかったようで、後の「ときメモ」へとつながっていくようである。
その後、WINDOWS95の登場でPCが爆発的に普及していくことにより、「エロゲー」は音声付きのものが普及していくことになるが、「エロゲー」の世界はその後も、PC98とWINDOWSがしばらく併存していくことになる(エルフの「下級生」は96年にPC98用としてリリースされた後、セガサターンに移植され、最終的にWINDOWS版へと発展した)。第3世代ゲーム機(PS、セガサターン)の普及も大きかったといってよく、「同級生」「同級生2」「下級生」「Piaキャロットへようこそ」「Toheart」等々、PCから移植されこの時代のゲームの世界を彩っていったのである。
前田孝則著の『悲劇の発動機「誉」』のP76に次のような記述がある。
>中島飛行機が陸海軍の要求をそのまま受け入れて、別々の工場を建設したことについて、航空技術廠および航空本部を歴任した永野治元技術中佐は語っている。 「誰が考えても、非合理な陸・海軍のやり方に大いに問題があった。でも、どの世界にもわからず屋はかならずいるものだから、理不尽な要求を突っぱねるくらいの毅然とした姿勢も中島側に必要だったろう。(以下略)」
そう、どの時代にも分からず屋はいるものである。ましてや今回の請願とやらは、かつてジュベネイル・ガイドというNGOが出した請願をそのままコピペしたような内容だったようで、国会議員が自分の考えや言葉で語ったものとは言い難いようである。このような理不尽な要求を突っぱねるくらいの毅然とした姿勢が我々にも必要であり、テキトーなことを言ってスルーするようなことを許されない。無関心は最大の敵である。 ジュベネイル・ガイドが請願を出したときは、背後にキリスト教系の団体が支援をしていたようで、これは日本ユニセフ協会のときと構図が似通っている。この点にも注意が必要であろう。
すっきりしない気分を抱えつついったん筆を置くこととする。
やはりというべきか、ここでも大きな話題として取り上げざるを得なかったようである。私自身はこの手のあほらしい話題にいい加減うんざりしてきているのだが、馬鹿なことをしようとする輩がいる以上、何もしないわけにもいかないであろう。今後も発言していきたい。
ハリポタの生徒、刺殺される(産経ニュース)
日本の「平和度」世界5位、中国は67位…英誌調査 (YOMIURI ONLINE)
イギリスではナイフの所持規制を求める論議が高まっているそうである。日本でも、バタフライナイフが一時期随分と話題になった(マスコミがあおっただけのような気もするが)が、今では100万光年の彼方に消え去ったようである。日本では銃火器はもちろんのこと、場合によってはカッターナイフ1本持ち歩いているだけで警察のご厄介になりかねないお国柄である。ちなみに、2005年の犯罪認知件数のデータで、凶悪・暴力犯罪(強姦を含む)の件数は米国で139万件、日本で7万件だそうである。日本はつくづく平和な国なのである。問題は社会の停滞感と、漠然とした未来への不安ではなかろうか。
少々長くなってしまったが、AKI氏の記事に勝手ながらまたしても補足を。いわゆる「エロゲー」の普及に一役買ったのがWINDOWSとCD-ROMの普及にあったことは言うまでもないことだが、それに至るまでの素地についても言及しておく必要があるであろう。エルフの「同級生」である。92年にリリースされたPC98用(後にDOS/V版も出たそうである)のギャルゲーの元祖というか金字塔である。PC98用という限られた世界ではあったが、ゲームの世界に与えた影響は小さくなかったようで、後の「ときメモ」へとつながっていくようである。
その後、WINDOWS95の登場でPCが爆発的に普及していくことにより、「エロゲー」は音声付きのものが普及していくことになるが、「エロゲー」の世界はその後も、PC98とWINDOWSがしばらく併存していくことになる(エルフの「下級生」は96年にPC98用としてリリースされた後、セガサターンに移植され、最終的にWINDOWS版へと発展した)。第3世代ゲーム機(PS、セガサターン)の普及も大きかったといってよく、「同級生」「同級生2」「下級生」「Piaキャロットへようこそ」「Toheart」等々、PCから移植されこの時代のゲームの世界を彩っていったのである。
前田孝則著の『悲劇の発動機「誉」』のP76に次のような記述がある。
>中島飛行機が陸海軍の要求をそのまま受け入れて、別々の工場を建設したことについて、航空技術廠および航空本部を歴任した永野治元技術中佐は語っている。 「誰が考えても、非合理な陸・海軍のやり方に大いに問題があった。でも、どの世界にもわからず屋はかならずいるものだから、理不尽な要求を突っぱねるくらいの毅然とした姿勢も中島側に必要だったろう。(以下略)」
そう、どの時代にも分からず屋はいるものである。ましてや今回の請願とやらは、かつてジュベネイル・ガイドというNGOが出した請願をそのままコピペしたような内容だったようで、国会議員が自分の考えや言葉で語ったものとは言い難いようである。このような理不尽な要求を突っぱねるくらいの毅然とした姿勢が我々にも必要であり、テキトーなことを言ってスルーするようなことを許されない。無関心は最大の敵である。 ジュベネイル・ガイドが請願を出したときは、背後にキリスト教系の団体が支援をしていたようで、これは日本ユニセフ協会のときと構図が似通っている。この点にも注意が必要であろう。
すっきりしない気分を抱えつついったん筆を置くこととする。
<児童ポルノ>所持は1年以下の懲役または百万円以下の罰金(Yahoo!JAPANニュース)
ブロッキングは今後の課題として研究するということにとどまってしまった模様である。 どうやら単純所持規制を阻止するのは難しそうである。この法律をつかって、無数の蟻を虱潰しに捜査するつもりなのだろうか。もしそうなのだとしたら、警察もよほど暇、ということなのだろうか。
「1年以下の懲役または百万円以下の罰金」、この量刑は「動物の愛護及び管理に関する法律」の「第二十七条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。」と同じである。動物を虐待することと、いわば紙切れを持っているだけとが同じ量刑で扱われるということに、法案を考えているお人達は何の疑問も持たないのであろうか。児童ポルノ禁止法の趣旨・目的・精神がねじ曲げられつつあるという懸念を持たざるを得ない。
とりあえずここで筆を置くこととする。
ブロッキングは今後の課題として研究するということにとどまってしまった模様である。 どうやら単純所持規制を阻止するのは難しそうである。この法律をつかって、無数の蟻を虱潰しに捜査するつもりなのだろうか。もしそうなのだとしたら、警察もよほど暇、ということなのだろうか。
「1年以下の懲役または百万円以下の罰金」、この量刑は「動物の愛護及び管理に関する法律」の「第二十七条 愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。」と同じである。動物を虐待することと、いわば紙切れを持っているだけとが同じ量刑で扱われるということに、法案を考えているお人達は何の疑問も持たないのであろうか。児童ポルノ禁止法の趣旨・目的・精神がねじ曲げられつつあるという懸念を持たざるを得ない。
とりあえずここで筆を置くこととする。
ネットから児童ポルノ遮断、接続業者に義務化…与党改正案(YOMIURI ONLINE)
今日(5/2)の朝刊の一面にも記事が出ていた。3月の日本ユニセフ協会(及びその賛同者)によるくだらないキャンペーンが始まってからその行方が注目されていた「児童買春・児童ポルノ禁止法」の改正についてだが、ここにきてようやく現実的な案が出てきたか、というのがいまのところの正直な感想である。
単純所持規制について予断を許さない段階と言うこともあり、軽々しい判断は避けたいところではあるが、「児童買春・児童ポルノ禁止法」の本来の目的に沿った運用となるのであれば基本的には歓迎したいところである。
記事にもあるが、単純所持規制で摘発を実行しようとしても警察も手が回らなくなるのは目に見えている。それならばプロバイダーに協力してもらう方がよほど効率的であろう。「一頭の象を倒すのと、百万匹のダニを退治するのではどちらが容易か」、言うまでもないだろう。
ブロッキングについて、「全てのプロバイダーが協力するか」「サイトが次から次へとプロバイダーを渡り歩くのではないか」という懸念が出てくるであろうことは容易に想像がつくし、至極当然である。
プロバイダーの協力については、これは倫理や道徳の問題としてとらえるよりも、セキュリティサービスと似たようなものととらえれば、いくらでも知恵は出てくるのではないかという気がする。各プロバイダーのサービス状況が、多くの人によくわかるように情報発信ができれば、対策の効果も上がるのではないだろうか。
サイトの渡り歩きについては、いまのところブロッキングを使って地道に対策を取っていく以外にないような気がする。(なにか思いつくようなことがあれば付け加えたい思う。)
児童買春・児童ポルノ禁止法」の本来の目的は児童の人身・人権の保護である。法律の趣旨目的を間違った改正や運用がされることがないよう今後も見ていきたいと思う。無論、二次元規制など論外である。
いったんここで筆を置くこととする。
今日(5/2)の朝刊の一面にも記事が出ていた。3月の日本ユニセフ協会(及びその賛同者)によるくだらないキャンペーンが始まってからその行方が注目されていた「児童買春・児童ポルノ禁止法」の改正についてだが、ここにきてようやく現実的な案が出てきたか、というのがいまのところの正直な感想である。
単純所持規制について予断を許さない段階と言うこともあり、軽々しい判断は避けたいところではあるが、「児童買春・児童ポルノ禁止法」の本来の目的に沿った運用となるのであれば基本的には歓迎したいところである。
記事にもあるが、単純所持規制で摘発を実行しようとしても警察も手が回らなくなるのは目に見えている。それならばプロバイダーに協力してもらう方がよほど効率的であろう。「一頭の象を倒すのと、百万匹のダニを退治するのではどちらが容易か」、言うまでもないだろう。
ブロッキングについて、「全てのプロバイダーが協力するか」「サイトが次から次へとプロバイダーを渡り歩くのではないか」という懸念が出てくるであろうことは容易に想像がつくし、至極当然である。
プロバイダーの協力については、これは倫理や道徳の問題としてとらえるよりも、セキュリティサービスと似たようなものととらえれば、いくらでも知恵は出てくるのではないかという気がする。各プロバイダーのサービス状況が、多くの人によくわかるように情報発信ができれば、対策の効果も上がるのではないだろうか。
サイトの渡り歩きについては、いまのところブロッキングを使って地道に対策を取っていく以外にないような気がする。(なにか思いつくようなことがあれば付け加えたい思う。)
児童買春・児童ポルノ禁止法」の本来の目的は児童の人身・人権の保護である。法律の趣旨目的を間違った改正や運用がされることがないよう今後も見ていきたいと思う。無論、二次元規制など論外である。
いったんここで筆を置くこととする。
http://akisfactory.blog79.fc2.com/blog-entry-88.html(Aki's Diary:児童ポルノ法改正 賛成派 反対派 双方に告ぐ)
上のリンク先の記事に興味があり、再び筆を手に取った。書かれていることは例の「児童ポルノ禁止法」の改正に関することである。3月に「日本ユニセフ協会」が、単純所持禁止と、どうやら個人的な好き嫌い(もちろん表にはおくびにも出さないが)で2次元規制でキャンペーンを始めたことで、ネット上でも話題騒然、議論沸騰となったものである。 記事は、規制「賛成派」「反対派」双方にもの申す形で記されているが、私はこれに補足をするような形でさらにもの申してみたいと思う。
リンク先記事とは逆に先に「反対派」に対して書いてみたいと思う。mixi内でどのような発言が行われたかについて、私の知るところではないが、「匿名だから」あるいは「顔が見えないから」という気楽さで、愚かでかつ無責任な発言をしているのだとすれば、それは慎むべきだと思う。ネット上では各方面で日本のネットの質の低さが指摘されている。日本のネットの将来を決めるのは、各人の振る舞い如何にかかっていることを心に留めておいてほしい。
次に「賛成派」に対して申し上げたい。
「自分の懐の痛まない事柄についてのみ、神のごとき善人のごとく振る舞うのは止めていただきたい」
よく考えてみればおわかりいただけると思う。硫化水素による自殺が多発しているからと言って、トイレ用の洗剤や入浴剤の販売に強力な規制をかけることにどれほどの人が賛成するだろうか。包丁が殺人の道具になるからといって、販売を許可制にすることに賛成する人がどれほどいるだろうか。交通事故により毎年数千人規模で人が亡くなっているからといって、自動車の保有および運転を禁止するような規制がありうるだろうか。自分の利害に直接関わりのないことについてのみ聖人かのごとく振る舞うのであれば、そのような人を私は認めない。
最後に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/23/news132.html(「ネット規制法、保護者も子どもも迷惑」とPTA連会長 MS、ヤフーなどと会見)
今更ではあるが、この記事でヤフーの担当者は「何が有害かは各人の価値観によって異なる。有害の基準を民間の委員会が決め、国がオーソライズするというやり方であっても、有害情報の削除義務を課すことは表現の自由に関する明確な規制」と平然と言ったそうである。その一方でMSとヤフーは3月、日本ユニセフ協会の連中と一緒に並んで2次元規制に賛成するキャンペーンをやっていたのはご存じの通りである。恥知らずを通り越して醜悪とすらいえる。
本日はここで筆を置くこととする。
上のリンク先の記事に興味があり、再び筆を手に取った。書かれていることは例の「児童ポルノ禁止法」の改正に関することである。3月に「日本ユニセフ協会」が、単純所持禁止と、どうやら個人的な好き嫌い(もちろん表にはおくびにも出さないが)で2次元規制でキャンペーンを始めたことで、ネット上でも話題騒然、議論沸騰となったものである。 記事は、規制「賛成派」「反対派」双方にもの申す形で記されているが、私はこれに補足をするような形でさらにもの申してみたいと思う。
リンク先記事とは逆に先に「反対派」に対して書いてみたいと思う。mixi内でどのような発言が行われたかについて、私の知るところではないが、「匿名だから」あるいは「顔が見えないから」という気楽さで、愚かでかつ無責任な発言をしているのだとすれば、それは慎むべきだと思う。ネット上では各方面で日本のネットの質の低さが指摘されている。日本のネットの将来を決めるのは、各人の振る舞い如何にかかっていることを心に留めておいてほしい。
次に「賛成派」に対して申し上げたい。
「自分の懐の痛まない事柄についてのみ、神のごとき善人のごとく振る舞うのは止めていただきたい」
よく考えてみればおわかりいただけると思う。硫化水素による自殺が多発しているからと言って、トイレ用の洗剤や入浴剤の販売に強力な規制をかけることにどれほどの人が賛成するだろうか。包丁が殺人の道具になるからといって、販売を許可制にすることに賛成する人がどれほどいるだろうか。交通事故により毎年数千人規模で人が亡くなっているからといって、自動車の保有および運転を禁止するような規制がありうるだろうか。自分の利害に直接関わりのないことについてのみ聖人かのごとく振る舞うのであれば、そのような人を私は認めない。
最後に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/23/news132.html(「ネット規制法、保護者も子どもも迷惑」とPTA連会長 MS、ヤフーなどと会見)
今更ではあるが、この記事でヤフーの担当者は「何が有害かは各人の価値観によって異なる。有害の基準を民間の委員会が決め、国がオーソライズするというやり方であっても、有害情報の削除義務を課すことは表現の自由に関する明確な規制」と平然と言ったそうである。その一方でMSとヤフーは3月、日本ユニセフ協会の連中と一緒に並んで2次元規制に賛成するキャンペーンをやっていたのはご存じの通りである。恥知らずを通り越して醜悪とすらいえる。
本日はここで筆を置くこととする。