稲垣税理士の いつも笑顔で!

あれこれ思いつくままに。何かのヒントになるといいのですが。

絶望しない者の背中こそ希望である

2010年08月25日 | 親として思うこと
なんだか、円高だの経済の悪影響の話題が多いこの頃。
絶望感を感じる方も多いのではないでしょうか?

今朝、たまたま武田鉄矢さんのラジオ放送を聞いていたら、表題のようなお言葉が流れてきました。いつものように、坂本龍馬のお話の流れの中で、、、、

幕末の、日本各地の港が諸外国の基地化されようとする時代において、龍馬たちは「笑っていた」というんですね。絶望していなかったと言うんです。

そのあとで、標記の言葉です。「絶望しないものが一人いればいい。その者の背中が希望になる」というような(正確ではないかも)ことをおっしゃっていました。

ウチの事務所の相棒とともに聞いていたのです。
なんだか嬉しくなりましたよね。

そうだよね。ちゃんと展望をもって生きなきゃ!
世の中がどうあろうと、日々努力して目標に向かうだけのことだもの。

あなたの背中は希望ですか??



希望を持ち続けられる能力 = 生煮えに耐えること

2010年08月11日 | 経営方針・経営戦略の話題
『健全な肉体に狂気は宿る』というタイトルの本を読みました。
武田鉄矢さんのラジオ番組でよく紹介されていたのです。
内田樹さん(神戸女学院大学の先生)と春日武彦さん(精神科の先生)の対談形式でお話は進んでいきます。

この中から表題の言葉をご紹介します。
春日先生の文章の中に出てくるのですが、「人間が精神的に健康である条件」についての説明の中に出てきます。

人間が精神的に健康であるために、春日先生は4点を指摘しています。その中に
★ 物事を保留(ペンディング)しておける能力
を挙げています。

この能力のことを、先生は以下のよう表現しています。

★ (精神的な意味で)中腰の姿勢に耐えられるだけの余裕 
★ 忍耐力とか、不安に耐える能力
★ 一種の能天気さとか楽天性
★ 「ま、何とかなるさ」とやり過ごせるだけのいい加減さ
★ 気取って言えば、希望を持ち続けられる能力

更に春日先生の言葉を引用してみます。
「おしなべて我われは待つことが苦手である。待っているとイライラする。不安になる。・・(中略)・・基本的に待つことは精神衛生上きわめて悪い。だが世間の諸事はすぐに結果や結論が出ることは少ない。大概はじっと待ち続けたり保留しておいたりしなければならない。つまり生活にメリハリがつかない。生殺し状態にされる。・・(中略)・・だが我われはそうした生煮え状態に耐えなければならない。焦ったり捨て鉢になっては元も子もなくなる。待つ能力、保留しておける能力は、本人のみならず周囲の人々にも安定した気分を与えてくれる」

いかがでしょう。このブログをご覧頂いている経営者の方々にとって、重要な能力ですね。意識してこの能力を発揮できるようにしていきたいですね。

しかし、この能力を強化(訓練)する方法はあるのだろうか?
今後はそういうことも調べてみます。