気まぐれ五線紙 Memory

 古の懐かしき青春時代の思い出を

小椋佳 ( オグラ ケイ )

2009-05-26 | SingerSongwriter
小椋佳のアルバムは、1971年11月の「雨」から、1981年11月の「いたずらに」までを、ほとんどコレクションしているのかと思っていたが、意外に、その間の「少しは私に愛をください」、「遠ざかる風景」、「5・4・3・2・1・0」、「マルコポーロの冒険」、「愛のABCD」の5枚が抜けていた。(それ以外は揃っているのだが)
コンサートへは一度も行ったことはないはずだ。この頃(当時)、大阪でコンサートをやったことがあるのだろうか(やってれば、行ってそうなものだが)

小椋佳、いま改めて聴いてみて、ずいぶん、優しく聴こえる。そう言えば、小椋佳を買ってきてくれた彼も、たしか、ずいぶん優しいヤツではあったな、と思い出す(古い話だ)。
小椋佳を初めて知ったのは、その彼、会社の後輩に何かいいレコードはないか、と尋ねたところ、買ってきてくれたのが、「帰っちゃおうかな」だったわけだ。これが、私の、いわゆる「フォーク」の世界を知るきっかけとなった記念すべきレコードである。
じつはこの時、彼は岩崎宏美の「あおぞら」も買ってきてくれた。岩崎宏美のレコードも、デジタル化の予定である。(彼が買ってきてくれたレコードはプレゼントではないので、念のため)
その後、自分で初めて買ったアルバムが、たしか、「彷徨」だったはずだ。「彷徨」はある意味、私にとっての、もっとも小椋佳らしい、懐かしい思い出のアルバムとなっている。
それ以降は、レコード店で「小椋佳」の名が目に触れるたび、コレクションに加えて行ったということになる。


《 RelationSite 》
小椋佳倶楽部
徒らに戯らに




■ 雨 (C1b1)



お前が行く朝
雨が降り時が流れて
春の雨はやさしいはずなのに
雨が降ると…
白い雨が降る街
白い浜辺に
少しは私に愛を下さい
屋根のない車
小さなハツカネズミは私です
この空の青さは

Release: 1971年11月
Label: Polydor(MR 2206)




■ 彷徨 (C1b2)



しおさいの詩
春の雨はやさしいはずなのに
雨が降り時が流れて
木戸をあけて ~家出をする少年がその母親に捧げる歌
小さな街のプラタナス
六月の雨
この汽車は
白い浜辺に
あの人がいってしまう
少しは私に愛を下さい
あいつが死んだ
屋根のない車
この空の青さは
さらば青春

Release: 1972年3月
Label: Polydor(MR 2211)




■ 帰っちゃおうかな (C1b3)



想い出してください
帰っちゃおうかな
走らないで下さい
風の足跡
公園に来て
大いなる旅路
うす紅色の
名もない魚
この胸の高なりを
陽だまりの仲間達
風車まわれ
愛がこわれそう

Release: 1972年12月
Label: Polydor(MR 5026)




■ ほんの二つで死んでゆく (C1b4)



西の空だけが
オナカの大きな王子さま
海辺の恋
ぼうやおねむり
公園に来て
帰り道急ごう
同情(あわれみ)
風車まわれ
ほんの二つで死んでゆく
暇つぶし以上に
風は過ぎ人も過ぎ
子供らの明日
僕達の進軍

Release: 1973年6月
Label: Polydor(MR 5028)




■ 残された憧憬 (C1b5)



落書 I
落書 II
花化粧
落書 III
白い一日/落書 IV
野ざらしの駐車場
飛べない蝙蝠
落書 V
夕ぐれの河に
ひときれの青空
落書 VI
糸杉のある風景
落書 VII/残された憧憬
落書 VIII

Release: 1974年7月
Label: Polydor(MR 5046)




■ 夢追い人 (C1b6)



いまさら -イメージ-
思い込み
坂道
淋しさ
そこにいる君ではなくて
不思議な顔
送り風
天井
グレープジュース飲んだ
夢追い人とだまされ屋
思い込み

Release: 1975年10月
Label: Polydor(MR 5065)




■ 道草 (C1b7)



雨の露草に似て
スタンド・スティル
私の悲しみには
誰かに背負われて
何処から何処へ何の為に
吐息
しじま
道草
旅仕度

盆がえり
シクラメンのかほり
縦縞のシャツを着て
くぐりぬけた花水木
何年ぶり
めまい

Release: 1976年6月
Label: Kiyyt(MKF 1001)




■ 渡良瀬逍遥 (C1b8)



逍遥
君が持っていた僕の青春
春なんだなあ
身辺抄
哀れみこめて青春が見ている
君の肩越しに
渡良瀬を行けば
思いおこせば
真夜中のメッセージ
風船の愛
地平線
君が旅に出ると言った時には

Release: 1977年4月
Label: Kiyyt(MKF 1009)




■ 心の襞 (C1b9)



想い出の君へ
心の中のシーソーゲーム
日曜日には君を
俺には分からない
心の襞
船で行った人に
夕焼けの三角公園で
電話ボックス
一枚の写真
私の中の私達
こうして

Release: 1977年12月
Label: Kiyyt(MKF 1022)




■ 風の鏡 (C1b10)



序曲風の鏡
冬木立
涙の色
悲しみの終わりに
僕等の四季
秋の一日
これが人生だろうか
突然の君の訪れ
まだ乾かない油絵の
愛について
風の鏡

Release: 1978年6月
Label: Kiyyt(MKF 1032)




■ 長距離電話 (C1b11)



ひたすらに
スケッチブック
Long Distance Call
ふりむけば愛
忍ぶ草
流行電車
惑い
ふと足をとめて
私の心はフリージア
モク拾いは海へ

Release: 1979年3月
Label: Kiyyt(MKF 1046)




■ 瞬間 (C1b12)



化身
二人こうして
便り届くなら
あなたのために
熱い瞬間
花霞そして舞落葉
私は送り風
EDY-GO-ROUND
まごころ
流れるなら

Release: 1980年3月
Label: Kiyyt(MKF 1061)




■ いたずらに (C1b13)



ギャラクシー・パーフェクション
紫のドレス
ワンサイドゲーム
夢飾り
心に空地を
赤いバラ
恋、してしまうもの
徒らに、戯らに
サンゴ樹の葉裏の
サヨナラ

Release: 1981年11月
Label: Kiyyt(28MKF0020)




[ OglaKei: 13Album / 13Record ]

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