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中米ニカラグアとの架け橋 JICAでの活動

2010年6月21日より中米ニカラグアに派遣されました。日本との架け橋を目標に2年間の日々を書いていきます。

悲しい事にニジェールの仲間が任期短縮に・・・・。

2011-03-18 | 日記

本日、ニジェールに派遣されていた隊員から協力隊の撤退のメールが入った。ニジュール共和国とは、西アフリカにあり面積が1,267,000k㎡で人口が1,467万人の国です。産業が遊牧とウラン産業といった産業が経済を支えています。HDIが世界最下位ともっともまずしい国と言われています。

 

 

ニジェール共和国の紹介はウィキペディアで↓

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB

 

 

 

 ニジェールでは、これまで特にフランス人を対象に誘拐事件等が多発していたそうです。そこで今年に入りフランス政府のボランティアや米国のボランティアが撤退した事を受け外国人に対する相対的被害リスクが高まったと考えられ日本のボランティアも撤退が決まったそうです。

 現在は、ニジェール隊員の全員が日本に帰国しているそうです。活動半ばにして帰国とはあり隊員の全員が悔しい思いをしているそうです。21-1次隊は10ヶ月の活動でしたが特別任期短縮として扱わられ、隊員に聞くと任期終了と任地変更の二つの選択ができると聞きました。22-1次隊以前の方は任期満了になってしまったそうです。といっても近くの国に案件があるかどうかで変わってきますが。

 国の事情によっても派遣は中止になってしまいます。せっかく遠い任地に来て貴重な体験をしているが明日には何が起こるかわからないと言う事もしみじみ思いました。思いの叶わなかった仲間の分一日一日を大切にしていかなければいけないと改めて実感しました。

 


ニカラグアの床屋さんは、ちょーーー安い!!

2011-03-17 | 日記

現場での話しだが私が髪を自分で切っている話になった。そこで床屋の話になった。ニカラグアの男性はほとんどがスポーツ刈りの短めバージョンである。その為、私からするとちょっと栗っぽいな~と思っている。それ以外の髪型もできるらしいがあまりニカラグア人はしない。もし、日本人がニカラグアで髪を切りに床屋に行きたい場合は、切ったばかりの自分の写真を持っていくと一応その通りに切ってくれるという。びっくりするのはその値段。カットのみだが1ドルで終わる。今のレートから換算して100円もしない事になる。なんて安いのだろう。日本でも1000円カットがはやっているがそれ以上だ。その為、月に2回ほどの床屋は欠かさず言っているようだ。そういっても200円。ちょー安すぎ!!

今日は、昼から電気が止まった。市役所の中は電気が消えて真っ暗。ほとんどのパソコンはデスクトップであるため業務もほとんど進まなかった。私といえば、ノートパソコンを利用しているため、一人でインターネットを独り占め!!いつもより快適にアクセスができたように感じる。役所には、サーバー用にバッテリーが備わっており10時間ぐらいは備蓄している。10時間以内ぐらいには早く回復してほしい。

 

※隊員の間では、ニカカットと言っている。私もたぶん一度はここにいる間にやると思われる。


屋根取り付け工事も後半戦

2011-03-16 | 日記

 工事も終盤に近づいてきた。昨日より屋根の取り付け工事が始まった。一枚一枚手作業で9mの天井に載せていく。私が見ているときにヒヤッとする出来事が起きた。上で持ち上げているオデールが手を滑らせトタン屋根が下に落ちてしまった。「ガゴン!!」という音とともにトタンは落ち、くるくる回り落ち着いた。たまたまその時だけ人が通っていなく「助かった。」と思った。先日の怪我で注意しようと言う気になっているもののやはり足りない。元から作業員が3人でやっているので声で呼びかける以外方法は無いのも事実。なんとか早く安全道具一式を確保したい。

 日本の地震もあった事によりだいぶ市長も考え方が変わってきたようだ。この工事も終盤だが、やっと柱の補強工事の方に気持ちが傾いている。ちょっとの地震では壊したくない。できれば避難所と言われるくらいの強度にしたいほどである。気持ちとしては、「初めのプランでよかったじゃん!!」と思うところだが、一番の問題は、柱がお0.5mほど浅くなっている事が問題に感じる。現在対処方法を考え中・・・・。 

 

当初の予定はトタン屋根では、なかった。ポリカーボネートか塩化ビニールの透明な屋根にする予定だったのだが、いつの間にか変更になっていた。


2日ぶりの水に久々の髪を切った。

2011-03-15 | 日記

 朝4時ごろ、ママが起きて外が騒がしくなった。水が約2日ぶりに開通した。最近は水が一日30分から1時間ぐらいしか出ない為、寝る際にどこの家でも蛇口を開いて寝ている。水が開通すると何時でも起きてどこの家でも水を貯める。そうしないと洗濯も食事もトイレの水といった生活に必要な水が確保できないからだ。もちろん私の家も例外ではない。だいたい常時ドラム缶3杯分の水は確保してある。一日2人でドラム缶半分の水を使うので5~6分の水を確保している計算だ。私の場合洗濯に関しては、まともにできないため首都に上がる際にバック一杯の洗濯物を詰めてマナグアの連絡所で洗っている。首都マナグアだけは、ニカラグア湖とマナグア湖という大きな湖があり、そこに上水場があるため水が出ないことがほとんどない。ここに着てこんなに水に苦労するとは思わなかった。日本では水は沸くものだと思っていたくらい使っていた。今はシャワーの回数ももちろん減った。最近では2日に一度入るくらいのペースになっている。さすがに2日以上は体がかゆくなるのでバケツ2杯で行水をしている。以前はバケツ3~4杯分の水を使わないと体を洗うことができなかったがポイントを覚えてきたのか今では水の量が半分になった。ママは、気を使ってくださりいつもバケツ半分ほどの水を沸かしてくれる。お陰でぬるま湯で体を洗うことができ助かっている。

 水道菅は、一家に一本しか普通は引いていない為どこかの蛇口から水が出ていると他の蛇口からは水が少ししかでないかシャワーのように高い位置だとでない。今日は、先にママが水を貯めていた為私はその間シャワーを浴びることができない。そのため髪を切ることにした。朝4時半から髪を切っている姿はかなり滑稽。こんなことも初めての経験である。ちょうど、水もたまり二日ぶりのシャワー!!やっぱ、水って一番大事なんだなぁ~としみじみと思う。

 

今回はちょっと長めに切りました。


ブログを落ちつくまで自粛しようと思いましたが........

2011-03-14 | 日記

 私は、仕事に力が入らず毎日地震情報が気になりインターネットに張り付いている日々が続いています。余震はまだまだ続き10分に一度の割合で地震が起こっているようです。日本では心配で眠れない日々が続いていると思います。親や友達の連絡から日本の様子が思い浮かびます。最近では、物資がスーパーから姿を消したと聞いています。親もトイレットペーパーを買いに朝スーパーに並んでいるそうです。ガソリンもほとんどのガソリンスタンドで売っていない状態が続いていると聞いています。計画節電が始まり一日3時間ほど東京でも電気が消え、そのため電気でポンプアップしている水道は停電の際には止まってしまうそうです。また福島や岩手では今も電気がきていない地域が多くあると聞きます。そして一番気になるのが原発の行方です。福島原発第4号機の異常により日本そのものが大きく変わりそうです。毎日のあまりに目まぐるしい変化のニュースを聞いていると何もできない自分の無力さを感じてしまいます。

 ブログも日本が落ち着くまで書くのを自粛しようと思いましたが、今できることを一つ一つ積み重ねて行く事だと思い続けていこうと思います。そして、災害に対してニカラグアの人に伝えていく事も大事な事だと考えます。日本を思う気持ちはどこの国にいても同じだと思います。一日でも早い復興を祈って止みません。